kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

こういう話も…… ―― 「腕に着ける資産」ロレックス強盗被害相次ぐ 転売は困難

例の事件に関連して、
この手の話題もニュースで取り上げられていたので。
ブックマークを付けてみました。



何の話題かと言えば
今回の事件で
盗難被害に遭った高級腕時計『ロレックス』に関する話題で。
近年、
投資対象となっていて、
買い占め、転売などが行われ。
値段が高騰している、
という話とか。
『転売が困難』という解説です。
正規オーナーだと、
だいたいどこかで聞いた話なので。
今更って内容なのですが。
実際に、
この手のブランド品に縁が無い人は、
知らないのかなぁ。



この手のブランド品の盗難って、
盗難した直後の現金化って
すごく難しいんですよ。
警察とか保険会社経由で
中古買い取り市場に情報が流れますから。
同時に
厳しいチェックが入ります。
大手チェーン店系なら
『盗品を売買していた』って事実が出てしまうと、
企業として死活問題になるので。
事件直後の関連商品買い取りは慎重になりますし。
インターネット上の
フリーマーケット系は警察とかが巡回して
目を光らせてますし。
なので、
表舞台での取引、ってのは。
捕まるのを覚悟で売りに出しますか、
って具合です。
事件から数年寝かせて、
出来れば5年以上寝かせて……
単純な窃盗の時効なら7年ですから。
5年寝かせた後なら、
捜査時間を加えて逃げ切れる確率高いですからね。
それで、
いっぺんに売りに出すと見つかる確率が
これまた高まりますし。
特徴的な逸品を売りに出したら、即バレしますから。
これも時効後じゃないと売れません。
なので、
今回の事件では
被害総額が1億円を超える、とか言われますけど。
そのうちから
即座に現金化できる金額がどのくらいあるのか、
というと。
1割=1千万円なんて
とても無理。
1%=百万円でも、できるかどうか。
そこで、
事件後、安全確実に現金化したければ、
1億円の盗品を数年は保管しなければならないわけですけど。
そうなると
1億円の商品を
数年間、
汚さず、傷つけず、劣化させず、
完璧に管理して保管しなければなりません。
ブランド品って、
きちんと手入れして保管しないと、
劣化して無価値になりますから。
金に出来ないのに金がかかるw
それなら、
即現金化できる闇ルート、
裏社会のマーケットに流せば。
なんとかなるのか……
というと。
買いたたかれますw
だって、
そういうところに出されるのは『盗品』前提で、
他では売れない、ってのが
相手も判っていますから。
思いっきり足下を見て安く買いたたきますよ。
それでも
世界で唯一つしか存在しない美術品とかなら。
他では買えない品なので
それなりの値段で取引されるみたいですけど。
今回の事件みたいな
ブランド品は
どこでも買えますからね。
金持ちは
わざわざ盗品を求めたりしないわけです。
盗品を買うのは
金持ちじゃない人たちばかり。
そうなると
正規品(中古の含めて)の値段よりも
高くは売れません。
手間が掛かるのに正規品の値段よりも安くないと売れないので
儲けが少ない。
なので
安く買いたたかれますw



だから、
総額1億円の値段が付く商品を盗んだら
それだけ儲かるのか、
というと……
値段の1割の儲けが出るかなぁ。どうだろう、
という具合。
数人でやったら一人頭100万円手に入るのかどうか。
なので、
こういうのって
だいたいは、
盗難保険金詐欺目当てでやるんですけどねぇ……
今回は
その線でも警察が捜査を進めているハズ。

 

 

www.sankei.com

「腕に着ける資産」 ロレックス強盗被害相次ぐ 転売は困難との指摘も

 東京・銀座の高級腕時計専門店で8日に起きた強盗事件では、ロレックスの腕時計100点以上が被害に遭ったとみられる。高級腕時計の代名詞ともいえ、高い人気を誇るロレックス。人気の背景には、著名人も愛用するなど長年にわたって培われてきた高いブランド力がある。資産価値の高さから強盗事件が相次ぐ一方、正規のルートで転売して金銭を得るのは難しいとの指摘もある。
 公式サイトによると、ロレックスは1905年にロンドンで、当初は時計専門商社として創立された。その後、製造に乗り出すとともに、多くの時計メーカーが本社を置くスイスのジュネーブに拠点を移した。1926年には世界で初めて防水性を備えた腕時計を開発。1953年のエベレスト初登頂の際にも使用されるなど信頼性の高さを示す数々のエピソードもあって、高級ブランドとしての地位は揺るぎないものとなった。
 著名人にも愛用者が多く、人気スパイ映画「007」シリーズの主役、ジェームズ・ボンドも長く愛用。日本ではかつて俳優の木村拓哉さんが作品内で着用したモデルが品薄になったこともある。
 近年は新型コロナウイルス禍の影響による生産体制の縮小もあって、価格は一段と高騰。中古品であっても本来の定価を大幅に上回るプレミアム価格で売買され、モデルや生産年代によっては1000万円を超えることも珍しくない。
 ブランド品の買い取りを行う「コメ兵」を展開するコメ兵ホールディングス(名古屋市)では、芸能人やスポーツ選手も愛用するモデル「デイトナ」のうち特に人気の高い機種を400万~450万円で買い取っているが、現在、在庫はゼロ。昨年3月に販売した際の価格は600万円だったという。広報担当者は価格高騰の背景について「人気モデルは品薄が続き、愛好家が高値でも買い取るようになった。また、転売して利益を得る投資目的で購入する人も増えたためではないか」としている。
 こうした高い資産価値を背景に、貴金属店を狙った強盗・窃盗事件は各地で続発している。東京・上野では、3月24日にロレックスなどの腕時計45点(計9900万円相当)が奪われる事件が発生。4月14日と5月7日にもブランド品買い取り店と別の貴金属店が相次いで被害に遭った。
 一方で、強盗や窃盗の被害品については、犯人が転売で利益を得るのを防ぐため、警察から製造番号などの情報が業者に提供されるという。
 コメ兵ホールディングスによると、本社にファクスで届いた情報はすみやかに国内の店舗で共有しており、「事件後、情報を早く提供していただければ盗品だと対応できる」という。さらに、過去に盗品の取引に携わった人物の情報提供も受けており、買い取りの際の身元確認で合致した場合、買い取りを拒否することもあるという。