真夜中近くになって、
飛び込んできたニュースです。
アメリカの
大手製薬会社ファイザーが開発を進めていた
新型コロナのワクチンが。
臨床結果を発表しました。
まだ、
『暫定』ということで。
精査前ではありますけど、
臨床した被験者の90%以上に効果が見られた、のだとか。
いわるゆプレビューの段階ですけど。
この結果を持って、
ファイザーは、
米政府、
米食品医薬品局(FDA)に
今月
このワクチンの緊急使用許可を申請する、
のだとか。
これで
ワクチン認可が正式に出た場合。
欧米で開発された
新型コロナワクチンの実用第一号になりますね。
海外メディア、
とくに
アメリカの大手メディアが大きく取り上げています。
・
・
・
この発表、報道を受けて。
アメリカ市場は爆上げ(笑
過去最高、というか記録上最高値になろうか、
という勢いで。
急伸しています。
それだけ
ワクチンかける期待が大きい、というか。
新型コロナが経済に与える打撃が大きい、というか。
新型コロナが
世界に与えている影響の大きさが、
人々の心にどれだけの影を落としているのかが、
一気に
数字として表れました。
と。
とくに、
ここ最近は
感染拡大が激化して、
どこそこの都市で『ロックダウン』が始まりました。
とか。
住民が政府方針に反対して暴動を起こしています。
とか。
聞いているだけで気が滅入る、沈む話題ばかりで。
先行きの見通しも暗い、
というか。
希望が持てない状況でした。
そこへ、
それまでの暗雲をすべて吹き飛ばしてくれるような
朗報ですよ。
俄然、
期待値が上がります。
・
・
・
それも
今だけ。
データが精査されて正確になったら。
ワクチンの効果は
実は、大したことありませんでした。
って結果に
なるかもしれませんけど。
そもそも、
ワクチンは
特効薬とは違い、
重症化を軽減する、とか。
感染拡大を抑制する、とか。
そのくらいの効果しか期待できない物ですから。
・
・
・
けれども、
それは知った上で。
それでも。
初めて開発された
新型コロナ専用薬に
世界が懸ける期待は大きい、ってことなんでしょう。
・
・
・
さて、
日本の市場はどうなるのかなぁ。
日本は、
欧米に比べて、
新型コロナの被害は小さく。
期待先行よりは、
リスクは取らず実績重視、の傾向がありますから。
あまり
大きな動きにはならないような……
ワクチン有効性90%以上 米ファイザーが暫定評価 最終段階治験で初
米製薬大手ファイザーは9日、開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、感染、発症を防ぐ有効性が90%以上に上ったとする暫定的な臨床試験の結果を公表した。安全性の深刻な懸念も見られないとし、今月中にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するとしている。欧米メーカーのワクチンの中で、最終段階で有力な結果が示されたのは初めて。日本政府は同社からこのワクチンを6千万人分供給を受けることで基本合意している。発表を受けてトランプ米大統領は「大変良いニュースだ!」とツイッターに書き込んだ。米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領は歓迎しつつも「われわれの前にある今の課題は変わらない」と声明を出した。米国などで実施している最終段階の臨床試験の結果を中間評価した。FDAは、被験者の一定規模を接種完了から2カ月、経過観察するよう求めており、ファイザーは15~21日までに必要なデータがそろうとしている。
同社は年内に5千万回分、来年は13億回分を製造できるとしている。2回接種が必要という。
NYダウ最高値更新、上げ幅一時1600ドル超…ワクチン開発進展を好感
【ニューヨーク=小林泰明】9日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は大幅に値上がりして始まり、2月につけた取引時間中の最高値(2万9568ドル)を上回った。上げ幅は前週末終値比で一時1600ドルを超え、2万9900ドル台に達した。
米製薬大手ファイザーが同日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、最終段階の臨床試験で9割以上の感染予防の効果がみられたとする初期結果を発表。ワクチンの開発で停滞している経済活動が回復に向かうとの思惑が強まった。
米大統領選で民主党のジョー・バイデン氏が勝利を確実にしたことも好感している。午前10時10分(日本時間10日午前0時10分)現在、前週末終値比1199・38ドル高の2万9522・78ドルで取引されている。