kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

根っこが腐っているからダメじゃネ? ―― みずほ銀、デジタル口座への移行作業中断

先月末28日からATMが断続的に使用できなくなる、
という
大失態をやらかした
メガバンクの一角『みずほ銀行
この
大不祥事のその後、をまとめたニュース記事が出ていたので。
ブックマークを付けてみました。



といっても、
今回の不祥事の原因、
それから
再発防止策などの
みずほ銀行側の対応については、
現状、
いまだ内部調査中、対策検討中、
ということで。
そもそも、
28日に発生したシステム障害によって
ATMに吸い込まれたままになっている
キャッシュカードや預金通帳について。
いまだ
返却出来ていない分があるとか。
原因究明とか
再発防止策の策定の前に、
問題解決終了していない、出来ていない、
という
お粗末な状態です。



私的には、
この件、
外部からトップを招聘して
企業風土そのものを刷新して行かないと
何も変わらない、変えられないように思えます。
数年後に
また似たような不祥事をやらかすんじゃないかな。
というのも、
10年ごとに、
定期的に何かやらかしている、って。
これちょうど
人事のサイクルと一致している、っぽいんですよねぇ。
不祥事をやらかして、
それを体験した
現場の人間が残っている間は、
経験が現場に浸透しているのだけど。
現場の人間が移動して居なくなると、
体験が
知識、規則、マニュアルとして引き継がれないので。
似たような不祥事をやらかしてしまう、
という。
外から見ていると、
そんな具合に見えます。



実際、
内部でその都度ごとに
きっちり対処して。
問題に対する処方、再発防止対策のマニュアル化も
なされているのでしょうけど。
それらは
個々の問題に対する対策止まりで。
根幹の部分が腐ったままなので、
10年サイクルで、
似たような不祥事をやらしている、とか。



もしくは、
もう一つ
原因が考えられて。
そっちの方がより深刻と言える、ものがあります。
みずほ銀行で起きている不祥事は、
システム絡みなので。
基幹システムが
根本的にポンコツ
つぎはぎだらけで破綻寸前、だとか(笑
それで、
ネットワークの進歩だ、
規格の変更だ、
なんだかんだで、
だいたい
10年ごとに
基幹OSってなんらかの更新が必要になってくるんですよ。
外部環境が
進歩発展していくので。
それに合わせて、
どうしても変更、改良、修正、改善、が必要になります。
そのタイミングで、
つぎはぎだらけ破れる寸前のシステムが、
ボコボコ穴開きまくって破綻して。
不祥事に発展、大炎上している、とか。
ただ、
こっちの場合だと、
システム根幹が腐っています、という話なので。
かなりヤバイです。
システムを稼働させている限り、
根本的な刷新はほぼ不可能ですから。
絶望的、と言ってもいい状況。
騙し騙し使って
問題を先送り、薄めていくしか、
対処方法が存在しない、
という。
いつか大爆発する時限爆弾を抱えている状態で。
絶望的ですな。



果たして、
この先、
どんな調査結果が出てくるのか。
単なる
ヒューマンエラーなのか。
それとも
深刻な
システムエラーなのか。
どうなりますか……

 

 

www.sankei.com

 

みずほ銀、デジタル口座への移行作業中断 再開のめど立たず

 みずほ銀行は5日、2月28日にATM(現金自動預払機)で出金できなくなるなどの障害が起きた問題で、障害の発端となった1年以上記帳のない定期預金口座のデジタル口座への自動切り替え作業について、今月6日以降に予定していた残りの作業を当面延期すると発表した。再開のめどは立っていない。個別に希望する顧客については、引き続きデジタル化の対応を取る。
 自動切り替え作業の中断について、同行は「お客さまの取引の確実な取り扱いに万全を期すため」と説明している。
 この障害では、キャッシュカードや通帳がATMから取り出せなくなる事案が計5244件起きた。同行は4日時点で、このうち99%超について返却済み、または返却手続きを進めていることも明らかにした。残り1%弱の顧客についても、電話やメール、郵送、訪問などの手段を通じて早急に連絡を取り、手続きを進める方針だ。
 これとは別に、3日夜に起きたATM障害では、カードと通帳がATMから戻らない事案が計29件発生。4日のうちにすべて返却のめどがついたという。
 親会社みずほフィナンシャルグループとみずほ銀はトラブルの原因を究明し、再発防止策を策定の上、金融庁に今月中に報告する。

 

 

 

 

www.sankei.com

 

みずほ銀ATM障害、2つの判断ミスで傷深め…デジタル戦略にも暗雲

 みずほ銀行のATM(現金自動預払機)で出金できなくなるなどの障害発生から、7日で1週間。同行は6日、障害の発端となった1年以上記帳のない定期預金口座のデジタル化について、残りの作業を見送った。コスト構造改革コンサルティング力向上のためのみずほ銀のデジタル戦略は、運用面のまずさから、多くの顧客に迷惑をかける失態につながった。

■2つの大きな判断ミス
 2月28日に発生したシステム障害では、運用面について、大きく2つの判断ミスがあった。
 1つ目は、不稼働の定期預金口座のデジタル口座への切り替えと定期預金の月末更新の2つの作業を同時に実施したことだ。基幹システムに想定を超える負荷がかかり、それがATMの障害につながった。
 定期預金は月末に期日を迎えるケースが多いことに加え、日数の少ない2月は取引量が集中しやすい。同行の片野健常務執行役員も「月末で取引量が多く、その影響を見誤った」と判断ミスを認める。
 2つ目は、顧客対応の遅れだ。キャッシュカードや通帳がATMから取り出せなくなった事案は計5244件。日曜でコールセンターの人員が少なく、ATM障害の広がりを把握するのに時間がかかったことが被害拡大に拍車をかけた。
 ATM障害は午前11時ごろから始まっていたが、同行が全営業店に行員の出勤を指示したのは午後2時半。カードと通帳について大方の返却のめどがつくまで、およそ4日を要した。

■コスト削減へデジタル移行狙ったが…
 デジタル口座は、みずほ銀が昨年8月に打ち出したデジタル戦略拡大の施策の一つ。今年1月から、紙の通帳を一部有料化し、新規開設口座のうち、7割程度のデジタル口座への移行を見込んでいた。
 狙いはコスト削減だ。たとえば紙の通帳は1口座につき、毎年200円の印紙税が発生する。低金利で厳しい事業環境が続く中、重い負担となっていた。
 不稼働の口座は自動的にデジタル口座に移す。今年2~3月に作業を実施する計画だったが、作業中断により、他メガバンクより出遅れていたデジタル口座の導入拡大はいったん足踏みする形となる。
 「ハード面のみならず、運用面、みずほ固有の要因を含めて点検していく必要がある」。藤原弘治頭取は1日の記者会見でこう述べ、立て直しを急ぐ考えを示した。