今日、
いよいよ下船が始まりましたね。
ここにくるまで、
擦った揉んだがありましたけど。
とにかく
ここまでこぎ着けた、
日本政府は良くやりました。よ。
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マスコミは相変わらず、
『全数検査がどうしてすぐ出来なかったのか』と騒いでますけど。
無理です、って。
今ようやっと、
日に3000件、処理出来る環境を整えつつある、
って状況です。
これ、
2週間駆け回ってここまで来たって状況で。
それでも、
検査能力3000件/日。ですよ。
これでもまだ、
クルーズ船の乗客、船員を全数検査するには足りない。
しかも、
この能力、
MAX値で。
新型肺炎専用に揃えた環境ではありません。
他の病気にも必要だったり。
検疫で必要だったり。
そのための検査機器も全部含めての、
MAX3000件/日です。
それが、
2週間前ならどうなのか。
って推して知るべし。
他の検査を全部ストップして、
クルーズ船の検査に割り振れ……ってのは暴論そのもの。
それに、
休止して遊んでいる設備があるので。
使用可能、
だから
検査能力増やせた……としても。
その設備動かすための人員はどこに居るんですか。
普段業務について稼働させていない、
ということは。
新たに人員をどこからか、補充しなければ。
動かせませんよ。
片手間で、
一大感染症の検査を任せられないでしょ。
とか。
こういう理由は
散々言われてきたのですけど。
なぜかメディアは無視するんですよねぇ……
『ミスしてもオッケー』ってくらいでの
杜撰な検査レベルなら。
即座に全数対応できたのでしょうけど。
それでいいの?
メディアが求めているのは、
それで日本国民を感染拡大の危機に晒すことなのかな?
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実際、
日本以外の国の乗客について。
チャーター機での帰還手段を用意した
国が幾つかありますけど。
それも、
下船予定日が迫ってきて、
いよいよ直前になってですよね。
どの国も、
出来る事なら日本に押しつけておきたい。
自分の国で感染リスクを抱えたくない。
ってのが本音です、って。
それでも、
マスコミが騒いで
放置していたら
国民感情が政権批判へと矛先が向いてきたために。
ようやく腰を上げた、
具合ですよねぇ。
肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの集団感染で、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で陰性と判明した人が19日から順次、下船する。感染が拡大する外国船籍の大型客船が寄港した例は過去になく、政府は難しい対応を迫られたが、海外メディアからは批判も起きた。今後、同様の事態が起きない保証はなく、船籍国と寄港国の義務や負担に関する新たなルールづくりが課題となっている。
茂木敏充外相は18日の記者会見で、クルーズ船の外国籍の乗客の退避をめぐり、カナダ、イタリア、韓国などが航空機を派遣する意向であることを紹介し、「他の国、地域からも今後、同様の要望が寄せられる可能性はある」と述べた。既にチャーター機で乗客の米国人とその家族計328人を帰還させた米国に追随する形だ。
停泊は2週間を超え、一部の海外メディアは乗客を船内にとどめる対応を批判する。だが、米政府は日本政府に当初、「14日間の検疫期間を船上で過ごすことがウイルス感染の拡大を防ぐ最良の方法であるとの米衛生当局の判断に基づき、早期に下船・出国させる考えはない」と説明(河野太郎防衛相のツイッター)。チャーター機派遣時には「日本政府の対応に感謝している」と伝えた。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は18日の記者会見で、船内待機の対応について「適切だと思っている」と強調した。
ダイヤモンド・プリンセスは1月20日に横浜を出港し、香港、ベトナム、台湾などを回って2月3日に再び横浜港に入った。香港で1月25日に下船した男性が陽性と判明したのは2月1日だった。
政府は3日から船内で検疫を開始し、その後、医師の派遣や医療品の配布などの支援を続けてきた。
こうした対応は国際法上の義務によるものではない。ただ、入港を拒否すれば、人道上の批判を招くのは確実で、1000人を超える日本人乗客がいる以上、受け入れないという選択肢はなかった。
一方で、ダイヤモンド・プリンセスは英国船籍だが、これまでのところ英政府の動きは全くといっていいほど見えない。
国際法には、公海上の船舶の保護は、その船舶の旗国(船籍国)の責任で行うべきだとする「旗国主義」の考え方がある。しかし、今回のようなケースでは、関係国の中で、どの国が一義的な対応や負担の義務を負うかについて取り決めがないのが実情だ。
政府高官が「来る前からかなり蔓延(まんえん)しているはずだ。船内でパーティーを開いていたから」と語るように、日本の領海に入る前から船内では感染が広がっていた可能性は強い。今後の教訓を得るためには、日本の対応の適否だけでなく、英国政府や船長、運営会社などの責任も見極める必要がありそうだ。
外務省幹部は「一段落したら、国際社会で新しいルールづくりを進めるのが日本の仕事だ」と話している。
【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)で緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は18日、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を船内で待機させた日本政府の措置について、乗客らが(検査などを受けずに)各国に散らばってしまうより「明らかに好ましかった」と評価した。同船をめぐっては、船内に乗客乗員をとどめる日本の対応を批判する報道が米国などで相次いでいた。
ライアン氏は18日、同船で起きた新型コロナウイルスの集団感染について「船やホテルは、ウイルスの感染拡大がより広がりやすい特別な環境だ」とした上で「感染者が予想以上に増えた」と指摘した。ライアン氏は「(今回の集団感染は)とても不幸な出来事だったが、日本政府は適切な対応をしてくれていると信用している」と述べた。
WHOは、同船で感染拡大を防止するための対応を日本当局と緊密に協議している。
一方、WHOのテドロス事務局長は18日、中国、香港、マカオ、台湾を除く12カ国で、新型肺炎の「人から人の感染」がこれまでに92件確認されたと指摘した。横浜のクルーズ船を除いて、中国国外では「持続的な感染は確認できない」と指摘した。
追記:
クルーズ船からの乗客下船を報じる記事を追加。
しかし
乗船者3700名に対して、
感染者550名弱、とか。率にして14%。
現時点でだけど。
この感染率は群を抜いて多いよねぇ。
人口1000万人の都市で、140万人感染、ですから。
特殊事例、と言ってイイくらい。
新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、高齢者を中心とした乗客らの下船が19日、始まった。予定期間は21日までの3日間。初日の対象者は約500人で、ウイルス検査で陰性が確認されている。
乗客らは感染者が確認された5日から健康観察期間の14日間、客室で足止めされていた。当初約3700人いた乗客乗員のうち、感染確認されたのは計542人に上る。