昨日5月31日をもって、
秋葉原のソフマップ本館が営業を終了しました。
重大ニュースは、他にもたくさんあるのですが……
私的には、仕事と関連深い点もあって、
このニュースが気になってます。
……昨年末には、
業界内にすでに具体的な話が出回っていて、かなり危機感があったのですが。
アキバから、
また一つ『ゲームオタク』のモニュメントが消えてしまいました。
とこんな風に書いても、
近年は『名前ソフマップ、中身ビッグカメラ』だったので、
ソフマップ本館の閉店にとくに何の感慨もない人も多いのではないでしょうか。
イベントのアミューズメント館とか、
各種特典グッズ付きの予約販売、なら、
ネット販売サイトの、アキバソフマップとか、
ソフマップ1号館ですし。
青春の1ページ、となると、
もっと路地裏の2階にあったお店とか、そっちのイメージが浮かびます。
ただ、
ちょっと驚きなのは、
このネタを日経新聞が取り上げて記事にしていることです。
ガジェット通信とか、サブカル系のニュースサイトが取り上げるのは判るのですけども。
日経新聞が……ですか。
記事の内容を読むと、
どうやら、『ソフマップの閉店』よりもリニューアル後に開店する予定の、
ソフマップの親会社である『ビックカメラ』の『秋葉原旗艦店』の動向に興味があるようです……
というわけでもなさそうで、
アキバにソフマップ本館が開店してから、約10年。
秋葉原の顔として、
それなりの存在感が認められていた、ということでしょうか?
ソフマップ秋葉原本館31日営業終了 ビックカメラに転換 :日本経済新聞
家電量販大手のビックカメラ傘下のソフマップは31日、都内の旗艦店である秋葉原本館(東京・千代田)の営業を終了する。6月以降は秋葉原で初となるビックカメラの店舗に転換する。ビックカメラとソフマップは秋葉原の店舗網を「AKIBAビックマップ」として再編し、秋葉原本館以外の店舗の移転・統合も進める。
ソフマップ秋葉原本館は2007年、旧ヤマギワ本店跡地に開業した。売り場面積はソフマップの店舗としては最大の約5000平方メートル。現在は中古スマートフォン(スマホ)やパソコンなどを中心に扱っている。中央通りに面した秋葉原を代表する店舗だった。31日、同店でカメラの三脚を購入した会社員の男性(24)は「秋葉原のイメージ的にも、なくなってしまうのは寂しい」と語っていた。
白物家電が復調の兆しをみせる一方で、ソフマップが得意としてきたパソコンなどの販売が低迷している。ソフマップの16年9月〜17年2月期の売上高は272億円で、前年同期と比べて13.4%減った。ソフマップは地方を中心に不採算店舗の閉鎖を進め、16年8月末時点で35あった店舗数を今年2月末時点で28店に減らした。
同社は現在、秋葉原で7店舗を運営しているが、6月以降は商品分野ごとの専門店5店に集約する。これまでは1品ごとに価格や状態が異なる中古品をそれぞれのソフマップの店舗が扱っているため、消費者からは「(比較・検討のために)複数の店を回らざるを得ない」といった声もあがっていた。
(花田亮輔)
ただ、
私は、ソフマップ本館が出来るよりも前の、
もっと古い世代の「オタク」なので、
秋葉原のソフマップ本館を見ても、ただの家電店にしか見えず、
特別な感慨が沸くこともなく、
むしろ、その事に少々戸惑いを覚えてしまう、くらいです。
ソフマップ本館で印象に深い思い出、というと、
「秋葉原通り魔事件」のニュース映像でしょうか。
ウィキペディアで検索すると、いまでも当時の写真が掲載されています。
……いやな、思い出ですね。
もう、すっかり消え去ってしまった感がありますけどもね。
『風化する』のは、
人間のストレス防衛手段として、正しいプロセスの一つなので(イヤなことは忘れる)、
なんというのかな、
変化を否定するのは間違い、だと思うのですよ。