kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

コメ返しの代わりです…… ―― アニメの性表現心配

ブックマークにコメント付けたら。
そのコメントに
星を贈ってくれた人がいたので。
ここで
私なりの記事に対する見解、
コメントの解説を
もう少し詳しく足しておきます。



コメントには、
『いや、そこで社会の常識を教えるのが親の役目だろw
 その場面で子供とコミュニケーションとれんとマジでヤバイぞ』
とか
書きましたけど。
記事には
学者の小難しい話が掲載されていますが。
こんな面倒臭い事をいちいち考える必要はありません。
単に、
『うわ何この子。胸を強調して下品』とか、
ストレートに思ったまま
子供に伝えればいいのです。
大事なのは、
『これはオカシイよ』と、
そのように感じる人が
世の中に居ることを示して。
それが子供に伝われば問題が解決します。
善悪とか、
可否とか、
何かしらの判断基準を示そうとするから。
『その判断基準は正しいのか?』という
面倒臭い話になってしまって。
『いったいどういう風に話せば=説明すればいいのか』と、
頭を悩ませてしまうわけで。
でも、
そこを説明することは
この問題の本質ではないのですよ。



ここでの
問題の本質は
目の前の表現を見て『楽しい』『心地よい』と感じる人が居れば、
一方で
『不快に感じる』『不安に感じる』人も居て。
そのような真似をしたいと思う人も居れば、
絶対に真似したくないと思う人も居る。
見るだけで不快に思う人、
絶対に真似したくない、真似して欲しくない、と思っている人に、
そういう物を見せたり、
同じ行為を強要すれば。
それは相手にとって『嫌がらせ』であって。
相手を虐めている行為なのだ。
と、
ちょっと小難しい書き方をしましたが、
ざっくり言ってしまえば
目の前に示された内容について
『受け入れられる人』と
『受け入れられない人』が居る事実を伝えて。
理解させれば、
そこから先、
何を基準にするのか、
そこは子供の自主的な判断に任せればいいのです。
また、
この時に、
『家の中では●●な基準を設ける』とか。
親子の間で
許せることと許せないことを
はっきり設定して。
共同生活を成立させるためには、
一定のルールが必要だ、という。
社会の仕組みを体験させるのも親の役目かな。
と思います。
その辺は、
親子関係の現状に即して、
適宜コミュニーケーションを取って調整していくべきものでしょう。



この問題で一番大事な点は。
先にも書いたとおり、
目の前の表現を
『好ましい』と感じる人と
『不快』に感じる人が居る現実を伝えて理解させる事であって。
表現内容の善悪を論じたり、
そのような表現の存在を認めるべきか否かではありません。
それは
個人個人によって受け止め方が違いますから。
そこまで踏み込むなら、
思いつきで喋ってしまうと、
その場の思いつきで親が喋った内容よりも
適切な説明に子供が接したときに、
『親が嘘を吐いた』と。
親の発言に対して、
不審を抱く結果に繋がってしまいます。
そもそも
全ての親が専門的な知識を持っているわけではないので。
わざわざ判りもしない事を喋る必要は
無いのです。



とまあ
ざっくり解説してみましたけど。
この問題で
最も大事なのは、
『その表現を不快に思う人が居る』
『その表現で傷つく人が居る』
その事実を
子供にきちんと伝えることです。
『表現を削除』することでは
ありません。
表現が無くなれば問題が解決する、

短絡的に考えてしまう人が
専門家の中にもけっこう存在するのですけど。
それは
その場で問題に触れる機会が減っただけで。
別の機会に
同じ問題に触れたときに、
解決に必要な指針が何も示されないまま接することになります。
つまり、
問題の根本が放置されたまま、
ただ、
見える機会を少なくしただけなんです。
だから
別の機会に同じ問題が発生して
何も解決しません。
仮に、
表現を規制する方向で問題を解決しようとすると、
『すべての表現を排除する』という
人権を否定する段階まで進まなければ
問題解決に到達できないんです。
非現実的なんです。
それよりも、
『その表現を不快に思う人が居る』
『その表現で傷つく人が居る』
その事実を
子供にきちんと伝えれば、
子供は、
そういう物を見て楽しむことは正しい事だろうか、
これは見て良い内容なのだろうか、
他人とどのように関わっていくのか、
子供なりに色々と考えて
自分なりの基準を形成していきます。
それを
親が手助けすれば良いのです。
というか、
それが親の役目ですよね。

 

 

 

アニメの性表現心配:中日新聞Web

いや、そこで社会の常識を教えるのが親の役目だろw その場面で子供とコミュニケーションとれんとマジでヤバイぞ

2021/12/25 17:50

 

アニメの性表現心配

小学二年の息子が見るアニメや漫画の性表現が気になります。男の子が女の子の胸を触ったり、下着が見えたり。「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」にも、胸を強調した女の子が出てきて、これが当たり前と思わないか心配です。作品を見せていいのか、見せるならどう説明したらいいのか悩みます。(岐阜市、36歳)

◇こうしたら!

