kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

惜しかった…… ―― 日本代表に8強の壁、南ア大会に続きPK戦で散る

現在、
午前3時30分過ぎ……
ネット配信されていた
試合中継のライブ映像で
試合終了後の監督、選手インタビューまで見終えて。
これを書いています。



日本が
サッカーW杯で初めてのベスト8進出なるか、
と言われていた
日本対クロアチアの世紀の対戦。
結果は、
負けました。
もつれにもつれて延長戦まで終えても
決着がつかず。
PKで。
負けました。



惜しかったねぇ。
前半、
終了間際に
ゴール前でのこぼれ球を
前田大然が蹴り込んで先制して。
そのまま前半終了で折り返して。
このままイケば勝てるだろう……って、
そういう雰囲気で。
けっこう
いい感じで
試合を進めていたのになぁ。
それでも、
後半開始後の55分、
クロアチア選手の鮮やかなヘディングで、
同点に戻されて。
そこからは
一進一退……というよりも、
どちらかと言うと
クロアチアが攻める時間が
やや多め。
で、
日本は守備に回って
ボールを奪ってからのカウンターという。
日本とクロアチアと、
それぞれ
チームの持ち味というか。
得意の戦術スタイルでの殴り合い。
それで
後半をやり切って。
延長戦もやり切って。
それでも
決着が付かず。
PKに突入、
という。



PK戦の結果は、
日本の選手のシュートが3回、
クロアチアゴールキーパーに止められて。
4人中3人がシュートを決めた、
クロアチア
PK1-3で敗れる、
という。
PKに入る前まで見れば、
前回大会準優勝のクロアチアと互角に戦い、
惜敗。
と言ってもいい
試合内容、結果でした。



ただなぁ、
互角じゃダメなんですよねぇ。
互角では勝てない。前へ進めない。
相手を超えなければ……
その1枚、
相手を超える1手が足りなかった。
壁を越えて
ベスト16からベスト8へと進むための、
もう1手。
それは一体何なのか……
私が
クロアチアとの試合の中で気がついた点を挙げると。

『シュート』かなぁ。やっぱり。
あと
『フィジカル』か『テクニック』か。
なんというか、
日本にも
強力なシュートを打てる選手はいます。
堂安選手とか三苫選手とか。
ただ、
試合中、何人居るのか、というと。
今回の
日本代表の場合、
一人くらい。
ペナルティーエリアの外からの(単独で中に持ち込める能力も含めて)
シュートを警戒しないとならない選手は。
常に一人程度。
それと、
ゴール前のヘディングも
クロアチア戦では、
まったく勝負にならなかった。
なので、
ゴール前まで、
何度もチャンスを作って。
コーナーキックの数も
クロアチアよりも日本の方がたくさん得たのに。
その先が無い。
どうやって点を取るのか。
具体的で確実な
手段というか、
プランというか、
スタイルというか、
それが無い。
それを持っている選手が
フルタイムで試合に出ていない。
これが、
ベスト16を突破して
ベスト8になるために
日本に欠けている、
圧倒的に足りていない部分、ですよね。
ただ、
これは日本に限らず
サッカーW杯に参加した全ての国に言える事でして。
決勝トーナメントを勝ち上がっていく
強豪国は
得点力のある選手=タレントを揃えている。揃っている。
また、
かつての強豪国でも
タレントが居ない国、
世代交代でタレントが居なくなってしまった国は敗退していく。
という
勝負事における優勝劣敗の摂理。
その中で、
日本が
この先を目指すとしたら。
出てくるのか出てこないのか判らない
タレントの出現に期待するよりも。
そこそこの選手でも
フルタイム出場して。
今回のようなハードなプレッシングを常時行える、
そういう体力強化を進めるべきかなぁ。


