kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

悲惨…… ―― インドネシア サッカー場 試合後に暴動で125人死亡

この話題、
昨日
日本国内の主要メディアが繰り返し
取り上げていて。
世界的に見ても、
スポーツ史に記録が残るだろうほどの
大惨事なのだとか。



海外の警察が、
暴徒相手に鎮圧用の催涙弾を撃ち込むのは
良くある話。
とくに
暴徒の数に対して、
警備側の人数が極小の場合だと、
ほぼ
セオリーになっています。
ただ、
屋外みたいな
解放された場所ではなく。
スタジアムのような
ある種の密閉された室内で
使用された場合。
密集した群衆に向けて
発射された催涙弾が直撃して。
被弾した人が負傷、
最悪
死亡した事例が
過去に記録されていますし。
催涙ガスが拡散せず、
その場に滞留して
群衆の視界を奪い……って、
今回の事例がまさにそうなっていました。
その結果が
どうなるのか、というと。
視界不良の上、
涙が止まらない、呼吸も苦しくなる、
そういう悪所から
脱出しようとして。
群衆は
一気に外へ向かいます。
これが
開放された場所でなら、
そのまま
逃亡を図った群衆が解散するので、
警察側の意図通り、
で終わる話なのですが……
今回のような
室内の場合だと。
限られた狭い出入り口に
視界を奪われ混乱した群衆が殺到する結果になって……
十中八九事故が起きる。
出入り口で
鮨詰めになった群衆が
後ろから押された圧力に耐えきれず
圧死するんですよ。
過去に
そういう事故を起こして失敗した結果があるので、
サッカーの世界的な団体、
FIFA国際サッカー連盟では
催涙ガスの使用を禁止する通達を出しています。
使えば
事故が起きる可能性が高い、って結果は
すでに知られていたはずなのに……

 

 

www3.nhk.or.jp

 

インドネシア サッカー場 試合後に暴動で125人死亡

2022年10月2日 23時32分
 インドネシア東ジャワ州にあるサッカースタジアムで1日夜、試合のあと暴動が起き、逃げようとした観客が折り重なるように倒れるなどして警察はこれまでに125人が死亡したと発表しました。
 州当局は当初170人以上が死亡したとしていましたが、警察は再確認した結果として死者の数を訂正しました。
 インドネシアの警察によりますと、インドネシア東ジャワ州マランにあるスタジアムで1日夜、地元のチームが出場するプロサッカーリーグの試合のあと一部の観客がグラウンドに入り込みました。
 これに対し警察が催涙ガスを発射したため、呼吸困難やパニックになって逃げようとした大勢の観客が出口に殺到して折り重なるように倒れるなどしたということです。
 先ほど現場を視察したインドネシア国家警察の長官は、この混乱でこれまでに観客と警察、合わせて125人が死亡したと発表しました。
 州当局は当初170人以上が死亡したとしていましたが、警察は再確認の結果として死者の数を訂正しました。
 警察はグラウンドに入った観客をスタンドに戻そうとしたものの混乱がおさまらず、催涙ガスを使用したと説明しています。
 試合には両チームに所属する日本人選手がそれぞれ1人ずつ合わせて2人出場しましたが、現地の日本大使館によりますと、これまでのところ選手含めて日本人が巻き込まれたという情報は入っていないということです。

スタジアムの前に多くの花
 試合のあとに暴動が起きたインドネシアのサッカースタジアムの前には犠牲者を悼んで多くの花が供えられていました。
 スタジアムの近くを訪れた地元の40代の男性は「とても悲しいです。インドネシアのサッカーの歴史上、暴動でこれほど多くの人が亡くなったのは初めてかもしれない。もう同じことが起こらないことを祈ります」と話していました。
 また地元の50代の女性は「警察だけを非難することはできないです。混乱を引き起こした若いサポーターたちに嫌悪感を感じます」と話していました。

インドネシア国営通信幹部 催涙弾使用を批判
 インドネシアのサッカースタジアムで多くの死傷者が出たことについてインドネシア国営アンタラ通信の編集幹部のアフマド・ムニール氏はNHKの取材に対し「グラウンド内に入ってきた観客が選手を追いかけ始めたので警察が催涙弾を発射した。このためスタジアム全体がパニック状態となった」と述べ、催涙ガスを使用した当時の警察の対応を批判しました。

