kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

最近さっぱり影が薄くなったこの話 ―― 北朝鮮、ミサイル搭載の移動式発射台に動き

というわけで、最近目立った行動を起こさないので。
日本のメディアはまったく取り上げなくなってしまった、北朝鮮のニュース。
記事を見つけましたので、ブックマークを貼りました。
日本の国内メディアで、
北朝鮮関連の話題を地味に取り上げ続けているのって、
NHKと産経新聞くらいなんですよねぇ。
といっても、
産経新聞は韓国メディアの主要ニュースをかかさずチェックしている中で、
北朝鮮のニュースも掘り起こしている、って感じですけど。
まあ、それはそれとして。
つい最近までは、今月10日に北朝鮮で大きな動きがあるのではないか、と
言われていました。
10月10日は朝鮮労働党創建記念日で、北朝鮮にとっては建国記念日並に
重要な祝賀日なんだとか。
だから、それに合わせて金正恩国家代表が何かしらの軍事挑発行動を起こすのでは無いか、と。
そういう予想がまことしやかに流布されてたのですけど。
実際、
フタを開けてみたら、何も起きませんでしたね。
10月10日の北朝鮮国内では、
色々な祝賀記念式典、行事が執り行われて、北朝鮮国民が祝賀ムードの中で、
お祭りをしている、という。
その日の日本メディアのニュースで映像も流れましたけど。
きわめてのんびりとした空気の中で、まったりと1日が過ぎていきました。
とは言っても、
北朝鮮にまったく動きがない、というわけでもなくて。
アメリカの研究機関をはじめ、韓国の国防部などからも、
北朝鮮国内で軍事挑発の準備を進めているらしき様子をキャッチをして、
細切れの断片的な情報を出しています。
他にも、
ロシアからも、信憑性に疑問符は付きますが、
北朝鮮側から聞かされたコメントとして、かなり過激な内容の発言も出てきたりして。
このまま何事もなく済みそうな空気でもありません。
そんな中で、
10月10日は何事もなく無事過ぎ去って、
今の予想は、
北朝鮮は中国の党大会に合わせて何かしてくるのではないか……
とか
日本の衆議院選挙投票日に合わせて何かしてくるのではないか……
とか、
色々な噂が飛び交っていますねぇ。


さて、
私的にはこの噂の中で、
中国党大会の初日である、10月18日。
この日に北朝鮮が軍事挑発を行うのではないか、と睨んでいます。
というのも、
この日が、中国にとって『一番都合が良い日』だからです。
私は、
今もって中国が北朝鮮に対して何かしらの影響力を行使できる、
それなりの外交チャンネルを持っている、と見ています。
そこで、
9月からこれまで北朝鮮から一切動きがないのは、
中国が、北朝鮮に10月18日の党大会が始まるまでは、
面倒な行動を起こさないように、きつい釘を刺したのではないか。と。
そういう中国側からの強烈なプレッシャーが北朝鮮に掛けられたため、
北朝鮮もヘタに動けなくなったのではないか。と。
ここ最近、まったくナリを潜めた北朝鮮を見ていて、そう思うのです。
というのも。
中国としては、
今年の党大会は習近平主席が己の権力基盤を固めて、
政治体制を完全に掌握するための一大通過点ですから。
何が何でも成功させないと、
失敗した場合、この後の数年は習近平主席の権威が失墜した中で
新たに始まる権力闘争で、
中国全体が政治的に停滞し身動きがとれなくなりますから。
この党大会で失敗してしまうと、
これまでの締め付けが強烈だった分、
その反動が一気に出てきて、習近平体制がひっくり返って、
中国の中央政府がカオスに陥る恐れすらあります。
中国側としては、
それはなんとしても避けたいので、いや避けなければならないので、
この大会を大過なく始めるために、
その準備期間中に北朝鮮が盲動して、
北朝鮮が動けば当然アメリカが中国にコンタクトを取って、
北朝鮮を制するためにあれこれとボールを投げてきて、
本来、党大会の準備のために使うべき中国の政治リソースを、
アメリカの動きを制するために振り向けなければならなくなり、
党大会の準備が十全に行えなくなってしまう。そんなバカな事は絶対に許さないだろう。と。
そういうことがないように、北朝鮮を縛り付けたのだろう、と。
その上で、
中国としては、
北朝鮮に対してまだまだそれだけの影響力を行使できる現実を
アメリカに悟られるのも困るので。
その事実がしれたら、
当然、北朝鮮問題に関してアメリカが中国への締め付けを強化しますから。
それはそれで困るので、
北朝鮮と中国は無関係である、一切繋がっていない、
そういうポーズをとっておきたい。
それには、
中国政府、習近平主席にとって晴れ舞台である
党大会の初日に、北朝鮮が派手な軍事挑発を行って、
中国と習近平主席の面子を潰して、
いかにも中国と敵対しているように見せる、と。
これは、
今年の5月
AIIDの加盟国を招いて行った『一帯一路サミット』の開幕日に、
北朝鮮がミサイルを発射して、習近平主席と中国の面子を潰した、と評された、
既に使われた手法です。


今度もそれと同じ手法を用いて、
派手な軍事挑発を行うのでは無いか。と。
私は、
今のところ、そんな風に予想しております。




 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮で最近、弾道ミサイルを積んだ移動式発射台の動きが捕捉されたと、韓国紙が14日、報じた。米韓両軍は17日から原子力空母を中心に40隻を超える艦艇を日本海などに展開し、共同演習に入る。米軍は原子力潜水艦などの戦略兵器も朝鮮半島周辺に次々集結させており、北朝鮮がこの間にミサイル発射に踏み切れば、偶発的衝突を引き起こす危険もはらんでいる。
 韓国紙、東亜日報によると、平壌付近や平安北道(ピョンアン・プクト)など3、4カ所で、移動式発射台が格納庫から移動するといった様子を米偵察衛星がとらえた。大陸間弾道ミサイルICBM)「火星14」か、開発中とされるICBM「火星13」、中距離弾道ミサイル「火星12」の可能性があるという。