放射性物質に汚染された砕石が福島県内に流通していた問題で、
政府は東京電力に対し、汚染された砕石を使用して建設された
マンションの居住者やオーナーなどへ適切な賠償を行うよう指導した、との報道が出ています。
たしかに、元々の原因を作ったのは東電なんですが……
賠償の責任というのは、いったいどこで線引きがされるものなのでしょうかね。
今回の汚染マンションのような、二次流通、三次流通への拡散まで含めて行くと、
とても日本国内では収まらなくて、国外から賠償請求が来てもおかしくないと思うのですけど。
そうなると、損害を受けた人間に対して、東電を通じて税金で補償する、という枠組みを使って、
日本の財産が国外へどんどん流失していく事態になりかねないのですが。
たとえば、
今回の原発事故で放射能汚染された中古車を、国外に輸出した場合、
輸出先の業者に、東電は賠償する義務を負うわけですか？
いったい、どういう根拠に基づいて賠償指導の可否を決めているのでしょうか。
よく分からなくなってきましたね。