スタジアムにいた男性「スタジアムの中と外で催涙ガス発射」
 当時スタジアムにいた22歳の男性は搬送先の病院でロイター通信のインタビューに答えています。男性は催涙ガスが発射されたために倒れたと話し、腕を骨折したり、呼吸器に障害が出たりしているということです。
 その上で「催涙ガスはスタジアムの中だけでなく、外でも発射されました。当局側が私たちを人間扱いしなかったせいで多くの友人が命を失いました。本当に失望しています」と憤りをあらわにしました。そして「こうしたことが二度と起きないでほしいです。正義を求めます」と訴えていました。
 また、負傷者が搬送された病院の医療従事者は「運ばれてきた人たちのほとんどが外傷や息切れ、酸素不足を訴えています。多くの人が現場で煙による影響を受けたものとみられ、症状は複合的な原因によるものだろう」と話していました。

グラウンドのいたるところで白い煙 
 インドネシア東ジャワ州にあるサッカースタジアムで撮影されたとみられる映像では、多くの人々がグラウンドに入っているのが確認できるほか、盾などを持った当局側とみられる人も多く集まる様子が映っています。
 またグラウンドのいたるところで白い煙があがっている様子や、ぐったりした人が次々と運ばれる様子も確認できます。

スタジアム周辺 警察車両など黒焦げに 
 地元インドネシアのテレビ局は今回のニュースを速報で伝えました。
 このなかでは、スタジアムに観客がなだれ込む様子のほか、スタジアム周辺とみられる路上で警察の車両などが焼けて黒焦げになっている状況や軍の関係者が集まっている様子を伝えています。
 また、試合から一夜明けた2日、撮影された映像からは焼け焦げた車が上下逆さまになったまま放置されている様子が確認できます。

収容人数上回る観客入場か
 インドネシアの治安を担当するマフッド調整相はインスタグラムに声明を投稿し、「試合前から関係者は試合の開催時間を午後とし、スタジアムの収容人数は3万8000人にするように提案を行っていた。
 しかしその提案を主催者側は実行せず、試合は夜間に行われ、4万2000人分のチケットが発券された」と述べ、リーグ側が警察などが提案した収容人数を上回る観客を入場させていた可能性を指摘しました。
 地元の東ジャワ州警察によりますと、当時、スタジアムにはアレマFCのサポーターしか入場しておらず、サポーターおよそ4万人のうち、グラウンドに入り込んだのはおよそ3000人だったとしています。

また、ジョコ大統領は2日演説を行いました。
 このなかで「深い哀悼の意を表する。将来、こうした悲劇が再び起こらないようにしなければならない」と述べました。そして警察には徹底的な調査と原因の究明を指示するとともに、インドネシアサッカー協会に対しては、調査と改善が行われるまでは、アレマFCが所属するリーグの試合を一時的に停止するよう指示したということです。

インドネシアサッカー協会「何も起こらないだろうと判断」
 インドネシアのプロサッカーリーグの試合で起きた暴動について、インドネシアサッカー協会は2日、ジャカルタで緊急の記者会見を開きました。この中で、ユヌス・ヌシ事務局長は「事故はサポーター同士のけんかではなく、多くの観客がスタジアムの外に出ようと出口に殺到したことから起こった」との見方を示しました。
 また今回、FIFA国際サッカー連盟が禁止する催涙ガスを警察が使ったことについては、現地に調査団を派遣し、警察とともに検証する考えを示しました。
 事故を予測できなかったのかという質問に、ヌシ事務局長は「スタジアムには対戦相手のサポーターは入場できなかったので、何も起こらないだろうと判断した」と釈明しました。スタジアムには当時、アレマFCのサポーターしか観戦していなかったことから、インドネシアサッカー協会は罰則として、今シーズン、アレマFCが本拠地で行う試合を禁止することを明らかにしました。

FIFA会長「暗黒の日 理解を超える悲劇」 
 インドネシアのサッカースタジアムで試合のあと暴動が起き多くの人が亡くなったことについて、FIFA国際サッカー連盟のインファンティーノ会長は2日、声明を発表しました。この中で、インファンティーノ会長は、「サッカーに関わるすべての人にとって暗黒の日であり、理解を超える悲劇だ」とした上で、犠牲となった人やその家族、友人に哀悼の意を表しました。