kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

お悔み申し上げます…… ── 漫画家の鳥山明さん死去、68歳

この訃報を見たとき、
正直
目を疑いました。
だって、
そういう……体調を悪くされて入院した、とか。
大病に罹った、とか。
そういう話題は
いっさい出ていませんでしたから。
あり得ないだろう、って。
思いましたよ。



スタジオの公式発表によれば、
死因は急性硬膜下血腫、だそうで。
これは
病因ではなくて外傷によるものですね。
で、
毎日親の介護をしている私が
パッと思い浮かんだのが。
今の時期だとよく聞く、
『ヒートショック』です。
古くは
『湯あたり』として知られている事故ですね。
これ、
今の季節だと
テレビとかでたまに取り上げられていますけど。
冬場の老人の死亡事故原因として、
毎年
上位に並びます。
これはねぇ、
寒さで緊張して収縮していた血管に、
体温よりも高いお湯を浴びたことで
一気に大量の血液が押し流されることで。
血管が傷ついて、破れたり、穴が開いたり。
破れた血管を直そうとして血栓ができて、
それが詰まったり。
一言で
『ヒートショック』などと説明していますけど、
症状はいろいろで。
その場で頭の痛みを訴えて倒れるとか、
外から見てても
ハッキリと分かるような病状だったら、
すぐに救急車を呼んだりして対応して。事なきを得たりできるのですが。
これが、
ちょっと気分が悪くなったけど、すぐに良くなりました。
とか、
血管に小さな傷がついた程度で、
じわじわと血液が頭蓋骨の中で漏れていて。
徐々に傷口が広がっていたりするようなケースだと。
お風呂に入って疲れたから休みます、とか言って
休んでいる間に
いつの間にか容態が悪化してしまい、
漏れた血液がたまった分だけ脳が圧迫されると
本人は体が動かせず言葉もしゃべれなくなって。
異常を訴えることができなくなりますから。
周りの人が
気が付いた時には手遅れになっていて……
救命が間に合いませんでした。
ってことが、
冬場のお風呂の事故で、
老人を介護する現場で最も注意しなければならない事例です。
この話は
老人介護の現場で耳にタコができるほど繰り返し何度も説明されて、
念押しされてきたので。
なので、
今回の訃報を目にしたときに、
真っ先にコレが頭に浮かんでしまいました。



私は、
DORAGON BALL』の漫画連載をリアルで読破していた世代で。
当時の
少年ジャンプ・テレカはいまだに宝物の一つとして大切に保管しています。
DORAGON BALL』は
今思うと、
誰もが持っている『力への憧れ』を具現化した漫画でしたね。
連載の最初の方は、
それなりにストーリーがあって。
戦う理由があったのですけど。
その理由も
連載が進んで。
漫画連載が終了してもアニメ制作が続いて
話数を重ねていく中で。
単に
『この世界で誰が一番強いのか』という、
いろんなシチュエーションがあっても
結局は
『最強』の称号を追い求めて、
人生のすべてをそこにかけて戦い続ける。という。
善とか悪とかいう道徳観念を超越した場所で
ひたすらに
自分の夢を追い求める、欲望のままに生きる、
『戦士』の生きざまに集約していく。
そういう
人間が持っているある種の業を具現化して突き抜けた
物語でした。
『マンガ』『アニメ』という表現であらわされたその内容は、
神話とか経典とか聖書とか、
そういった形式で
古代から人間が何度も繰り返し伝えてきた物語で。
だからこそ
DORAGON BALL』は
多くの人に愛されて。
世界中の至る場所で熱烈に支持されたんだろうと。
そして、
この後も語り継がれていって。
生みの親が亡くなった後も、神話は続いていくでしょうけど。
DORAGON BALL』とは
また違う
新たな神話が生まれる可能性はなくなってしまいました。
本当に本当に残念です。



謹んで
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

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漫画家の鳥山明さん死去、68歳…「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」「ドラクエ
 「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」で、子どもたちや若い世代の間に爆発的な人気を博した漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫で死去した。68歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
 鳥山さんは1955年生まれ。愛知県出身。78年に漫画家デビューし、「週刊少年ジャンプ」(集英社)などで活躍した。「Dr.スランプ」は、天才博士が生み出した少女型アンドロイド「則巻アラレ」が起こす日々の騒動を描き、「ガッちゃん」「空豆ピースケ」など多くの人気キャラクターを生み出した。81年にはテレビアニメ化された。
 84年に連載が始まった「ドラゴンボール」は、主人公の「孫悟空」が、7個そろうと願いがかなうドラゴンボールを探す物語。ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインも手がけた。

 

 

 

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ファン、関係者の皆さまへ

 突然のご報告になりますが、漫画家・鳥山明は2024年3月1日、急性硬膜下血腫により永眠しました。68歳でした。
 熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあり、まだまだ成し遂げたいこともあったはずで、残念でなりません。
 ただ、故人は漫画家としていくつもの作品を世に残して参りました。
 多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができました。
 これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末長く皆様に愛され続けることを切に願います。
 生前のご厚誼に深く感謝し、ここに謹んでお知らせいたします。
 なお、葬儀は近親者のみにて執り行いました。
 静謐を望む本人の意向により、ご弔問・ご香典・ご供物・ご献花その他はご辞退申し上げます。
 家族への取材等につきましてもお控えいただけますよう、ここにお願い申し上げます。
 今後のお別れの会等については未定ですので、決まり次第お知らせいたします。
 何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

2024年3月8日
株式会社バード・スタジオ
株式会社カプセルコーポレーション・トーキョー