さて、
先に予定が発表されていた通り、
本日、
知床で遭難沈没した観光船が
引き揚げ作業船の台上から
網走港に
陸揚げされました。
そして、
その後
予定通り
沈没した観光船に乗船していた乗客の家族に
内部公開されました。
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・
そして、
それらの作業と併せて、
行方不明者捜索の規模縮小が
発表されています。
これは、
捜索終了に向けての、
段階的処置ですね。
順次、
捜索規模を縮小して
1ヶ月後の6月末?くらいを目処に。
現地での捜索は終了、
あとは、
情報提供受け付け窓口となる
捜査本部は残しておくもの、
新たな情報があった場合にのみ
出動する。
有志による
ボランティア活動での
捜索が継続される。
って
具合かな。
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ただ、
この遭難沈没事件、
これで一区切りついて終了。
とはならず、
むしろ
事件の捜査としては
これからが本番ですよね。
陸揚げした
沈没観光船の状態を確認、
証拠の収集、
事故原因となる情報を、
引き揚げた船内から拾い集めて。
究明しなければなりません。
これまでは
水中の画像を確認するだけでしたが、
ようやく
本格的な調査が始まります。
とまあ、
簡単に書まとめましたけど、
ここからが本当に大変です。
状況証拠を積み上げて、
今回の
遭難沈没事故が『人災』である事実を
証明していかなければなりませんから。
その後の、
立件、起訴、裁判まで含めたら、
いったい
何年かかるのか……
たいていの海難事故の場合は、
操船もしくは
船の運航中の見張りに問題があって
責任者=船長で
今回みたいな
生存者なしの状況だと
被疑者全員死亡のため、
裁判にならずに裁決されて終了。
という過程を踏むため
時間がかからずに
片が付くのですけどね。
知床 観光船沈没 船体陸揚げ 保管場所で乗客の家族に公開へ
北海道 知床半島沖で観光船が沈没した事故で、海底から引き揚げられた船体が6月1日朝、網走港に陸揚げされました。船体は近くの保管場所に移され、このあと乗客の家族に公開されることになっています。
ことし4月、知床半島沖で観光船「KAZU 1」が沈没した事故では、乗客14人が死亡、今も12人の行方が分かっていません。
海底から引き揚げられ、作業船に載せられていた船体は、船内の水を抜く作業が終わったことなどを受けて、6月1日朝、網走港への陸揚げ作業が行われました。
はじめに、作業員たちが船体に向かって整列し、黙とうをささげました。
そして午前7時15分ごろ、船体はクレーンでゆっくりとつり上げられて陸揚げされ、その後、トレーラーで近くにある保管場所に運ばれました。
搬送の際、つり上げられた「KAZU 1」の船底には亀裂が入ったりすれたりしたような傷が複数確認できました。
この船体は1日午後、献花などを希望する乗客の家族に公開されることになっています。
第1管区海上保安本部は、これまで詳しく検証できなかった船底の傷の状態なども調べて事故原因の解明を進めるほか、1日以降も沈没現場の周辺海域で捜索を続け、12人の行方不明者の発見を急ぐことにしています。
海上保安本部 自衛隊などへきょう以降の出動要請行わないことに
現場周辺の海域では6月1日も、第1管区海上保安本部と警察が引き続き、行方不明者の捜索に当たっています。
一方で、海上保安本部は1日以降、自衛隊などの関係機関や地元の漁協に対して捜索への出動要請を行わないことを明らかにしました。
5月31日までの3日間に、これまでより態勢を強化して集中的な捜索を行いましたが、新たな手がかりが見つからなかったことなどを理由に挙げていて、今後は主に海上保安本部が捜索を担うということです。