これ、
外信の第一報を見たとき、
私は
『ガセ』だと思っていました。
『フェイクニュース』と言ってしまうと
言い過ぎかもしれませんけど。
戦争では、
戦果を誇大報告して勝利、優勢をアピールする、
ってのは常套手段ですから。
まあ、
航行不能とか。
派手に火災炎上して戦闘不能になった、とか。
実際には、
その程度だろうなぁ、とか。
そんな風に
見ていたのですけど。
その後も、
『旗艦撃沈』『沈没』って情報が次々に出てきて、
ついには
日本国内の主要メディアでも
取り上げる事態になって。
さすがにこうなると、
私も事実を認めざる得ません……
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というか
マジですか。
いまだに信じられないのですが。
いやだってさ、
フォークランド紛争で
巡航ミサイル一発で
巡航(フリゲート)艦クラスが撃沈できる事は
すでに実証されているんだから。
対艦ミサイルでの攻撃は想定内で、
対策とるでしょ。
攻撃されることが前提で、
射程内には近づきません、って。
もしくは、
随伴艦とか航空部隊で敵を制圧して
安全を確保するか。
その上で
活動しますよ。
旗艦って
艦隊の中心で要なんだから。
それが
敵に沈められるとか、
どんだけお粗末なんですか。
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考えられるケースとしては、
ウクライナ側が
損害を度外視して、
最初から帰還を考慮しない
特別攻撃隊を組んで。
航空機もしくは
小型モーターボートみたいな高速艇に
ミサイルを積んで、
敵艦隊群に突入。
多くの犠牲を出しつつも、
運良く
ミサイルを命中させることができた、とか。
いわゆる
『カミカゼ』攻撃ですね。
数で押し切って
膨大な失敗の果てに、
ついに成功、撃沈した、と。
そういうシチュエーションが
もっともあり得そうな展開ですね。
この場合、
旗艦『モスクワ』を沈めるために
どれだけの犠牲を払ったんだ、って。
そこが大問題なんですけど。
そちらの情報は、
まったく出てこないんですよねぇ……
やっぱり、
相当エグい戦い方してるのかなぁ。
弱者が強者の暴力にあらがおう、
ってんだから。
正攻法では勝負になりませんからねぇ……
ロシア国防省は、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が沈没したと発表し、今後のウクライナへの軍事侵攻に打撃になるという見方がでています。沈没の詳しいいきさつはわかっていませんが、ウクライナ側は「ウクライナ製の対艦ミサイル『ネプチューン』が『モスクワ』に命中した」と主張しています。
ロシア国防省は14日、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」について「火災で船体が損傷し、港にえい航される途中だったが、船は安定性を失い、海が荒れる中で沈没した」と発表しました。「モスクワ」は、ロシア海軍の黒海艦隊の旗艦です。
ロシア国防省によりますと1983年に就役し、ソビエト崩壊後の1999年、ウクライナ南部クリミアにある軍港セバストポリを拠点とするロシア黒海艦隊の旗艦となりました。乗組員は最大680人で「バザリト」と呼ばれる巡航ミサイル16発や魚雷などを搭載できるということです。
2008年のロシアによるジョージアへの軍事侵攻のほか、2015年にロシアが軍事介入したシリア内戦にも派遣されるなど、ロシア海軍の主力と位置づけられています。ウクライナ軍「国産の対艦ミサイルが命中」
「モスクワ」が沈没した際の状況について、ウクライナ軍の報道官は14日、地元メディアの取材に対し「ウクライナ製の対艦ミサイル『ネプチューン』が『モスクワ』に命中した。『モスクワ』は大きな損害を受けて火災が発生した。ほかの船が支援を試みたが、海が荒れていたことに加え爆薬が激しく爆発したため、バランスを崩して沈没し始めた」と説明しました。射程はおよそ300キロ
「ネプチューン」は、ウクライナ製の対艦巡航ミサイルで、陸上や海上、空から発射することができます。射程はおよそ300キロでフリゲート艦や小型の駆逐艦に対して有効とされます。
ウクライナの地元メディアによりますと、ロシアが一方的に南部クリミアを併合した2014年以降、黒海やアゾフ海の防衛を目的に開発が進められ、去年3月に海軍に正式に配備されたということです。米国防総省 「黒海艦隊にとって大打撃」
アメリカ国防総省のカービー報道官は14日、出演したCNNテレビで「何が原因で沈没したのか独自に確認することはできないが、ウクライナ側がミサイルで攻撃したというのはもちろん妥当で、ありうることだ」と述べた上で「黒海艦隊にとっては大きな打撃だ。500人近い乗員を乗せた非常に有能な巡洋艦であり、ロシア軍の戦力に影響を与えるだろう」と指摘しました。米シンクタンク 「ロシアは最も重要な艦艇の1隻を失った」
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は14日、「ロシア海軍に反撃するウクライナの能力の象徴としてウクライナ兵の士気を高めることになる。逆にロシア側は、最も重要な艦艇の1隻を失ったことの説明に苦労し、ロシア兵の士気が損なわれるだろう。ロシア国民にも隠し通せないものとなる」と指摘しています。
イギリス国防省も15日の分析で「『モスクワ』は指揮と防空任務で重要な役割を果たしていた」と指摘したうえで「軍事侵攻以来、3月24日にロシアの揚陸艦が損害を受けたのに続く、主要な損害だ。ロシア軍が黒海での態勢を見直すことにつながる可能性がある」として、今後のロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻に打撃になるという見方を示しました。