福島第一原子力発電所の事故で、近隣住民への賠償問題について、
兆円単位に上ると推測される多額の賠償金の財源を捻出するために、
東電は資産の売却と社員の報酬の２０％削減を打ち出しました。
さらにこれでも足りなければ、人員削減も辞さない構えです。
さて、それでも必要な金額を支払うことができない場合には、残りの賠償金を政府が補償することになるのですが。
その方法を巡って、議論が繰り広げられています。
一案では、全国の電力料金に上乗せして、支払うような案も出ていますが。
……なんで、そんな話に飛ぶんですかね？
まず、政府が東電と同じ事をしたらいいのではないですかね。
東電が現在進めているように、
政府も、余剰資産をすべて売り払い、公務員の人件費は一律２０％カット、
さらにそれでも足りない場合は、大規模なリストラを行って、賠償金の財源を捻出する。
東電ができることは、政府にもできると思うのですけどね。
賠償責任で言えば、東電の監督者として、政府も東電と同じ賠償責任を負っていると思うのですがね。
なんで、
賠償金を支払うのは東電で、
東電がダメなら、後は国民全体で何とかしましょう……って話になるのでしょうか。
その前に、政府もできる限りのことをするべきではないのですかね。
今の議論の成り行きを聞いていると、悪いのは東電で、
政府には何の過失もありません、って聞こえるのですけど。それはおかしくないですか。
それなら、
政府監督の原子力委員会なんて必要ないですよね。全部、事業者にお任せで問題ないですよね。
だって、事業者だけが責任とらされるなら、
事業者からしたら、俺たちがすべて責任とるんだから、部外者は余計な口出しするな。
責任とらずに口だけ出す……なんて、どこの世界に、そんな都合のいい組織があるのですかね？
日本のバカな政治家の頭の中にだけにしか、存在しませんよね。
何か、議論がおかしくないですかね。
そう思うのは私だけでしょうか？
追記：
これで、全国の電気料金に上乗せ……ということになったら。裁判起こして支払い拒否とかできるのではないですか？
西日本の国民は、そういうことをしてもいいと思うのですけどね。
じゃないと、この国のバカな役人と議員様達は、自分たちのアホさ加減に気がつかないまま、
のうのうとバカなことを垂れ流し続けてくれますから。