 アニメや漫画の性表現が子どもに与える影響が心配ー。十一月十九日付で掲載した相談に、「性の強調は不快」「現実に置き換えて一緒に考えては」など、読者から共感の声やアドバイスが数多く寄せられた。(長田真由美)
女の子の下着が見えたり誤って胸に触ったり…。相談を寄せた岐阜市の女性は「女性を軽く見るような表現が当たり前、と思ってしまわないかが心配」と話す。
 愛知県豊橋市の女性(40)は「私も同じことを感じていた」と共感する。小学二年の娘と年中の息子がいるが、子ども向けなのに、胸の大きさや服装など必要以上に性が強調されたアニメやCMを見るたび、「誰のため?」と不快だった。スマートフォンの普及によって、親の知らないところで意図せず性的な表現にたどりつくこともある。「多くの親が同じ思いをしているはず。もやっとしている」とため息をつく。
 「物語と現実は別物と伝えてほしい」と提案するのは岐阜市の女性(47)だ。「プライベートゾーン(胸やおしり、性器、口)を触る、見る、見せることをしてはいけない」と普段から言いきかせている。もしそうした表現に出合ったら現実の世界に置き換えて「『自分の体を勝手に触られたらどう思う?』と一緒に考えてはどうか」と促す。「フクチマミさんの漫画など、幼い子向けの性教育の本も参考になる」と薦める。
 一方で、名古屋市の女性(42)は「小学生の子が性に興味を持つのは当たり前。アニメや漫画を完全に排除することは不可能」と力を込める。「性は生命の誕生の源。親が隠して、変な情報に接するより、オープンにした方がいい」と、普段から中学一年の娘と小学六年の息子とは、ざっくばらんに話す。その上で、相手が嫌がっているのに性的な話やからかい、悪ふざけを続けることは、相手を大きく傷つけると伝えている。「男女問わず、『セクシー』というのは人を魅力的に見せる表現の一つ。いろいろな表現に接して、自分で判断できる力を持ってほしい」と願う。
〈識者に聞く〉
どこで、どんな情報に触れるか分からない今、相談に対する反響を見ても保護者の戸惑いは小さくない。そもそも子どもが目にするメディアの性表現はどうあるべきか、専門家に聞いた。


メディアの性表現に詳しい弁護士の太田啓子さん(45)

 エロチックな表現がいけないわけではないし、親しい間柄でのわい談がだめとは思っていない。しかし、笑いを取るためのネタとして、性暴力の場面が入るのは問題だ。
 例えばスカートめくり。かつては「悪ふざけ」と位置付けられていたが、「女の子が不本意にスカートの中を見られてしまう」という状況は「ちょっとエッチで笑えるエピソード」でない。性暴力の一種だ。つまり「性表現」が悪いのではなく、「性暴力を娯楽にする表現」が問題。
 作り手に「悪い」という自覚がないから、こうした表現が生まれる。性暴力を性暴力と感じさせないような、ゆがんだストーリーに無頓着な人が多い。女の子の意思を無視して一方的な見方になっていないか。そうした作品を見たら、中一と小四の息子には「女の子に失礼。大人が無頓着な作り方をしていることに、ママは怒っている」と伝えている。
 世の中は、異性愛の男性のエロスを中心に回っている。スカートめくりをされた女性がどう感じているかを全く考えていないのが、いい例だ。三十年前ならできた表現が今はできない、ということはよくある。作り手も自分たちの意識をアップデートする必要がある。


表現の自由」と芸術について憲法学者として研究する武蔵野美術大教授の志田陽子さん(60)
 日本は、憲法表現の自由が保障されている。「表現」の世界には衝突や異論があり、社会がどちらを選ぶかは自由だ。選択に至る真摯な議論が、表現を成熟させる。
 一方で、わいせつとされる表現は刑法第一七五条で規制されている。露骨で刺激が強い性表現を規制する趣旨だが、何をわいせつとするかは、裁判所の判断も揺れている。性表現のどこが「わいせつ」なのかが分かりにくい今の状況は、表現の自由と両立しない。
 わいせつな表現よりも、差別や虐待を助長する性表現を問題視するべきだろう。海外では、そうした考え方をする国が増えている。例えば、レイプやハラスメント、いじめとなる行為を面白がってあおる表現などが当てはまる。
 子どもには「発達の権利」がある。子どもが性的な写真や映像の被写体になっていれば「児童ポルノ」として違法。しかし、そこまで行かなくても、無知につけ込んだ性的搾取というべき表現が、アニメなどの中にはある。小学生など、その意味や善悪が分からない幼い子たちが、そうしたものにさらされることを避けるフィルターはあっていい。「これは性的搾取だ」と感じる表現があれば、保護者は作り手や社会に向けてNOと声を上げていい。