でもなぁ、
体力強化……というか
肉体改造、
ではなくて
サッカーに最適化された肉体の実現、って言えばいいのかな。
これはプロ選手になってから始めるのでは
遅すぎて。
ユースというか
もっと幼い幼年時代
サッカーを始める最初から
コツコツ積み上げて作り上げていかないと。
本当の意味での
『地力』が出来上がらない。作れないんですよねぇ……
で、
日本代表チームに関わったスタッフ達、
監督、選手達、みんな
それを判っていて。
それで
ことある毎に
『Jリーグへの感謝』と
『もっとJリーグを盛り上げて』と。
サッカーの裾野を広げようという発言が
出ているのですけど。
私的には、
目標が遠すぎる、と思うんですよ。
というのも、
小学生とか中学生にとって、
目指せJリーグ、目指せ日本代表って。
目標としては漠然とし過ぎて。
過程が曖昧なんです(本物の天才は別として)。
プロチームのユースに参加できる子なんて、
ほんの一握りだし。
それ以外にだって
ユースにたどり着けないけど
才能がある子はいっぱいいて。
そういう子達は
どういうモチベーションで自分を高めていけばいいのか。
身近な目標がない。
だから
日本代表に入るのは天才だけ。
秀才では、
そこまでたどり着けないから層が薄い。
いつまで経っても厚みが出ない。
その結果、
サッカー全体のレベルが上がっていかない。
とか
断言しますけど。
なんで
こんな事を言うのか、言えるのか、というと。
私は
野球少年として
『甲子園』という存在を知っていますから。
もうね、
プロ野球というか。
野球と比べて、
サッカーのマネジメントは
ここが圧倒的に劣っています。
プロの登竜門となるべき、
アマの頂点と言える大会が存在していない。
いや、
高校選手権とか天皇杯とか存在していますけどね。
アレ
登竜門としては機能してません。
プロリーグのユースと高校チームの大会が
別系統で分かれていて
育成がバラバラに進められて。
プロに成り上がる道が一本化してないんですよ。
良く言えば
選択肢がある。
でも
実体はバラバラ。
中途半端できちんと序列化されていない。
野球の場合は、
小学校のリトルリーグから始まって、
中学、高校で。
強豪校が学生をスカウトして。
強いチームを作り上げるシステムが出来上がっていて。
才能ある野球少年は
中学生の時点で越境して強豪校へ行くのが当たり前の
世界だし。
そうやって野球漬けの『野球マシーン』を育成する、
環境が構築されているんです。
死屍累々、無数の脱落者をだしつつ。
野球少年が
日本でたった一つだけの
巨大なプラミッドを築いているんですよ。
だから、
ピラミッドの頂点から
イチローとか大谷翔平のような世界に通用する選手が次々に生まれる。
で、
翻って日本サッカー界を見渡したとき。
サッカーには
こういうシステム、環境が存在していないんですよ。
学生が目指すべき登竜門が無い。
ステップアップのための
体系化された序列が存在してない。
で、
ここから素人を暴論を書きますけどね。
日本サッカー協会
Jリーグに参加しているプロチームが
日本サッカーを
世界の強豪に匹敵する強さにしたい、
と思うのなら。
本気でそれを願うのなら。
サッカーの1部プロチームの上位有名どころが、
たとえば
浦和とか鹿島とか大阪とか。
そういうチームが、
中高一貫の学校を作って。
ユースの学生はすべてそこに入学させて
学生生活をサッカー漬けにする、
とか。
それで、
高校選手権大会とか高校総体に殴り込んで
プロの予備軍が日本一を決める、
プロへの登竜門大会にするとかね。
世間からの反発は強いかもしれませんけど。
で、
私立学校とかも
プロユース学校に対抗して
サッカー大会タイトルを奪取するために
育成を強化してくるだろうし。
才能ある学生の奪い合い、とか発生するでしょうね。
小学生の段階からスカウト合戦が始まって。
猛烈な競争が発生します。
そうなったら、
『学生をサッカーマシーンに仕立ててどうするんだ』って
反発が出るでしょう。
でもさ、
世界のトップに居るサッカー選手は、
みんなサッカーマシーンだよ。
子供の頃にサッカーマシーンとしての能力を獲得して磨いて
超一流に成り上がって、
その先の教養とかを身につけている。
その位置へ
日本がのし上がって行こうとするのなら。
彼ら以上の、
効率的で強烈な改革をやらないと。
この先に上がるのは無理だと思うよ。絶対に追いつけない。
とまあ、
ムチャクチャなアイデアを書いてみましたけど。
学校を建てなくてもヨシ。
要点は、
ユース、クラブチームと、
学生部活動との2系統。
さらには
個別に独立してしまっている、
育成環境。
幼年期から少年期にかけて
同一の俎上のまとめて一本化した評価体系、指導体系、
共通の環境、
これが
今の日本サッカーに欠落している。
この一点。
それが
日本サッカーの最大の問題なのです。
そこを一本化しろヨ、
というだけの話。
既存環境をぶち壊せ、って主張なので。
利権関係ドロドロぐちゃぐちゃメチャクチャ揉めるけどね。
プロ野球は、
それに手を突っ込んで乗り越えて発展してきたのよ。
日本サッカー界はどうするのさ。

 



 

 



 

 

 

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日本代表に8強の壁、南ア大会に続きPK戦で散る…クロアチアはPK戦3連勝

 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表は5日午後6時(日本時間6日午前0時)から、前回大会準優勝の強豪クロアチアと決勝トーナメント1回戦で対戦。PK戦の末に敗れ、またもベスト8の壁を超えられなかった。前半に前田大然のゴールで先制したが、後半に追いつかれ、15分ハーフの延長戦に。両チームとも決め手を欠いてもつれ込んだPK戦で、日本は4人中3人が失敗し、1-3でクロアチアに屈した。
 日本は2010年南アフリカ大会の決勝トーナメント1回戦でもパラグアイ相手にPK戦で3-5で敗れていて、PK戦は2連敗となった。
 対するクロアチアは、これがW杯でのPK戦は3度目。前回大会の1回戦デンマーク戦では、3-2で、準々決勝のロシア戦は4-3で制していて3連勝。勝負強さが際立つ結果となった。