kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

NHKも劣化したなぁw ―― NHK、米デモめぐる番組動画掲載やめ謝罪

なんでも、
現在
米国で国を挙げた大騒ぎになっている、
『黒人デモ』を報じようとして。
NHKがツィッターに不適切なコメントと画像を掲載した、
とかで。
駐日米国臨時大使から、
お叱りを受ける事態になり。
テレビで謝罪してました……
私は、その謝罪放送をたまたま見かけて、画像も見てしまったのですが
問題の画像は確かに酷い内容でしたね。
うん、
アレはない(泣



エンターテイメント業界で、
国外と、
とくに
米国と
少しでも取引の経験がある人だと。
この手の
『カルチャーショック』とも言える、
文化、風習の違い
は。
……ああ、
多分、
この時点、
今回の問題が、
『黒人観』という
ある種の
文化的、社会的な象徴イメージとして表現されている内容が
現実にそぐわずに
不快だ。
という。
ここが超特大問題だったのですけど。
おそらく、
NHKはそれすら理解していないで
謝っているようで。
視聴者から
受診料をふんだくって、
金余りの楽々経営をしている
NHKでさえ
この程度の理解しかない、というか手間しか掛けてない、と知って。
日本のマスメディアは、
本当に
劣化してしまったのが実感出来て。
愕然とします。
(謝罪を指示した人は問題を理解して居るけど現場は判ってないっぽいw


米国における
黒人の
『社会的な表現』というか。
具体的に
どのような人達として
描くのか。
これは
なかなか大問題でして。
それは
ハリウッド映画の中に出てくる
『黒人像』を見ていると判るのですけど。
今回
NHKが画像で表現したような
黒人像は、
あれは
1980~90年代頃までよく見られていたイメージで。
今では
実情にそぐわない古くさい物なんですよね。
具体的に指摘すると、
ストリート文化の中心であり、
ブルーワーカー中心で、
スポーツや音楽の中心で、
若者が中心。
ところが、
米国では、
すでに、
ホワイトカラーの中で壮年を過ぎた黒人達が
重要な役割を担っています。
代表的な例が
『パウエル長官』とか『オバマ大統領』とか『ライス長官』とか。
白人層を越えて、
支配的な地位に就いている人が多数出てきています。
だからこそ、
それに危機感を感じた
白人層がトランプ大統領を支持して。
『古き良き米国』をめざし。
国家の『分断』という
大問題にまで
発展しているのですけど。
そのような
今回の問題が、なぜトランプ批判と結びついて、
大騒動になっているのか、
その一連の背景を理解していれば。
あの
『黒人の社会的表現』の仕方はあり得ません。



この辺は、
米国のメディア業界、というか。
米国の中では
かなり
ナイーヴな、
センシティブな問題で。
ハリウッド映画とかでも
相当気を遣っています。
ここを間違えてしまうと、
映画が成立しなくなりますから。
どれだけ気を遣っているのか、それは映画の中での
黒人に与えられている役割を見れば明らかで。
1990年代頃からは
『友人』『良き隣人』『バディ』という役割が増えてきて。
これが
2000年を越えた後になると
『管理職』『有能なボス(敵味方にかかわらず)』『主役』
という
役回りが増えてきます。
明らかに、
黒人の社会的な地位の上昇に合わせて、
表現としての
『黒人』のイメージが変遷しているのです。
そこは、
この問題の出発点とも言える知識、情報であって。
NHKが
今回表現として使った
『黒人』像は、
どうみても、
1990年代以前の過去の遺物なんです。
ここを
外すというのは、
そもそも
問題を何も理解して居ない、
理解する気もない。
下調べすらしていない。
という態度が
丸わかりなわけで。
そりゃあ、
大使も怒りますよ。
『何も理解して居ないのに好き勝手なデタラメ言うな』
と。

 

 

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NHK、米デモめぐる番組動画 掲載やめ謝罪「配慮欠けた」

 NHKは9日、国際情報番組「これでわかった!世界のいま」が番組公式ツイッターに掲載したCGアニメーション動画について「配慮が欠けた」として、ツイッターでの掲載を取りやめ、謝罪した。
 問題となったのは、7日の同番組「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」の中で流したCGアニメーションの動画。NHKによると、番組ではデモの発端が米国で黒人男性が警察官に取り押さえられ死亡した事件であることを説明し、その中で米国の黒人が置かれている状況を紹介するアニメを放送した。番組の公式ツイッターにも、このアニメを掲載した。
 しかし、アニメの中では今回の事件やトランプ大統領の発言などデモが過激化する背景について言及されていなかったことから、「問題の実態を正確に表していない」「(黒人の描き方が)ステレオタイプで逆に差別を助長しそうだ」「これじゃ黒人をただの危険分子扱い」などと批判が相次いでいた。
 NHKは9日、このアニメの掲載を取りやめたと公式サイトとツイッターで発表。「掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方におわびいたします。NHKでは、人権を尊重し、取材や制作のあらゆる過程で細心の注意を払うよう取り組んでまいります」と謝罪した。
 米国のヤング駐日臨時代理大使は同日、ツイッターで「米国の複雑な人種問題に焦点を当てようとするNHKの意図は理解していますが、この動画ではもっと多くの考察と注意が払われるべきでした。使われたアニメは侮辱的で無神経です」とツイートしている。

 

 

 

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