久しぶりに、ブックマークを貼りたくなる記事を韓国メディアで見つけたので。
取り上げてみました。
中央日報日本語版の記事です。
なんというか……
私的には、
韓国メディアの『安倍憎し』は日本の左系メディア――たとえば、朝日新聞系とか毎日新聞系とか。
その辺を情報源としてニュース記事を構成しているので。
その影響下で『安倍憎し』の記事が量産されているのかなぁ。と思っていたのですけど。
ただまあ、
従軍慰安婦関連では、
安部首相の下でかなり攻め込まれて、
それまでから一転して不利な合意を結ぶことになってしまいましたから。
その点では
『安倍憎し』の韓国人記者もいるのだろうなぁ。と感じていましたけど。
なんというか、
日本メディアの影響とは離れて、
韓国メディア自身、
独自に『安部首相』を目の敵にしてプロバガンダを行っていたのですね。
従来なら、
日本政府が標的になっているところですけど。
どうも『安倍首相』＝『韓国人にとって悪い日本人の象徴』みたいな扱いのようです。
となると『韓国人にとっイイ日本人』の代表は『鳩山元首相』ですかね。
つまり、
仕事が出来る日本人政治家は韓国にとって邪魔な存在なので。
さっさと退場してもらって、
頭ルーピーな政治家が日本代表になってくれると韓国としては操りやすくて助かるな。
ということでしょうか？
ところで、
最近、韓国メディアで『慰安婦問題』の啓蒙活動とか、
あまり取り上げなくなってしまったのですけど。
どういうワケなのでしょうかねぇ。
お金が集まらなくなったのかな。
以前は、
毎月、場合によっては毎週のようになにかしらの
活動報告みたいな記事を載せていたのにねぇ。
ちなみに、
ブックマークを貼った記事で取り上げられている日本の番組は、
自民党保守系論壇の主要番組の一つで。
かつては『田母神』さんとかも出演したことのある、安倍ヨイショ番組。
司会の辛坊さんは安倍首相のお友達、と言っても良いくらい気安い仲ですしね。
そんな番組なので、
『世間ではこんな風に言ってますけど、実際のところどうなんです？』
という感じで、
終始和やかムードで番組は進行したのでした。
でも、
韓国メディアの手にかかると、
何故か真逆の印象になる罠。
いっそのこと『安倍晋三は実は本物の悪魔（生物学的に人間とはことなるＤＮＡの持ち主でした）だった』
という記事を大々的に発表してくれると、
分かりやすいのだけどなぁ。
で、最近思うのは、
どうも日本だとアメリカ的資本主義ＶＳ中共コミンテルンみたいな捉え方が主流になっていますけど。
なんとなくコレは間違いのような感じがするんですよね。
実際のところは、
アメリカ的自由資本主義ＶＳヨーロッパ的ギルド連合（ギルドの中にコミンテルンを内包しているのでその点で中共と連携している）、
こっちの方が実像じゃないかな。
良くも悪くも資本主義の理念に忠実に従って階級社会を破壊してしまう、
アメリカ的世界と、
貴族的な階級社会の存在を認めつつ、その下に自由主義資本経済の理念で動くヨーロッパ、それに近いシンパシーを持っているロシア、中国の連合、
そういう対立世界、
のような気がします。
アメリカは格差社会ですけど、『金持ったヤツが勝ち』の階級が完全に固定していない社会で。
ヨーロッパみたいにある程度階層が固定していて、
職人の息子はやっぱり職人、みたいなレールが出来ている社会とは根本的に異なりますから。
じゃあ日本はどこに属するのか、と言えば、
アメリカ的社会でしょうか。
「０点。森友・加計問題で全然信用ないと思う」（４０代女性）
「辞めていいんじゃない、麻生さん。説明せずに僕は関係ないという態度を感じるから」（４０代主婦）
１６日に日本テレビの朝の生放送番組「ウェークアップ！ぷらす」に出演した安倍晋三首相の表情はますます固くならなければならなかった。彼の面前にこうした厳しい評価が出てきたためだ。安倍首相と映像でつないだ特集生放送インタビューで司会を務めたジャーナリストの辛坊治郎氏は「街の声を安倍首相に伝える」として路上で取材した内容を紹介した。
その中には安倍首相に友好的な内容も一部あったが、「とても信じられない」という激しい不満もそのまま伝えられた。
司会者は３０％台前半まで急落した安倍内閣支持率グラフを見せ「街の声をお聞きになっていかがですか」と安倍首相に尋ねた。
上気した顔の安倍首相は「政治は信頼が大切ですから、信頼を回復すべく全力で取り組んでいきたい」として身を低めた。
これが終わりではなかった。森友学園が国有地を安価で買い入れる過程で安倍昭恵夫人が関与した疑惑が膨らみ、その後財務省官僚らが関連文書を改ざんしていた事実まで明らかになった森友スキャンダルが取り上げられた。
司会者＝「奥様が森友学園が新しく作る学校の名誉校長になっていたというのはなった当初からご存知だったのですか」
安倍首相＝「なってしばらくしてから聞いたという風に記憶しています。本人は何回も断ったけれども、みんなの前でそう紹介されてしまってなってしまったということです」
司会者＝「そうすると当然現場の役人はこれを総理の案件と思うわけで、あまりに軽率ではないかと素朴に思います」
安倍首相＝「いまから考えれば私もそのように思います」
司会者＝「内閣総理大臣という権力というのは日本の頂点であるわけで当然のことながら官僚群が何をやるにしたってこれだけ長期政権だと顔色をうかがうという状況になっているというのは肌で感じていらっしゃるのではないですか」
安倍首相＝「（苦笑しながら）それはそうでもないですね。私がわからない所で『これは総理が言ってるんだから』ということは起こっているかもしれません」
司会者はさらに「これだけ騒がれた責任を取って辞めた方がいいんじゃないかとかということはないんですか」と直撃弾を飛ばしたし、安倍首相は「まだまだやるべきことがたくさんあります」と反論することもした。日本テレビは読売新聞グループが大株主である地上波民放だ。保守指向の読売新聞は安倍内閣との距離が近い方だ。
1時間近く進められた生放送の主題は半分以上が米朝首脳会談と拉致問題など外交・安保懸案に焦点が合わされたが、安倍首相が答えにくい国内政治スキャンダルもこのように大きく取り上げられた。
「外交リーダーシップを強化し国内政治で失った点数を挽回する」というのが安倍首相の代表的戦略だ。だがいくら彼に友好的な放送局でも安倍首相の望み通りに引きずられることはない。国内問題をなだめて中身のないインタビューをすることもない。５年６カ月間堅固に継続し、歴代最長政権まで見据えるという「安倍首相１強天下」なのにだ。だからと安倍首相は常識以下の方式で腹を立てたりはしない。
不利な質問だとして生中継インタビューの途中放送装備を外した広域団体長当選者の言動が議論を呼んでいる韓国政治と対比される。
政治の振り子がいくら一方に傾き、だれを立てても一方が勝つ世の中であっても、基本は守られなければならない。政治家を超えてはならない線も、メディアがあきらめてはいけない線もそのままだ。
