船内感染が起きたと推察される、
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について。
私的には、
大変得がたい『感染実験の記録』としてみてますので。
関連ニュースを見つけたら、
マメにブックマークを付けているのですけど。
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いやぁ、
これ凄いですねぇ。
ここまで大量の感染者が出てくる、とか。
ちょっともう予想外……
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というわけでも無くて。
件のクルーズ船の
船内事情を鑑みると、
ある程度予想されていた事態、
とも言えます。
というのも、
例のクルーズ船は
横浜沖に停泊後、
最初のうちは、
乗客を船室内に完全に封鎖して、
事実上の隔離体制を実現していたのに。
その後、
換気の問題とか。
乗客の精神衛生の問題から。
船室外に出て活動する時間を作ってしまいました。
つまり、
現在船内では
乗客、乗務員の隔離が不可能になっていた。
となれば、
感染が拡大していくのは自明の理。
というわけです。
さすがに
日本政府もこの現状が無視できなくなって。
ここへ来て、
乗客を下船させて
日本国内で隔離する体制に切り替えたようです。
こういう点について
テレビできちんと説明すればいいのだけど。
なぜか、
テレビで解説するコメンテーターは
こういう丁寧な説明をすっ飛ばすんですよね。
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かといって。
行き先未定で下船させる事も出来ませんし。
それやったら、
国内で
深刻なパニックを引き起こしかねません。
下船した先から
新たな感染者が出てしまった場合。
『政府の政策が間違っていた』という結果になって。
政府の言うことは信じられないから、
と
病院へ患者が殺到します、って。
その場合に起きる混乱は、
これまでの比ではないですよ。
中国みたいな、
混沌とした状況になります。
日本と中国の状況、
中国と中国以外の各国の状況で、
一番大きな違いは。
まずもって、
国民が政府の指示に従っていて、
不必要な診療を減らし、
医療資源がパンクするのを回避できているか、否か。
この点が、
かなり重要な、
決定的とも言える違い、
なのですが。
何故か
テレビに呼ばれる専門家、
って。
そういう丁寧な説明はしてくれません。
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なぜなんでしょう。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルスの集団感染で、加藤勝信厚生労働相は13日に記者会見し、健康上のリスクが高い高齢の乗客などを経過観察期間の19日を待たずに下船させる方針を明らかにした。ウイルス検査を受け、陰性だった場合、希望者は14日以降に船を下り、経過観察期間中、政府が用意した宿泊施設で過ごしてもらう。
加藤厚労相は「水際対策や感染拡大防止に取り組み、国民の安全安心に万全の態勢を取りたい」と述べた。
厚労省は船内の感染拡大防止のため、5日から客室での待機を要請。一方で長期間の滞在で持病を悪化させる恐れがあるとして、高齢者や持病のある人の早期下船を検討していた。
具体的には、80歳以上の人にはすでに検査を実施。持病を抱えている人、窓のない客室で生活している人にも対象を広げていく。陰性で下船を希望する人は宿泊施設へ、陽性なら医療機関で措置入院する。すでに検査で陽性だった人の濃厚接触者は対象外になる。厚労省によると、80歳以上の人は約200人に上る。
また、新たに乗船者221人のウイルス検査の結果が出て、44人の感染が確認されたと発表した。乗客43人、乗員1人で、うち日本人は29人。船内の感染者は計218人となった。