kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

安倍首相が「脅しに屈しない」と言ったのは、つまりこういう相手だからなのだ――韓国メディアの脅迫記事にみる韓国政府の本音

今日の気になる記事は、先週の安倍首相の国会答弁について。
なにかと騒がしい韓国メディアの記事から。
韓国政府の代弁者たる、朝鮮日報日本語版の記事から。
まず1本目

Chosun Online | 朝鮮日報 「植民地時代の民衆の被害事実を日本に突き付けたい」 | 朝鮮日報

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記事入力 : 2013/04/28 09:29
朴仁煥・対日抗戦期強制動員調査委員長

25日午前、韓国首相室に所属する「対日抗戦期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者等支援委員会(以下、委員会)」の事務室(ソウル市鍾路区)で会った朴仁煥(パク・インファン)委員長(60)=写真=は憤慨していた。安倍晋三首相が今月23日に国会で「侵略の定義は、どちらの観点から見るかによって異なる」と発言したからだ。
2004年に設立された委員会は、旧日本軍の従軍慰安婦を含め、植民地時代の一般民衆の被害を調査・記録する機関。朴委員長は、記録の重要性を強調した。朴委員長は「ユダヤ人は、第2次世界大戦が終わった直後から、600万人の被害者の身元把握を粘り強く進め、被害の事例をこつこつと集めて巨大なデータベースを構築した。韓国は、解放後60年が過ぎてようやくその作業を始めたため、証拠となる資料や被害事例の収集は困難を極めている」と語った。
朴委員長は「ドイツ人の方が日本人より善良かつ良心的だからユダヤ人に謝罪したのだと思うか。ユダヤ人がドイツに対してやったように、もし韓国が徹底して日本に対応していたら、日本がこのような態度に出ることはなかっただろう」と語った。
朴委員長は「ファクト(事実)」を強調した。朴委員長は「日本大使館の前でデモを何千回何万回やっても、日本は見向きもしない。日本に対しても、ドイツのように事実を前にして屈服させるようにしていくべき」と語った。委員会はこれまでの8年間で、200万人程度と推定される植民地時代の被害者のうち、約10%に当たる約22万人について「ファクト」の収集を終えた。「余りに恥辱的で忘れたかった記憶を、一つ一つよみがえらせていく。そして日本の人々に突き付けたい。『あなたの先祖がやったことを直視すべきだ』と」

キム・ジソプ記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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予想どおりに、さっそく火病ってますねぇ。
事実を突きつけるのは、別にかまわないと思うのですけど。それで返ってくる答えは「…で?」で終わってしまうのですけど。
ドイツ人の話を持ち出していますけど。
そのドイツに併合されて、結果的にドイツの侵略に手を貸すことになったオーストリア人は、周辺国に謝罪しましたよ。
でも、日本に併合されて、日本の侵略に手を貸した朝鮮人は、太平洋戦争における悪行をアジアの国々に対していっさい謝罪していませんよねぇ?
それどころか被害者面して、自らの過去の悪行をなかったことにしようとしてますよね?
いったいどちらが悪人なのか……
日本はアジアの国々にずっと謝罪の行脚をして回っていますけどね。
韓国も、そろそろ過去の事実から目を背けるのは止めたらいかがでしょうかね?
って記事です。


で、次はあくまで被害者面したい韓国政府の主張がストレートに出ているコラムです。
Chosun Online | 朝鮮日報 Chosun Online | 朝鮮日報

