いやぁ、
米国バイデン新政権の高官が
韓国を訪問したタイミングにあわせて
北朝鮮が
先週末というか今週頭にミサイルを発射していました。
という
ニュースが韓国政府から公表されて。
これについて、
アメリカメディアや日本メディアが大きく取り上げ、
侃々諤々の大騒ぎになっています。
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その一方で、
韓国政府が今回発表するまで
米国政府も日本政府も
この件については
関連する情報を一切公表していないので。
ミサイル察知が出来なかったのではないか。
という
憶測が流れいますけど。
それ、
まったくの的外れですよ。
というのも、
公表された情報をきちんと精査すれば
日本もアメリカも
いちいちコメントを出す立場ではない。
もっとハッキリ言うと
この件に関しては
当事者ではないので。
たとえ
ミサイル発射の事実を察知しても
コメントする立場にない。
だから
コメントを一切出さなかった。
と。
よその国もお家事情に
理由もなく
いちいち口を突っ込んだりできませんから。
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というのも、
ミサイルは国連決議には該当しない、
短距離ミサイル、
おそらく北朝鮮が『放射砲』とか呼称しているものでしょう。
そして、
ミサイルが発射された先は、
『黄海』でした。
日本海ではないんですよね。
日本のEEZ排他的経済水域、でもない。
日本とは全く関係ない場所です。
こうなると、
この件で
コメントを出せるのは
『黄海』を領海に持つ、
中国か韓国であって。
この2国が何も言わないのに、
それをさしておいて
日本やアメリカが文句を付ける、
その大義名分がありません。
なので、
今回の
北朝鮮によるミサイル発射の件については、
日米両政府は
韓国政府が物を申すまで。
口出しを控えていたのでしょう。
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と同時に。
これは
日米両政府から韓国政府へ差し出した『踏み絵』でしょうね。
もっとも
韓国政府にはその自覚がなかったようですが。
つまり、
この件の扱いについて日米両政府からは
韓国政府に対して一切注文をつけず、
好きに任せて。
そして、
韓国政府がどう動くのかを見極めていた。
即座に
北朝鮮に対して抗議声明を出すのか。
それとも
北朝鮮や中国に対しての配慮を重視するのか。
口先だけで
従来の親中新北外交路線を改める、と言っている
狂気の文オジサン大統領と
そのお仲間達の本音はどこにあるのか。
彼らの腹の中を
じっくり見極める、そのための機会として利用した。
と。
なので、
日米両政府から一切コメントを出さず、
韓国政府が公表するまで、
情報は一切公開しなかった。
その結果、
韓国政府、
狂気の文オジサン大統領とそのお仲間達の政権は、
北朝鮮と中国への配慮を重視して
数日遅れでの公表となり。
しかも
北朝鮮に対する抗議の意志は一切無し。
という。
それはつまり、
韓国政府が
依然として親中親北路線を継続しており、
日米韓の三カ国同盟を重視する気は全くない、
という。
その本音が
今回の北朝鮮ミサイル発射を通じて
日米両政府は確認できた。
と。
そんな具合かな。
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多分、
この流れ、
日米両政府の思惑について
北朝鮮や中国は気が付いているでしょう。
だから、
これまで特段にコメントを出さず
事態を静観していたのでしょうね。
そして
気が付いていないのは
唯一、
韓国だけ、という(笑
なので、
今後の朝鮮半島情勢、
北朝鮮外交は、
日米、中朝ともに
韓国を疎外して話を進めて行くだろうと思われます。
現状が理解出来ない無能を
仲間に引き込むと。
思わぬところで足を引っ張られて
全部台無しになる、というリスクがありますから。
日米、中朝ともに
そんなリスクは取らないでしょう。
北朝鮮、短距離ミサイル2発を21日発射
米「国連決議に反せず」【ワシントン=永沢毅、ソウル=恩地洋介】北朝鮮が21日朝に短距離ミサイル2発を発射していたことが分かった。韓国軍が24日明らかにした。米政府高官は、あらゆる飛距離の弾道ミサイルの発射を北朝鮮に禁じている国連決議に違反した活動ではないとの見解を示した。
韓国軍によると北朝鮮が発射したのは巡航ミサイルで、発射地点は平安南道の温泉郡付近だった。関係者によると、黄海に向けて撃ったとみられる。北朝鮮軍は冬季訓練中だった。
米政府高官は23日、北朝鮮が先週末に「短距離システム」の実験をしたと説明し、通常の軍事活動の一環との見方を示した。ミサイルかどうかの確認や飛んだ方角、飛距離などの詳細は明らかにしなかった。
バイデン米大統領は記者団から「挑発だと思うか」と問われ、「国防総省によると、いつものことだ。新しい話じゃない」と語った。挑発とは捉えていないとの認識を示した。バイデン政権下で北朝鮮によるミサイル発射が明らかになるのは初めて。
バイデン政権は対北朝鮮政策の検証を進めており、現在は最終段階にある。米国と日本、韓国の3カ国は来週にサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)の主催でワシントンで協議し、政策のすりあわせを進める。
バイデン政権は先週来、北朝鮮が挑発行為を再開する可能性があるとして警戒を強めていた。北朝鮮の朝鮮中央通信は3月上旬に始まった米韓合同軍事演習を非難する崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官の談話を18日に発表していた。バイデン政権は2月から北朝鮮に複数のルートを通じて対話を呼びかけているが、北朝鮮は拒否している。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記はトランプ前政権下の2017年末以降は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射と核実験は見合わせていた。ただ、その間も短距離ミサイルの発射実験は繰り返していた。
21日はブリンケン国務長官が日本や韓国と対北朝鮮政策について話し合ったアジア歴訪を終えたタイミングだ。北朝鮮がその機会をとらえた可能性がある。