kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ご冥福をお祈りします――福島第1原発の吉田昌郎元所長が死去、58歳

この方にお会いしたことはありませんが……
今、私がこうして当たり前のように暮らしていることについて、やはり感謝しなければならない方だと思うのです。


福島第1原発の吉田昌郎元所長が死去、58歳 事故収束を陣頭指揮 - MSN産経ニュース 福島第1原発の吉田昌郎元所長が死去、58歳 事故収束を陣頭指揮 - MSN産経ニュース


実際、あのときの現場で何があったのか。
私には知るすべがありません。
けれど自らの生活を振り返ってみて、
過去のブログを見返しても、一日に何本もの記事を書いていたり。
原発の動向については、ほぼリアルタイムで追いかけていましたねぇ。
今読んでみても、そうとう切羽詰まって日々過ごしていたことがヒシヒシと伝わってきます。
遙か離れた東京での生活で、これなんですから。事件現場だった福島第一原発の構内ではいかばかりだったのでしょう。
後日談のインタビューでは「今度ばかりは死を覚悟した」みたいなことを仰っていましたが。
早すぎる死で、まことに残念です。
せめてあと数年生き抜いていただきたかった。
そして、「フクシマ」を歴史的に評価できるようになったときに、後の世に伝えるべき事実を語っていただきたかった。
今回の事故を、兎にも角にも収束させることができたのは、組織の力ではなく、
個人の力によるところが大でした。
そうした現場を生き抜いた『個人』の経験を、後の世代に伝えてほしかった。
……でも、もうかなわなくなってしまいましたね。

記事中では、
『事故後の被(ひ)曝(ばく)放射線量は約70ミリシーベルト』などと書かれていますけど。
手元を照らす灯りすらなかった、「フクシマ」の現場で、被曝量をすべて把握できていたら、それこそ奇跡ですよね。