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【コラム】ドイツと日本の態度が違うワケ

人がいい隣の家のおばさんという印象が漂うドイツのメルケル首相がドイツ語を話すという事実に今更ながら気付かされた。それも非常にはっきりとした語調だった。「ナチスの台頭は、彼らと共に歩んだ当時のドイツのエリートや、彼らを黙認した社会があったため可能になった」「数百万人に対して行われたむごたらしい犯罪や、与えられた苦痛は決してなくなることはない。どれだけ補償をしたところで、その事実を変えることはできない」
今年1月30日は、ヒトラーが政権を掌握してから80周年に当たる日だった。そのころ、メルケル首相はこのような演説を行った。ナチス政権に対する反省は政界だけの話ではない。ドイツを訪れた観光客たちは各地で、ナチスの蛮行についての写真や映像を目にする。また、スマートフォン(多機能携帯電話端末)のアプリ(アプリケーション=応用プログラム)をダウンロードすると、歴史的な建物の中を背景に、ナチスの犯罪についての説明を受けることができる。ドイツ全域が、ナチスの犯罪についての「展示室」になっているというわけだ。首相までが明白な侵略行為について「観点によって解釈が異なり得る」と発言する日本とは雲泥の差だ。
一体なぜ、このような違いが生じるのだろうか。ドイツは全国民が良心的な文明国である一方、日本は良心が退化した未開な国なのか。そんなはずはない。
もちろんその背景には、戦後の米ソ冷戦による人為的な国際秩序の再編や、国家レベルの近代的な倫理意識の差など、さまざまな理由があるだろう。
このような論理が目につく。「ドイツは最初から徹底していた」という考えは空想にすぎないというものだ。ナチス政権の幹部たちの中に、戦後のドイツで幸せな老後を送った者も少なくなく、処罰を免れた者も多かったというわけだ。
このような主張をする人たちは、ドイツと日本の戦後の態度の違いが「被害者の力」によるものだと話す。人類の歴史の中で枚挙にいとまがない虐殺事件の中で、ホロコーストだけが「最悪の犯罪」と認識されているのは、被害者がユダヤ人だからだというわけだ。
ユダヤ人たちは世界各地でカネや権力、文化をコントロールし「加害者ナチス」を執拗(しつよう)に攻撃してきた。アカデミー賞で『ソフィーの選択』や『ライフ・イズ・ビューティフル』など、ホロコーストを扱った映画が数多く受賞するのも、ユダヤ人から資金が提供されたり、ユダヤ人の監督や俳優、評論家たちが団結したりするために可能となった。ユダヤ人の学者たちはナチスの犯罪記録を詳しく調べ、資産家たちは財団をつくって支援を行った。
残念なことだが、人類の歴史の中で、加害者からの同情によって十分な被害の救済が行われたためしはない。国際犯罪の被害者に対する救済は「力の論理」に基づいて行われている。ドイツが反省を「強制」された証拠はあちこちに見られる。反対することのできない反省ムードが形成されることにより、ドイツは「十分に反省する国」という評価を意図せずに得たというわけだ。
もちろん韓国も、植民地支配を清算しようという取り組みを続けてきた。「売国奴」「親日派」という評価は、ほかのどんな評価よりも厳しいものだ。だが、韓国が追い求め、分析し、批判の対象とするのは主に韓国人だった。その中には一時的に親日行為に関与し、後に独立や建国のために身をささげた人もいたが、容赦なく「裏切り者」呼ばわりされ、辱めを受けてきた。
だが、韓国人の手で、侵略戦争に関与した日本の政治家や軍人、知識人を見つけだしたり、その悪行を暴いたりしたという話は最近聞いたことがない。近隣の悪党がわが家を修羅場にしたというのに、その悪党を断罪するのではなく、悪党と親しかった自分の家族を断罪する方に力を入れてきた。韓国で親日行為の清算を行うことは有意義なことだ。しかし、それが日本の責任を問うことに対する「怠惰」や「責任の放棄」を正当化することはあってはならない。最近の日本による「新たな加害」は、韓国のこれまでの怠惰がもたらした産物だ。

朴垠柱(パク・ウンジュ)文化部長
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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……まあ、好きにしてくれ。という内容の記事。
ただし、日本に牙をむくというのなら、日本も韓国に牙を剥くぞ――というのが。安倍首相の「脅しには屈しない」というメッセージです。
先週から、この手の太平洋戦争における日本の侵略行為を持ち出して、
日本にプレッシャーをかけてやるぞ、という論調がとくに目立つ韓国メディアですけど。
アメリカ政府と交渉したくて核兵器をちらつかせる北朝鮮の行動と。
ほとんど瓜二つで、日本政府に対して交渉を、おそらく円安につながる金融緩和政策の撤回を迫る、つもりなのではないか。
と思われる韓国政府のメディア戦ですが。
第一次安倍内閣の時と、世界情勢がすっかり変わってしまったことに対して、いつまで目をつぶるつもりなのか。
先週からずっとその点が気になっています。
日本が、第二次安倍政権になって、突然韓国に対して突き放すような態度をとっているのは。
安倍首相を中心とした自民党が右傾化を先導して強めているから。
というのが韓国メディアの論調ですけど。
これって、韓国の願望100%とも言える見方で。
実際のところは、韓国と付き合うメリットが日本にとってなくなったから。
日本にとって韓国が必要なくなった、理由はそのことにつきるのですよ。
だから、交渉する意味もないので。
話をしても仕方がないでしょう。
いわんや譲歩などあり得ない、ってことなんですけど。
そろそろ、そういう視点がでてきてもいいのではないか、と思いますけどねぇ。

……とか、偉そうな事を書いていますが。
日本が右傾化してように見える、のは。そう見えるように先導している、安倍首相、そして麻生副総理など自民党議員の面々の演技が一役買っているのも事実。
彼らは意図的に日本右傾化の態度を演出、強調して。
この国難とも入れるデフレ脱却を図るべく、奮戦しているのですけど。
その点について、韓国メディアの論調をみる限り、まだ気がついていないようです。
日本の政治家が、役者として一枚上手ということですね。