昨日、
ウクライナにある大型ダムの一つが
突然決壊して。
下流域が広大な地域に渡って浸水してしまった件。
それについて、
被害状況と
ダム決壊……というか、
今では
もっぱら『破壊』という表現が使われていて
定着しつつありますけど。
『破壊』となると、
誰かが意図的にダムを壊した、
となります。
そうなると、
これは
無差別大量殺人にも繋がる大問題に
なるわけなのですが。
これ、
ダムが決壊した当初から
ウクライナ政府は
ロシア軍による破壊工作の結果だと
主張していまして。
今日も、
それに関する情報を次々に発信していますね。
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ウクライナ政府の発表、
さらには、
決壊したダムに付随している発電所に勤務していた
職員達の発信した情報では。
『発電所の機関室が内部から爆破された結果、
発電所は完全に破壊された』
と
今回のダム決壊の原因について説明していて。
それなら、
発電所に出入りできる人間で、
ダムを破壊できるほどの爆破工作が可能な技術を持った人間、
となると。
それはロシア軍だ。
と、
そんな説明が出回っていたり。
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しかしこの、
ウクライナ政府の主張、
今回のダム決壊がロシア軍の攻撃だという説明に関して、
今のところ
具体的な物証とか写真、動画などの映像などは
一切公表されていません。
昨日から今日にかけて
具体的な物証が何かしら出してくるだろうと、
続報を待っていたのですが。
出てくるのは、
SNSなどを使った声明だけで。
物証になりそうな情報は、
皆無のまま。
アメリカ・メディアが
現地の衛星写真を公表して。
それによると、
発電所やダムの水門、ダム周辺に掛けられた橋梁の一部が
消失しているのが確認出来るそうな。
ただ、
それがロシア軍の軍事活動によるものなのか。
というと、
それを唱える軍事専門家もいますけど。
私的には
具体的な物証が無くて
強引に結びつけている印象が強いんですよねぇ。
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明日になれば、
これまでと
異なる視点から
新しい情報が出てくるかなぁ。
ダム決壊に諸説も、ロシア関与の見方広がる…発電所のSNS「機関室が内部から爆破された」
ロシアが侵略するウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの決壊原因を巡り、様々な可能性が指摘されている。米政策研究機関「戦争研究所」が6日、断定は避けながらも、「ロシアが意図的にダムを損傷させた」ことが決壊につながったと分析するなど、ロシアによる関与が原因との見方が広がっている。
ウクライナ軍南部方面部隊は、ダム決壊後の6日午前7時30分過ぎにSNSに「露軍がカホフカ水力発電所を爆破した」と投稿した。
これに続き、ウクライナ国営の水力発電企業はSNSで「発電所の機関室が内部から爆破された結果、発電所は完全に破壊された」と発表し、ダムを占拠する露軍が意図的に爆破したとの見方を補強した。
ウクライナ大統領府は露軍が6日午前2時50分頃に、発電所を爆破したと発表しているが、直接的な証拠は示していない。
ダムの強度が損なわれた結果、決壊したとの指摘もある。米CNNは6日、衛星写真の比較に基づき、ドニプロ川をまたぐように並ぶ発電所やダム水門と陸地を結ぶ橋の一部が、今月1日から2日の間に消失していた可能性があると報じた。一部の軍事専門家からは、露軍が1日に橋の一部を爆破したことが原因との分析が示されている。
露軍は昨年11月、ヘルソン州の州都ヘルソンを含むドニプロ川西岸地域から撤退した際に、橋の一部を爆破している。