これが、
偽らざる現実世界を表している、
その結果である。
それもまた事実。
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この事実をメディア、
とくにテレビは
とかく『善』『悪』で判定して断罪するような
コメントを付けてくるのですけど。
それは、
ちょっと違うのではないかなぁ。
と、
私的には
最近とくにそう感じる場面が多くなりました。
結局のところ、
今、
自分が立っている立ち位置から見て、
何が好ましくて、何が敬遠される、主張なのか。
『正義』という、
耳障りのいいお題目を一皮剥いた下には
どろどろの欲望が隠れているわけで。
とくに、
新型コロナ肺炎で、
世界中至るところで行き詰まってしまった現状で、
『衣食足りて礼節を知る』
の
言葉にある『衣食』が足りなくて『礼節』が吹っ飛んで。
欲のぶつかり合いになるのも、
当然の成り行きなんですよねぇ。
みんな、
生きるためにそれだけ必死なんですよ。
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その中で、
中国は金満世界に生きていた幻想から、
いまだに抜けられず、
夢の中にジャブジャブ浸かったままに見えます。
というか、
夢から覚めて現実を直視したら。
とてもじゃないけど、
今の
習近平政権を支持する国民がいなくなるから。
いまだに
幻想を振りかざして
周囲にもそれを強制している、
と見るべきなのかな。
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。
という現実の中で、
日本はどうするのか。
という場合に指針になるのが。
日本の『国益』なわけですけど。
この言葉、
最近、
日本の国内メディアに
結構な頻度で登場するようになりましたねぇ。
じゃあ、
日本の国益って具体的になんなのだ、
いまの日本にとって
何が好ましくて、何が敬遠される、のか。
それに関しての
具体的な掘り下げは全くないまま、
漠然と『国益』という言葉だけが使われている、という。
それで、
菅・新政権の外交姿勢をどうこう言ってもなぁ。
結局、
何がいいたいんだ、って。
ワケの判らない禅問答になるだけで。
何の実りもない、
という。
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さらに
世界へ目を向ければ
強欲を基盤にした社会の中に生きていながら、
その社会のあり方には疑問を抱かずに。
もっとも象徴的な事例として
先鋭化している米中対立だけを切り取り、
批判するという。
それ、
自分の足を撃っているだけじゃん、
としか思えない主張ばかり
繰り返されて。
最近の
日本メディアの報道を見ていると。
そういう危うさが目立ってて、
かなり怖いですねぇ。
中国は感染拡大に責任を・米は政治的ウイルス広めた…米中、国連で非難合戦
【ニューヨーク=村山誠】米中両国が24日の国連安全保障理事会会合で、新型コロナウイルス感染拡大の責任や国際協調のあり方を巡り、互いを激しく非難した。両国首脳による22日の国連総会一般討論演説に続く批判の応酬で、米中対立の深刻さを示した。
会合は「コロナ禍後のグローバルガバナンス」と題し、感染拡大を受けた国際安全保障のあり方などをオンラインで論じた。中国の王毅ワンイー国務委員兼外相は「大国は冷戦的思考やイデオロギー的偏見を捨てる義務がある。すべての国は内政不干渉など国際ルールを順守すべきだ」と口火を切り、中国やロシア、イランに対する米国の経済制裁などを暗に批判した。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も米国の制裁を「一方的かつ非合法的」と批判した上で「国連安保理の権威を弱めるものだ」などと述べ、中国を援護した。米国の世界保健機関(WHO)に対する批判についても「実に不公平」と断じた。
これに対し米国のケリー・クラフト国連大使は「ここにいる誰もが恥を知るべきだ。今日の議論の内容にうんざりしている。当面の重要課題ではなく、政治的な恨みに焦点を当てている理事国を恥ずかしく思う」と憤りをあらわにした。
クラフト氏は続けて「新型コロナウイルスを広めた中国とその起源を隠蔽いんぺいした中国共産党に責任を負わせなければならない」と述べ、演説の大半を中国批判に充てた。
すると中国の張軍国連大使が「中国は米国による根拠のない告発に断固として反対し、拒否する」と激しい対米批判を始めた。「米国は政治的ウイルスと誤情報を広め、対立と分裂を引き起こしている」と述べ、「私は言わなければならない。もうたくさんだと。あなた(米国)は世界に対し、すでに十分な問題を生み出している」と語った。