これ、
20年ほど前なら
『確定』情報として出すのは、
まだまだ
難しかった内容ですよね。
参考資料としては使えるけど、
決定的な証拠として使うには
やや検査精度に不安がある、というか……
直接採取したものではなくて、
遺留品に残っていた付着物から採取されたものになりますので。
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それが
科学の進歩によって
かなり精度の高い分析が出来るようになって。
それを
データとしてきちんと保管しておく制度も出来て。
保管されていたデータが、
8年後に、
捜査を進展させ犯人逮捕につながる決定的な証拠になる、
という。
テレビとかで、
ドラマのネタにもされていますので。
わたしも
それなりの基礎的な知識は持ってましたけど。
こんな風に、
具体的に活用されている事例を見ると、
驚きを禁じ得ません。
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ただこれ、
証拠の一つにはなっても。
このDNAだけで有罪を立証するには、
まだまだ証拠不足なんですよねぇ。
状況証拠の一つにすぎず、
これだけで
『犯人』と決めつけてしまうと
冤罪になりかねない。
悲しい現実もあります。
これは
科学がどれだけ進歩しても、
なくならないんですよねぇ……
8年後の「DNA型一致」…ベランダ窓から侵入、女性に乱暴の男
約8年前にアパートに侵入し、女性に乱暴したとして、警視庁葛飾署は22日、東京都葛飾区南水元、会社員成ヶ沢造二容疑者(35)を強姦(ごうかん)致傷(現・強制性交致傷)容疑などで逮捕したと発表した。逮捕は21日
葛飾署幹部によると、成ヶ沢容疑者は2012年10月25日午前5時頃、葛飾区のアパート1階一室にベランダの窓から侵入し、住民の当時20歳代の女性の顔を殴ってけがを負わせた上、性的暴行を加えようとした疑い。容疑を認めている。
葛飾署が今年3月、別の事件の捜査で成ヶ沢容疑者から唾液の提供を受け、DNA鑑定した結果、女性の着衣から検出されたDNA型と一致した。