久しぶりに、「モーニングバード」を見ています。
安倍総裁の自民党圧勝、安倍政権誕生か……というテーマで、ＴＰＰ参加交渉について、
ＴＰＰをプッシュする内容のコメントを流していますけど。
おいおいおいおい……
「関税を撤廃して補助金支援に切り替えるのが世界の潮流」って。
「ＴＰＰに参加して、関税は撤廃し、補助金支援で農業を支えるべき」って。
ＴＰＰって、補助金支援は認めていないのですけど。
いや、そこまで言ってしまうのは問題か……
補助金支援は、関税保護の付け替えに過ぎないとして、一部の国から（オーストラリアとか）補助金撤廃の主張が出ている事実があるのですけどね。
ＴＰＰに参加して補助金支援で農業安泰、というのは幻想にすぎず。
交渉で、例外措置、というより「補助金は協定から除外する」と条件付けをしない限り。安泰なんて言えないのですけどね。
ＴＰＰと補助金の話をするのなら、そのリスクについてきちんと説明するのが報道じゃないですかね。
もちろん、今現在、ＴＰＰは輸出補助金は禁止してますけど。国内に対する補助金については議論の対象となっていませんし。
アメリカやオーストラリアやチリや……まあ、いろんな国が農業に補助金を出して支援している現実があります。
だからって、それがそのまま続くとは限らないわけで。
そのための今とは違う新しい枠組みを作りましょう、というのが、ＴＰＰな訳ですから。
何もしないで、棚ぼた的に自国にとって有利な状況が生まれることを期待するのは、非常に危険なのに。
うーん……
追記：
輸出補助金禁止ってことは。
ＴＰＰで政府が農業輸出を支援することは禁止ってことですよね。
いやまあ、お金で直接支払わなければ問題ないのですけど。
でも、これで農業の輸出を伸ばすのは無理じゃないですかねぇ。
農家にとっては、「何のためのＴＰＰだ？」ってなるのは当然だなぁ。
