当初は、
『テロ』説まででていた
中東の火薬庫レバノンの首都ベイルートでの大規模爆発。
なにせ、
一瞬で付近一帯が吹っ飛んで、
建物という建物がなぎ倒され。
赤黒いキノコ雲が立ち上ったかと思うと、
猛烈な勢いで
燃え始めたのですから。
これを見て、
『すわ爆撃か!?』と
勘違いがあったとしても。
仕方がないですよ。
どう見ても、
爆撃されたソレですから。
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発生したのが7日前の今月4日。
そこから1週間が経過して。
正式に『事故』で確定したようです。
ちなみに
1週間後の今、
この事件での死者は約160名ほど、負傷者6千人以上
当初から
事故現場が
化学薬品が大量に保管されていた倉庫であった事から。
原因として疑われていたのですけど。
時間の経過とともに
出てきた結果は、
ほぼ、
当初の予想通り、
でした。
しかし、
それだけでは済まないようで。
事故の原因となった、
倉庫に山積みの化学薬品について、
事故が起きる以前に
何度も
検査の手が入っていて。
その危険性が指摘されていたのだとか。
検査を担当した
現場役人から
改善要請を含め
警告まで出ていた、
とか。
しかし、
政府内で、
この件での報告を受けた後、
なんら改善に関する動きは無くて。
現在、
その当時の報告を受けた後の
政府対応が問題視されて
国民から
責任を追求されて。
ついには
政権が一斉退陣する事態にまで
発展しています。
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そりゃねぇ、
そうなるよね。
半年以上も前の
今年の1月には
既に危険性が指摘されて
現場から警告まで出ていて。
その時点で
改善していたら。
こんな
大惨事にはなりませんでした。
って
言うのだから。
それを聞かされたら、
遣り切れませんよ。
責任をとり
辞任して
それで
怒りが収まるのかどうか。
この事件、
まだまだ波乱が続きそうです。
レバノン首都の大規模爆発、死者100人に
[ベイルート 5日 ロイター] - レバノンの首都ベイルート中心部に近い港湾地区の倉庫で4日、大規模な爆発が発生した。レバノン赤十字社によると、死者は100人に達した。衝撃波で窓ガラスが砕け散り、建物は倒壊、首都全体に振動が伝わった。
赤十字のジョージ・カタネフ事務総長は5日、現地テレビ局に対し、がれきの中にさらなる犠牲者が埋められていると語った。
ハサン保健相はは先に、78人が死亡し、4000人近い負傷者が出たと明らかにしていた。
アウン大統領は、2750トンの硝酸アンモニウムが安全対策を取らずに6年間、同港湾地区に保管されていたとし、「容認できない」と述べた。
また、5日に緊急閣議を招集、2週間の非常事態を宣言すべきだと表明した。
ソーシャルメディア上に掲載された映像には、現場付近から煙が柱のように高く上昇したのに続いて巨大な爆発音が鳴り響き、白い煙と火が立ち上がった様子が映っている。道路には倒壊した建物や飛び散る破片、大破した車と家具が散乱し、血を流している人々が助けを求めて叫ぶ姿が見られた。
爆発から数時間後も、港湾地区では炎が上がっている。
当局者らは爆発につながった最初の火災の原因に言及しなかった。治安当局者や現地メディアによると、倉庫に空いた穴の溶接作業が原因とみられる。
ハサン保健相は「多くの人が行方不明となっている。停電が起き、夜の捜索が難しい状況だ」と述べた。
同相は「われわれは大惨事に直面しており、被害の全容を把握するには時間が必要だ」とした。
ディアブ首相はテレビ演説で「関与した者に代償を払わせる」とし、爆発した倉庫の保管品についても詳細を明らかにすると述べた。
レバノンと対立関係にあるイスラエルは爆発への関与を否定。人道支援や医療支援を提供する用意があると表明した。
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援するイランや、サウジアラビアも支援を申し出た。
米国、英国、フランスなど西側諸国も支援の用意があると表明している。
キプロスは医療物資を支援する用意があると表明。爆発現場から約160キロ離れたキプロスでも各地で爆発音が聞こえた。
トランプ米大統領は記者向けブリーフィングでベイルートの大規模爆発は攻撃のようだとの見方を示した。ただ、2人の米政府当局者は、最初の情報は攻撃の可能性がないことを示していると述べた。
レバノン爆発事故、安保当局が7月に大統領と首相に危険性警告
[ベイルート 10日 ロイター] - レバノンの首都ベイルートで4日発生した大爆発事故の原因とされる港に保管されていた2750トンの硝酸アンモニウムについて、アウン大統領やディアブ首相は安全保障当局から事前に危険性を警告されていた。ロイターが、当局による報告書や複数の安全保障担当高官の取材を通じてこの事実を突き止めた。
今回初めて存在が明らかになった報告書は、国家安全保障局が事故に至る経緯をまとめたもので、その中には7月20日付けで大統領と首相宛てに私信が送られたことが記されている。報告書で私信の具体的な内容は言及されていないものの、ある安全保障担当高官はロイターに対して、硝酸アンモニウムについて直ちに安全対策を講じるべきだと促した1月の司法当局による調査結果が要約されていたと説明した。
この私信作成に関与していた同高官は「硝酸アンモニウムには危険性があり、盗まれた場合は、テロ攻撃に利用されかねなかった」と述べ、爆発すればベイルートが壊滅する恐れがあると、自身が政府首脳部に訴えていたと付け加えた。
アウン大統領は先週、事故前に硝酸アンモニウムがあることは知っていたと認め、直属機関の最高国防評議会の事務局長に「必要な措置を講じる」よう指示したと語った。ただこうした直接的な警告を受けながら、結果として適切な対応を怠ったことが分かり、汚職や経済危機などを含めた政府に対する国民の怒りがさらに強まりそうだ。
レバノン政権が退陣 大規模爆発で圧力、政情不安に拍車
【カイロ=佐藤貴生】ロイター通信によると、レバノンの首都ベイルートで起きた大規模爆発を受け、同国のディアブ首相は10日、退陣を表明した。
大量の危険物が長年放置されていたことが爆発の原因との見方が高まり、政府の腐敗や怠慢が背景にあるとして国内外からの圧力が強まっていた。政情不安に拍車がかかりそうだ。
4日発生した爆発では150人以上が死亡。約30万人が住居を失ったもよう。
ディアブ政権は1月に発足したばかり。ハリリ前政権が大規模な抗議デモを受けて崩壊しており、ディアブ氏は実務者中心の政権をめざしていた。一方で、3月にはデフォルト(債務不履行)に陥るなど深刻な経済状態にあり、政治空白ができれば混乱に拍車がかかることも懸念される。