昨日突如
イスラエルが発表した
この件。
攻撃を仕掛けたイスラエル側からの情報が
幾つか出回っていますけど。
攻撃を受けたヒズボラとかレバノン側からの
公式発表、
被害報告は
私が見た限りでは
今のところ見当たりません。
欧米のメディアもネットで確認できた範囲では、
レバノン、ヒズボラからの
公式発表は取り上げていませんね。
あと、
中東で
信頼度が高い現地メディア、
アルジャジーラからの詳細な現地情報とかも出ていませんし。
いちおう
ブックマークを付けたニュース記事の中に
『ヒズボラも声明で死亡を認めた』と
サラッと触れているんですが。
本当に短く事務的に伝えているだけで扱いが小さくて。
いまいち、
私的に信頼しづらい、というか。
なので、
イスラエルが発表した通り
本当に
ヒズボラ最高指導者が死亡したのかどうか……
私的には
きわめて懐疑的です。
ただ、
欧米メディアでの扱いは、
イスラエルの発表している内容で
ほぼほぼ事実確定報道になっていまして。
日本のメディアもそれに準じて
事実報道みたいな扱いしてますし。
なので、
それらを踏まえて
どう評価したものか。
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週明け
月曜日の東京市場とかニューヨーク市場の動きが
何かしらの判断材料になるかなぁ。
この与太書きを書いている
9月29日午後3時の時点では、
為替相場に大きな動きは見られませんし。
それか、
ヒズボラ側からの
被害報告が出てくるのを気長に待つべきか。
レバノン政府の公式発表は被害者の人数しか出さないし。
私的には、
反イスラエル勢力というか反イスラエル戦線というべきか、
そちらに
目立った動きが見えないのが腑に落ちないんですよねぇ。
イスラエル軍がヒズボラ最高指導者・ナスララ師を空爆で殺害…地上侵攻の可能性も示唆、緊張高まる
【エルサレム=笹子美奈子】イスラエル軍は28日、レバノンの首都ベイルート南郊のイスラム教シーア派組織ヒズボラ本部を空爆し、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害したと発表した。ヒズボラも声明で死亡を認めた。組織トップの殺害により、ヒズボラの後ろ盾のイランや、反イスラエル武装勢力による報復攻撃が懸念され、中東地域の緊張がいっそう高まった。
イスラエル軍の発表によると、空爆は27日、ベイルート南郊の人口過密地帯で、住宅ビル地下のヒズボラ本部を標的に行われ、地下にいたナスララ師を殺害した。長期間、慎重に準備した上で遂行したという。レバノン保健省によると、少なくとも6人が死亡、91人が負傷した。
イスラエル軍のヘルツィ・ハレビ参謀総長は28日、ナスララ師殺害の発表後、ビデオ声明で「これで終わりではない。次の段階への準備を進めている」と述べ、地上侵攻の可能性も示唆した。
親イラン勢力、イスラエルに報復の恐れ 停戦さらに困難に ナスララ師殺害
【テルアビブ=佐藤貴生】イスラエル軍がレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師の殺害を確認したことで、中東各地の親イラン勢力がイスラエルに報復する可能性が高まった。米仏が調停するイスラエルとヒズボラの停戦の実現はさらに困難な情勢となった。
ナスララ師は1992年、ヒズボラの当時の指導者ムサウィ師がイスラエル軍に暗殺され、32歳で後継指導者となった。レバノン軍を上回る戦闘能力を持つとされる民兵組織を率い、激烈な演説スタイルで米・イスラエルを徹底的に批判して注目を集め、中東屈指の指導者として知られた。
ナスララ師の指揮下でヒズボラは2006年夏、イスラエル軍との間で一歩も引かない激戦を展開し、双方で計1200人超が死亡した。昨年10月にパレスチナ自治区ガザで戦闘が始まると、イスラム原理主義組織ハマスを支持してイスラエル軍と交戦してきた。
これに対し、イスラエル軍は今年7月以降、ヒズボラの幹部司令官らを標的に次々と殺害した。
ヒズボラは今回、人前に姿を現さず演説も事前録画するほど暗殺を警戒してきたナスララ師までも殺害されたことで、内部の情報管理の甘さを露呈した。組織として壊滅的な打撃を受けたことは疑いない。
ただ、ヒズボラがイランなどと連携して反米、反イスラエル武装闘争を続けることは確実だ。イスラエルメディアは、ヒズボラの政治部門を統括し、後継者と目されるハシェム・サフィエディン師がヒズボラ本部空爆でも無事だったと報じた。ヒズボラは組織の立て直しを進めて対イスラエル攻撃を強化する見通しだ。