メモ代わりの
ニュース記事ブックマーク。
1年半程前、
池袋で母子を無惨にひき殺し、
そのほかの歩行者などにも怪我を負わせた、
暴走老人の罪を問う裁判が
行われています。
『上級国民』という言葉が流行語になる
原因となった
例の事件ですね。
その裁判で、
昨日は
検察側の
目撃者の証言と、
それに対する、
被害者の尋問がおこなれました。
そこで、
目撃者3人は全員『ブレーキランプが点灯していなかった』ことを
ハッキリと証言したそうで。
これに対して、
被告の暴走老人側からは、
とくに目新しい主張はなく。
従来の
「車に何らかの異常が起きて暴走した」を繰り返したそうな。
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さて、
この件で私が気になっているのは。
刑事裁判よりも、
実は、
民事裁判……損害賠償の方でして。
これ、
2人殺害して、
その他にも9人に重軽傷を負わせています。
これ、
保険適用で全額まかなえるのですかね。
一説だと、
死亡した母子2人に関する慰謝料だけで
億円を超える、
とか言われています。
その他に、
怪我を負わされた9人に対する慰謝料やら収入補償やら、
いろいろ
積み重なっていくわけで。
ちょっと
個人で支払いできる範囲を超えてしまっている
ように思えます。
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まあ、
自動車事故については。
普通は
保険をかけているはずなので。
そちらで
対応できるはずなんですけど。
この保険も
『無制限』設定にしてないと。
支払い上限があって。
それ以上は、
当人の支払いになるのですよねぇ。
この事件、
刑事裁判が先行していて。
罪状が確定するまでは、
民事の賠償問題は
判決確定待ち、で保留になっているっぽいのですが。
この事件が起きるまでの経緯、
被告である
暴走老人の車に対する接し方を見るに。
任意保険を無制限設定して加入しているような。
そういう
『準備万全』な対応をしているようには、
とても見えません。
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これ、
判決が確定した瞬間、
大問題として噴出するじゃないのかなぁ。
池袋暴走、目撃者3人とも「ブレーキランプ点灯せず」証言…「ヒューというすごい音」とも
東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して母子2人が死亡、通行人ら9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(89)の第2回公判が3日、東京地裁であった。事故を目撃した後続車の運転者3人が出廷し、いずれも「被告の車のブレーキランプは点灯していなかった」と証言した。
検察側は10月の初公判で、事故後の車両解析では被告がブレーキを踏んだ形跡は見つからず、事故の前月の点検でもブレーキやアクセルに異常は確認されていなかったと主張。被告側は「車に何らかの異常が起きて暴走した」と無罪を求めている。
この日の証人尋問で、出廷した3人はいずれも「被告の車の行方を注視していた」と説明。このうちの1人は、「横からヒューというすごい音が聞こえた後、そのまま(被告の車が)赤信号の交差点に突っ込んで自転車をはねた」と振り返った。
車いすで出廷した飯塚被告は尋問の間、事故現場の見取り図が映し出された法廷の大型モニターを見たり、手元のノートでメモを取ったりしていた。