一日仕事をしている日は、ニュースはラジオとインターネットが中心になります。
で、ＭＳＮの産経ニュースのページをよく利用しているのですけど。
この産経ニュースって救いがないです。
今日呼んだのは、
【放射能漏れ】放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示
こんなタイトルの記事でしたが。
提携ブログではないので、記事を引用できませんので、気になる方がいたら内容はそれぞれで確認してもらいたいのですけど。
なんというか……
菅総理がバカで、民主党がバカなのは、それでいいと思います（いや、困ることもありますけどね）。
……ただ、この国難とも言うべき非常時に、彼らのバカを前にして、それがわかっているのなら。
ぶん殴っても止めてやる、正しい道を教えてやる……そういうことが必要ではないですかね。
この国難に際して、彼らのバカを見て、「あいつはバカだな」とあざ笑って、それで終わらせてどうするんですか？
それはあまりにも無責任ではないですかね。私はそう思うのですけど。
とくに、福島原発の事故については、関東圏３０００万人の国民の命がかかっている、と言っても過言ではありません。
その国民の命を前にして、「あいつはバカだ」と笑って済ませることができるのですか？
「バカだ」とあざ笑って、そこに命を委ねている３０００万人の国民は見殺しですか。
それは、「バカだ」とあざ笑っている菅総理や民主党よりも、いっそ正しい答えがわかっているのに何もしないだけタチが悪くないですか。
とまあ、菅総理や民主党を批判する勢力をこき下ろしたいのではなくて。
上に書いた産経の記事について、記事を書こうと取材して普通に考えると、
菅総理をバカだ、と批難する人たちはいったい何をしているのだろうか？
なぜ、正しい答えがわかっているのなら、それを教えてやらないのだろうか？
それを教えないということは彼らも同罪ではないか？ 他人をバカにして済む問題ではないのではないか？
というような視点を持つのが、当然の感覚だと思うのですけどね。
今回読んだ記事には、そのような視点は見当たりませんでした。
客観的な視点を持てない記者はペンを折るべきではないでしょうか。社会にとっての害悪以外の何者でもないですよね。
私が今回の震災で学んだことは、
マスコミを通さず、政府と国民が直に情報をやりとりする手段を、真剣に議論して構築する必要がある、ということです。
政府と役人は、ツィッターとか、ユーチューブとか、ネット掲示板とか、もっと積極的に利用するべきではないでしょうかね。
