なんというか。
言葉で説明がしようのない『絶好調』とでも言えばいいのでしょうかね。
そういうとき、って。理屈じゃない『力』が出るんですよね。
【センバツ】大会史上初！敦賀気比・松本が２打席連続満塁弾で決勝に 北海道・東海大四と初優勝をかけ激突 - 産経WEST
2015.3.31 11:55更新
大阪桐蔭−敦賀気比 １回表敦賀気比２死、松本が左越えに先制の満塁本塁打を放つ。捕手谷口＝甲子園
第８７回選抜高校野球大会は３１日、準決勝が行われ、第１試合で敦賀気比（福井）の６番松本がセンバツ史上初めてとなる初回、２回の２打席連続の満塁本塁打を放った。敦賀気比はエース平沼が大阪桐蔭を４安打に抑えて完封。１１―０と大勝し、春夏通じて初の決勝進出を果たした。福井勢が決勝に進むのは福井商が準優勝した第５０回大会以来で３７年ぶり。
背番号１７の松本は初回、右前打と２四球で２死満塁のチャンスで桐蔭先発の左腕・田中のボールをとらえ、左中間に深々と打ち込む満塁本塁打を放った。
敦賀気比は２回にも２本の二塁打と三塁打で２点を追加。さらに２つの四球で２死満塁となったところで再び打席に松本が立った。
松本は田中のインコースを突くボールをすくい上げるように振り抜くと、打球はレフトポール際に飛び込み、２打席連続の満塁本塁打となった。
第２試合は東海大四（北海道）が浦和学院（埼玉）に３―１で競り勝った。北海道勢は第３５回大会の北海以来５２年ぶりの決勝進出で、初の選抜優勝を狙う。
【センバツ】敦賀気比の背番号「１７」松本が２戦連続の本塁打 「これ以上、いいことないんちゃうかな」 - 産経WEST
2015.4.1 19:06更新
またも敦賀気比の背番号「１７」が大仕事をやってのけた。前日に史上初となる２打席連続満塁本塁打を放った松本が、決勝の舞台で勝負を決める勝ち越しの２ラン。「完璧にいった。感触は最高だった」。突き上げた拳が喜びであふれていた。
１−１で迎えた八回１死二塁の緊迫した場面。前打席まで差し込まれていた直球から、狙い球をスライダーに絞り変えた。「（エースの）平沼は苦しい場面も粘り強く投げてくれていた。何とかして助けたいという思いがあった」。甘く入った狙い球を見逃さずにジャストミート。強い思いを乗せたボールは左翼ポール際に突き刺さった。
「きのうの本塁打とは全然違う。試合を決めるホームランだったので、きのうよりうれしい」という松本は２試合続けての大車輪の活躍に「これ以上、これからいいことないんちゃうと思った」と照れた。
室内での練習しかできない冬場に振り込みを続けた。今大会中も「バットを振れば自分の調子は良くなる」と信じ、素振りを欠かさなかった。快挙を達成した前日の夜も宿舎で約１００スイング。「野手がチームをもり立てないといけない」と気持ちを奮い立たせた。史上最強の「１７」とも言える活躍を披露した松本だが「夏は１桁（の背番号を）をつけたい」ときっぱり。貪欲に前を向いた。（嶋田知加子）
【センバツ】敦賀気比、春夏通じ初優勝…東海大四は道勢初Ｖならず - 産経WEST
2015.4.1 16:04更新
敦賀気比−東海大四 ８回裏、決勝２ランを放ち、ガッツポーズで一塁を回る敦賀気比・松本（手前）と喜ぶベンチ＝甲子園
第８７回選抜高校野球大会最終日は１日、甲子園球場で決勝が行われ、ともに春夏通じて初優勝を懸けた対戦で敦賀気比（福井）が３−１で東海大四（北海道）に競り勝ち、北陸に初めて紫紺の大優勝旗をもたらした。東海大四は北海道勢として初の春制覇はならなかった。
一回に１点の先制を許した敦賀気比は、その裏に山本が同点打を放った。エース平沼が踏ん張り、準決勝で２打席連続満塁本塁打の松本が八回に左翼ポール際へ２ランを放って勝ち越した。東海大四は後半の好機を生かせず、右腕大沢が手痛い一発を浴びた。
決勝は雨のため当初の予定より約１時間遅れの午後１時２８分に始まった。選抜大会での北海道勢と福井勢の対戦は初めてだった。
私見ですが、
敦賀気比と東海第四に、それほど大きな実力差はなかった、と思うのですよ。
でも、２打席連続満塁ホームラン、という記録を打ち立てた『勢い』で、大きな差があって。
それが勝負の明暗をわけたんじゃないかなぁ。
