いつもの、
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
654人でした。
そのうちわけは
市中感染者が637人、
海外からの流入組が17人。
でした。
さらに
市中感染者のうち
首都圏で確認されたのが427人。
首都圏が市中感染全体に占める割合は
67%でした。
この数字、
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比1.03倍(先週635人
市中感染で前週比1.04倍(先週613人
首都圏で前週比1.01倍(先週424人
という結果です。
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昨日の報告では、
前週比が1倍割れして下に抜けた、
かと思ったら。
今日の報告では1倍超えて上振れ。
という具合で、
増えたり減ったり
いわゆる『高止まり』の様相に見えますが。
総じて見ると
上振れ回数の方が明らかに多くて、
感染拡大漸増状態です。
市中感染がジリジリと拡大している状況ですね。
しかも
とりわけ目立つような
大きな集団感染クラスターは見当たらず、
小規模のクラスターが頻発している状況ですから。
どこかに
感染源が存在していて。
一極集中しているのではなくて、
感染者が
広範囲にわたって満遍なく拡散している、
と考えられます。
防疫の観点からは見ると、
最悪に近づいている状態ですね。
どこか一箇所を抑えればなんとかなる状況ではないので。
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あと
気になる変化としては。
ここへ来て、
再び
首都圏での感染拡大が進行し始めた点です。
先週は
市中感染に占める首都圏の割合が、60%を切り、
55%前後で推移していたものが。
今週に入ると、
60%超えどころか
65%超え、と。
10ポイント以上の開きが出ています。
これは、
首都圏の感染者数が
前週比で1倍を大きく上回る数字を出したりしているので。
地方での感染者報告数はそのままで、
首都圏での感染者が増えている、
という結果です。
首都圏は
従来からの
地方よりは一段強めの防疫措置が継続されている中で
この結果は、
ちょっと気になる動きですね。
韓国の新規コロナ感染者654人 2日ぶり600人超
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から654人増え、累計13万3471人になったと発表した。市中感染が637人、海外からの入国者の感染が17人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(528人)より126人多く、2日ぶりに600人を上回った。
全国各地でクラスター(感染者集団)の発生が続く中、インド型の「二重変異ウイルス」をはじめ、従来の新型コロナウイルスよりも感染力が強いとされる変異ウイルスの市中感染も相次いで報告されており、防疫当局は感染拡大を警戒している。
新たに確認された市中感染者637人を地域別にみると、ソウル市が245人、京畿道が159人、仁川市が23人で、首都圏が計427人と全体の67.0%を占めた。
首都圏以外の地域では、釜山市と蔚山市がそれぞれ27人、慶尚北道が24人、大邱市が23人、忠清北道が21人、江原道と慶尚南道、忠清南道がそれぞれ16人、大田市と全羅南道がそれぞれ10人、全羅北道が9人、光州市と済州道がそれぞれ4人、世宗市が3人の計210人だった。
首都圏ではソウル市のカラオケボックスに絡み41人、同市の考試院(簡易住宅施設)に関連して11人、京畿道城南市の家族・知人の集まりに関係して19人がそれぞれ陽性と確認された。
首都圏以外の地域では、慶尚北道慶州市の大型スーパーに絡み15人の感染が判明し、江原道原州市の遊興施設(クラブなど)に関係してこれまでに18人の感染者が出た。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは17人だった。このうち7人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から8人増えて計1912人となった。韓国国内の平均致死率は1.43%。重篤・重症患者は前日から8人減って148人となっている。
18日の検査件数は3万3640件で、前の日に比べて8064件少なかった。