kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

謹んでご冥福をお祈り申し上げます ―― 漫画家のジョージ秋山さん死去

突然の訃報で、
大変驚いています。
とはいえ、
興味の無い人にとっては、
まったく
どうでもいい情報で。
浮浪雲』(ちなみに『はぐれぐも』と読みます)
と言っても、
大半は、
ピンとこないのではないでしょうかねぇ。



私が
このマンガに出会ったのは、
もう20年以上前の
大学生の頃で。
その頃、
球漫画の『あぶさん』を愛読していて、
たまたま
同じ雑誌に掲載されているのを
見かけてから。
ちょくちょく
目を通すようになりました。
もともとは
大河歴史ドラマと下町人情ドラマを
ミックスしたような
コンセプトの一話読み切り主体ストーリー
だったのですけど。
これが
いつの間にか、
『仏教説話集』みたいな、
人間の欲の深さ、裏表を、赤裸々に告白するような
内容になってきて。
そうなると、
物語的には、
ヤマもなければオチもない。
みたいな。
淡々と平板な日常世間話になってしまうのですけど。
それが
ある種、
独特な世界観で。
強烈に
惹き付けられたのを
今も覚えています。
なんと言えばいいのかな、
『悟り』を開いた人が、
ぐるッと一周回って、生臭に戻ってきた。
みたいな……
達観しつつ、
欲と付き合いながら、
ときにはハメを外して大変な喜びとか苦労を背負いつつも生きていく。
『現代版説法集的大人のお伽話』
みたいな。
そんな具合で。



その
長期連載も
数年前に終了して。
この先に
果たして何が出てくるのか、
ひそかに
期待していたのですけど。
それを見る事は叶わなくなってしまい、
残念です。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

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漫画家のジョージ秋山さん死去 「浮浪雲」44年連載

 44年続いた時代劇漫画「浮浪雲(はぐれぐも)」などを手掛けた漫画家のジョージ秋山さん(じょーじ・あきやま、本名・秋山勇二=あきやま・ゆうじ)さんが5月12日、死去した。77歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。
 昭和18年、東京生まれ。41年、「ガイコツくん」でデビュー。人間の善悪を問いかける作風で話題となった「銭ゲバ」「アシュラ」など、日本漫画史に残る多くの作品を手掛けた。
 48年には江戸の人々の喜怒哀楽を描いた代表作「浮浪雲」の連載を漫画誌ビッグコミックオリジナル」(小学館)で開始。平成29年の最終回まで、44年にわたる長期連載となった。遊び人でありながら剣の達人でもある主人公・浮浪雲が人気を博し、渡哲也さんやビートたけしさん主演でドラマ化もされた。
 小学館によると、秋山さんは次回作を構想中だったという。ビッグコミックオリジナル編集部は「長年にわたり、日本の漫画界を牽引(けんいん)してこられたジョージ秋山先生の生前の多大な功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。