アメリカの戦争に巻き込まれるのかどうか、って話での説明が。
『ややこしい』と言われてますけども……
もっとザックリした説明をすればいいんじゃないかな、と思ったりします。
つまりアメリカが海外に派兵して戦争を始める。
そこでアメリカが戦争に負けそうになる。
それで、
集団的自衛権による日本の自衛隊の派遣があるのかどうか。
これについては、
アメリカが戦争に負けたとしても。
アメリカという国が滅亡するわけじゃない。それなら日本の国の安全が脅かされる、とまでは言えない。
だから、
アメリカが戦争で負けても集団的自衛権による自衛隊の派遣はありません。
ぐらいの事は、言ってもいいんじゃないのかなぁ。
(仮に、アメリカ本土が直接攻撃が行われている場合、
日本の領海、領空、領土内などで敵の攻撃が行われていたら……って条件でなら。
集団的自衛権の対象になるのでしょうか、ね。ミサイル撃墜とかね。
いや個別自衛権の範疇なのかな)
まあ、政治家がこれを言っちゃうと色々問題あると思いますけども。
日本はアメリカを見捨てる発言を政治家が公式に認めることになりますのでね。
でも、
テレビに出てくる専門家、とかは。
そのくらいハッキリ言った方が、判り易いとおもうのですけどねぇ。
あと、
戦闘に巻き込まれた時に、
弾薬補給中とか、給油中で逃げられるのか……って話も出てますけども。
「逃げる」でしょ……
弾薬と燃料その場において。日本人はとっとと逃げますわよ。
なんというか、
一般の大多数の国民は、
死んでも義務を果たすとか。
恰好イイ日本人、自衛官をイメージしすぎですよね。
だいたい、戦地にいる日本人国民を見捨てて自衛隊機を派遣できないような政府ですよ。
他国民を助けるために、
戦地に留まるわけないじゃないですか。
そんなガッツ、
日本政府にありませんよ。
危険があれば、仲間を見捨ててとっとと逃げるのは間違いありません。
だって、
この集団的自衛権を改訂した今の法案が元で、
自衛隊員が大量死したら、
次の国会で即座に法案が廃案になってしまうのは。
目に見えて明らかなんですから……
そんな馬鹿なこと、政府もしませんよ。
とはいえ、十数人の死者が出ることはありえるでしょうけども。
『事故の範囲』で収める程度の、
死者が今後出る可能性はありますね。
というか、その点はほぼ確実ではないでしょうか。
でも、
これだってつい先年の日揮プラント襲撃事件で日本人技術者がテロリストに殺害されて死亡した数と、大差ない程度です。
ざっくり乱暴な書き方をしましたけども、
国民が背負っているリスクを自衛隊も海外で背負うようになる法案、
と言うのがふさわしいのはないか、と私などは考えているのですけども。
それで大多数の国民が納得出来るか、というと。
まあ、難しいですね……
追記:
一部で「国民投票にかけるべき」という暴論も出てきてますが……
絶対にやめるべきですね。
ワタシも含めて、『原発安全神話』を信奉してしまう国民です。
『リスク』を徹底して認めない、国民性と言ってもいいと思います。
そんな国民が、
メリットがはっきりしないけど、リスクが上がることだけは具体的にハッキリしている法案について、
リスクテイクしにいくわけ無いじゃないですか。
『国民投票』にかけたら、絶対に成立しませんよ。