昨日、
新型肺炎の日本国内感染多発を受けて。
政府が……
つまり厚生労働省が、
当面の大規模イベント開催などについて、
指針を発表しました。
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加藤大臣が記者会見を開いて。
あれこれ質問を受けていたのですけども。
その中で、
やたらと繰り返し出てきたのが
『政府から要請しないのか?』
『主催者の判断に任せるのか?』
という愚問です。
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だってねぇ、
どういう権限を持って
政府が『イベント開催自粛』という名目の中止を要請するんですか?
何をどう考えても、
今の
政府にそんな権限ありませんよ。
法律の裏付けが無いでしょ。
仮に、
『感染者がイベント中から発生した』という事実があれば。
感染症関連の法律を使って、
イベント中止を指導できるのでしょうけど。
感染症関連の法律は、
『感染者』と『感染』をどうするか、
という範囲でしか効力を持ちません。
感染の可能性がない(と主張するイベントとか)、
感染者も見つからない、
活動、集会などについては何も関与出来ません。
頑張って、
今の法律の中で、
強制力の裏付けがない『要請』を出すのが精一杯です。
でも、
それって単なる『お願い』しかなりませんよねぇ。
それに何か意味がありますか?
『気休め』にしかなりませんよ。
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ただ、
市中感染が頻発して、
誰がどう見ても、
イベントを開催した場合、
大規模感染拡大が発生するのは確実だ。
という状況になれば。
政府も現行の法律内で、
感染症予防指導として、
イベント中止を要請できるようになる、でしょうけど。
現在の日本国内状況では
まだ
そこにまで至っていませんから。
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仮に、
この今の状況で要請を出すのなら。
政府からの
イベント中止要請や隔離要請を健常者が断った場合でも、
罰則を受ける。
という。
そういう法律が日本にも必要でしょう。
でも。
これって、
感染症を対象にした
『緊急事態要項』
そのまんまの強権ですよ。
健常者にまで対象を拡大してしまったら、政府は隔離という名の拘束し放題ですよ。
そんな物騒な権限を
日本のマスメディアは政府に求めるのですか?
その一方で、
同じ口で『緊急事態要項』の制定には反対する、とか。
頭オカシイだろ?
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なんかね、
もうね、
最近は
『新型肺炎怖いオバケ』に脳みそ溶かされてしまって。
何も考えていない日本国民が続出して。
本当に
ウンザリします。
一昔前の
『放射脳騒ぎ』も酷かったけど。
自宅の床から出て来たラドン原石が放射線を発しているのを検知して
『放射能汚染だ!』と大騒ぎした事件とかね。
今まで毎日その場所で健康に暮らしていたのに。
そういう事実を無視しして、
ただただ出てきた数字だけ見て怖がる、という。
この騒ぎなんか、
まさに『何も考えていないヒステリー』の典型でしたよね。
いまだに覚えてますよ。
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というわけで、
この記事を読んでいる方に、
一つ助言をするのなら。
こういうときは、
『エゴサーチ』したら失敗しますから。
集団ヒステリー状況の中から
意見を拾おうとしても。
まともな情報は出てきませんから。
そもそも、
まともに判断できないから、
感情が窮まって癇癪(ヒステリー)を起こしているわけです。
そういう状況の人達に意見を求めても、
感情の発露=八つ当たりが出てくるだけで、
それは
意見にはならないんですよ。
好き/嫌いの話になるだけです。
好き/嫌いを基にして、
リスクヘッジは出来ないんです。
むしろ、
リスクヘッジには有害な情報です。
判断の根拠に『感情』が紛れて、
大変危険な結果を招きます。
現状の世論は、
無視すべきです。
世論に配慮して流されたら、間違いなく目的を見失って失敗しますよ。
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、国内でイベントの中止などが相次いでいることを受け、厚生労働省は20日、「開催の必要性を改めて検討するようお願いする」などとする声明を出した。一律に自粛を要請することは見送ったが、感染の広がりなどによって今後見直すとしている。
大規模なイベントの開催については、18日に開かれた政府の対策本部で安倍晋三首相が関係閣僚に、開催時期の見直しの必要性も含めて国民に適切な情報提供をするよう指示していた。厚労省は政府の専門家会議での意見を踏まえ、声明として発表した。
声明では「屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いること」が、リスクを高めるとされると指摘。イベントの主催者に、こうした例に当てはまらないかや、地域での感染の状況などを踏まえて、開催の必要性を改めて検討するよう求めた。
開催する際は、参加者に手洗いを勧めたり、アルコール消毒薬を設置したりするなどの対策や、風邪のような症状がある人には参加しないよう依頼することを求めている。ただ、イベント開催の最終的な判断は主催者に委ねるという。
国内で感染の広がりを受け、イベントの中止や延期が相次いでいる。3月1日に開催される東京マラソンでは、一般参加者の出場を全面的に取りやめることにしたほか、イタリアの高級ブランド「プラダ」は、5月21日に日本で予定していたファッションショー「プラダリゾート」の延期を決めている。大阪府は感染拡大を防ぐためとして、府が主催するイベントを1カ月間、原則中止か延期にすることを決めた。3月20日まで続ける予定で、府立高校などの卒業式は特例的に開催を認めるという。