タイトルに書いた数字は、
今年の元旦に発生した
能登大地震に関して。
現在報告されている関連死者数から受けた、
私的な印象で。
半年から1年後の震災関連死者数の見込みです。
・
・
・
現在、
石川県などから毎日、報告が出ているのですけど。
それによると、
関連死者が232人。
震災発生後、
ほぼ毎日のように増えていた、
この数字が。
先週後半からのここ数日になって、
ようやく
増加が止まりました。
とはいえ、
毎日の安否不明者確認作業で、
増え続けていたのが。
ようやく
ひと段落して。
それで数字の増加が止まった、という厳しい見方もできますけど。
・
・
・
それで、
今年の
能登の大地震では
現在発表されている数字では、
震災による家屋の倒壊などに巻きまこれた圧死等、
直接死した死者が200人を超えています。
この数字、
似たような震度7強を記録した
過去の大地震で直近となる熊本の大地震と比べると。
熊本震災の時は、
地震による直接死者は数十人程度で、
そのあと、
避難先などで死亡した
震災関連死を含めると
関連死者が300人弱程度。と、
数倍に膨れ上がりました。
仮に、
今回の能登大地震が
これと似たような状況をたどるとしたら。
震災発生から3週間の時点で、
直接死者が200名を超えています。
そこから、
さらにこの後、関連死者が数倍に膨れ上がっていくと。
半年後には
震災関連死者が1000人を超えました、
という悲惨な結果も
ありない数字ではないんですよねぇ……(涙
・
・
・
これを防ぐのには、
避難所の環境改善、と。
倒壊した住宅に残って暮らしている人達への支援の強化、
と理想論を言えば
そうなるのですけど。
地域のインフラが丸ごと崩壊しているような現状では、
現地の生活環境改善をするのにも、
数か月かかるのは
どうやっても避けられません。
『大量の支援、マンパワーをつぎ込めばいい』
とか簡単に言ってのける人がいますけど。
必要以上の人間を
つぎ込んでも無意味ですから。
原始的なマンパワーでの人力作業で、できる仕事量は限られます。
周辺部から機械を持ち込んで
延伸してしていく作業の方がはるかに効率的でスピードも速い。
なのですが、
液状化だとか断層の隆起とかで、
地盤そのものが破壊されて、
他地域の地面と、
断絶されて地続きではなくなってしまった地域への進出するのは、
簡単にはいきません。
ここまでひどい状態だと
1~2か月で、
仮設路を設置して仮復旧するのすら難事業ですよ。
私的には、
この手の難航見込みは、
変な希望を持たせず、
『仮設復旧の見込みすら立ちません』と、
ハッキリ発表するべきだと思います。
震災発生から3週間が経つし、
人間がどれだけ集まっても神様にはなれないんだから。
無理なものは無理だ、と。
行政が事実を述べるべきでしょ。
じゃないと、
人間って、
弱い生き物だから
いつまでも、
在りもしない希望にすがって現実逃避し続けるからねぇ……
住宅被害2万7963棟に輪島、珠洲で22人安否不明 能登半島地震
石川県によると、能登半島地震による死者は18日午前9時時点で、災害関連死14人を含む232人が確認されている。安否不明者は輪島市が17人、珠洲(すず)市が5人で計22人。住宅被害は2万7963棟が確認され、17日午後2時時点から5400棟以上増えた。増加の主な要因は、これまで半壊と一部破損を「多数」としていた能登町で、全壊も含めた被害が計5千棟確認されたため。輪島市や珠洲市では「多数」とされたままで、詳しい状況は分かっていない。今後大幅に増える可能性が高い。