この場合
『おめでとうございます』と
お祝いの言葉を述べるベキなのかなぁ。
でも、
私、
この方とまったく面識ないんですよね。
誰とも知らない人間から、
お祝いを述べられて、
どうなんでしょう……
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まあ、
それはさておき。
昨日、
夕飯を食べながら
夜7時のNHKニュースを見ていたら。
この件が
真っ先に飛び込んできて。
驚きました。
去年の夏から
国内の大会にたびたび出場して。
徐々に
タイムが、着順が上がってきていたのは
たびたび
スポーツニュースで
取り上げられていたので。
知っていましたけど。
まさか、
今年の
東京五輪2020に間に合わせてくる、とはねぇ。
通常の
リハビリ、復帰スケジュールでは
ちょっと
考えられません。
一昨年の2月に
白血病との診断を受けて。
そこから治療入り、
そして
10ヶ月の入院生活です。
ほぼ1年、水泳から遠ざかっていたことになります。
その間、
水の中で
抵抗を受けて泳いでいなかったわけですから。
水泳で使う筋肉を
全く動かしていなかったわけで。
そこから
退院して
プールに入って。
ようやく
競泳選手として
本当の意味でのリハビリが始まったわけです。
それで
約半年後の
去年の夏に
競泳に復帰して。
その時も
驚かされてましたけど。
その時点では
まだインターハイレベルのタイムで。
それはそれで、
1年のブランク明けから
わずか半年で
そこまで
力を付けてきた、というか。
力を取り戻した事実だけでも、
驚きに値するのですけど。
日本競泳のトップレベルとは
まだまだ
大きな開きがあって。
東京五輪2020が
新型コロナの影響で1年延期になった、としても。
これに
出場するのは厳しいだろう、
というか。
普通に考えて無理だ、と評されていました。
なのに、
わずか半年たらずで
前評判を覆す
結果を出してみせる、とか。
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今回
出場枠を勝ち取ったのが、
バタフライではなく
メドレーリレーの一員、だそうですが。
よくぞそこまで、
1年かそこらの
リハビリからの鍛錬で
力を取り戻してきたものです。
スポーツ・リハビリの分野で見ても
こういう事例は
なかなか見当たりません。
本当に凄いですね……
2021年4月4日 20時28分
競泳の日本選手権、女子100メートルバタフライの決勝で白血病から競技に復帰した池江璃花子選手が57秒77で優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破し代表に内定しました。
女子100メートルバタフライの決勝、池江選手は「ただいま」とつぶやいて、スタート台へ向かいました。
復帰直後から課題としてきたスタートでやや出遅れ、序盤は5レーンの相馬あい選手に先行を許し、頭1つ分の差を追いかける展開となりました。それでも50メートルのターンでは0秒03差に迫り、横並びでの接戦で迎えた最後の25メートル、池江選手が一気に抜け出してリードを奪い、トップでフィニッシュしました。
タイムは57秒77。電光掲示板を振り返り、3年ぶりの優勝、そして東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破したタイムを確認した池江選手は、スタート台につかまったまま涙を流し、しばらくプールから上がることができませんでした。
プールサイドで行われた優勝インタビューでは「本当にこの種目は優勝をねらっていなかったので、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。57秒が出るとは思っていなかった。つらくてもしんどくても、努力は必ず報われると感じた」と泣きながら答えた20歳。自身も驚く会心のレースで、3年ぶりの日本一の座をつかみました。
また「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていました。リレーでも入れると思っていなかったのでうれしいです」、「残りの種目もあるので気を抜かずに頑張りたい」と、次を見据えていました。池江選手は東京都出身の20歳。バタフライと自由形が専門で、水の抵抗が少ない美しい水中姿勢と、肩周りの関節の柔らかさを生かした大きく伸びやかな泳ぎが持ち味です。
16歳で出場した2016年のリオデジャネイロオリンピックでは女子100メートルバタフライで5位に入りました。25メートルプールの短水路の記録と合わせて個人種目で「11」の日本記録を持っています。
おととし2月に白血病と診断されて闘病のため競技を離れましたが、およそ10か月の入院生活などをへて、去年8月にレースに復帰しました。
復帰後は日本選手権までの間に5つの大会に出場し、ことし2月の大会では50メートルバタフライでおととしの世界選手権の決勝進出に相当する好タイムをマークするなど、着実に力を取り戻していることを印象づけました。
今大会に向けては、闘病の影響で一時15キロ以上落ちた体重や筋力が戻りきっていないことで、レース序盤で出遅れてしまう課題に向き合い、体を大きくするための“食トレ”や、スタート練習に力を入れてきました。
自身の力の戻り具合を踏まえて、2024年のパリオリンピック出場を目標に掲げ、今大会は「すべての種目での決勝進出」を目指して、バタフライと自由形の4種目にエントリーしていました。