kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本は大手メディアの『忖度』によって、重大な危機に追い込まれている……のかもしれない――29日に発表された北朝鮮の談話について

今回は、まず記事3件のブックマークを貼ります。
上から、
日本の大手メディア、読売、朝日、
それから、
北朝鮮関連の情報を主に扱っているマイナーなメディア、デイリーNKジャパン、の記事です。
すべて同じ談話、北朝鮮が29日、ミサイルを発射したことを発表した後で出た談話に関してで、
談話のソースは『朝鮮中央通信』との事でした。


北朝鮮外務省、在日米軍以外の攻撃も示唆 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 北朝鮮外務省、在日米軍以外の攻撃も示唆 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 北朝鮮外務省、在日米軍以外の攻撃も示唆 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) このエントリーをはてなブックマークに追加

 【ソウル=宮崎健雄】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は29日、日本が北朝鮮への制裁圧力を強めていることに対し、「日本にある米国の侵略的軍事対象(米軍基地)だけが我が軍の照準に入っているが、敵対的に対応するなら標的は変わるしかない」との談話を出した。
 在日米軍以外も攻撃する可能性を示唆してけん制した。
 談話は、イタリアで開かれた主要国首脳会議(タオルミーナ・サミット)で日本が圧力を強めるよう呼びかけたことなどに対して反発し、「我々の自衛的措置に言いがかりをつけ、意地悪く振る舞っている」と批判した。

北朝鮮「日本は意地悪い」 在日米軍基地以外も攻撃示唆:朝日新聞デジタル 北朝鮮「日本は意地悪い」 在日米軍基地以外も攻撃示唆:朝日新聞デジタル 北朝鮮「日本は意地悪い」 在日米軍基地以外も攻撃示唆:朝日新聞デジタル このエントリーをはてなブックマークに追加

 北朝鮮外務省は29日、日本の対北朝鮮政策を非難し、「今までは日本にある米国の侵略的軍事対象(米軍基地)だけがわが軍の照準に入っていたが、日本が米国に追従して敵対的に対応するなら、我々の標的は変わるしかない」とし、米軍基地以外への軍事攻撃を示唆する談話を発表した。朝鮮中央通信が30日に伝えた。
 談話は、主要7カ国首脳会議(G7サミット)などでの日本の対応について「我々の自衛的措置に言い掛かりをつけて意地悪く振る舞っている」と主張。「米国と追従勢力が正しい選択をするまで高度に精密化、多種化された核兵器と核攻撃手段をさらに多く製造する」と改めて強調した。(ソウル=牧野愛博)

北朝鮮外務省「われわれの標的は日本に変わるしかない」 | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) 北朝鮮外務省「われわれの標的は日本に変わるしかない」 | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) 北朝鮮外務省「われわれの標的は日本に変わるしかない」 | DailyNK Japan(デイリーNKジャパン) このエントリーをはてなブックマークに追加

北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は29日、日本に対して「われわれの自衛的措置を『脅威』だの、『挑発』だの、何のと言い掛かりをつけて意地悪く振る舞っている」と非難する談話を発表した。30日、朝鮮中央通信が報じた。

談話は、イタリアで開催された主要国首脳会議(G7)で安倍晋三首相が北朝鮮に対して「今は対話ではなく圧力をかけていく必要がある」と主張したことや、日本政府が新たな独自制裁を検討していることに対して、「われわれの『脅威』を口実にしてなんとしてもファッショ的悪法をつくり上げて軍国化を本格的に実現するための法的名分を立てようとするところにその目的がある」と指摘した。

また、「日本当局がわれわれの自衛的措置に「挑発」と「脅威」に言い掛かりをつけて軍国主義の復活と再侵略野望を実現しようと狂奔するのは実に、愚行である」と主張した。

さらに、「われわれは過去、朝鮮人民にあらゆる特大型の反人倫的犯罪を働いた日本が過去に対する反省どころか、われわれの自主権行使にまで言い掛かりをつけて新たな罪を上塗りしていることについて絶対に許さず、徹底的に計算している」と強調した。

そのうえで、「今までは日本の領土にある米国の侵略的軍事対象だけがわれわれの戦略軍の照準鏡内に入っているが、日本が現実を直視せず、あくまで米国に追従してわれわれに敵対的に対するなら、われわれの標的は変わるしかないであろう」と警告した。


どうでしょうか?
まず、デイリーNKジャパンの記事に比べて、
読売と朝日の記事内容は、かなり情報が少ないです。
ただし、
デイリーNKジャパンの記事は、談話の中で語られた言葉以外に記者が行間を補う、という形をとって、
記者の推測が書かれていますので、
その点では、必要以上に記事が長くなっている、という見方も出来ます。
それにしても、
特徴的なのは、
どの記事も見出しに、北朝鮮が日本を標的にするかもしれない可能性を示唆した点を掲げているのですけども、
朝日新聞だけは、なぜか「日本は意地悪だ」という、
北朝鮮のコメントが前につけてあります。
これは、
『日本が意地悪だから、北朝鮮は日本を標的にしようとしている』
と読者の意識を誘導しようとしているようにしか思えないのですが、
というか、そういう意図で付けているのですね。
というのも、
どの記事も中身を読むとそれなり書かれているのですけど、
北朝鮮は、
日本がアメリカに追従して北朝鮮に圧力を掛けている行動について、
北朝鮮に対する『敵対行動』だと非難して、
日本が『敵対行動』をとり続けるのなら、日本も攻撃対象にする、と警告しているのですね。
つまり、
日本を標的にする理由は『日本が北朝鮮に圧力をかける=敵対行動をとっているから』であって、
『意地悪』とはまったく別次元の話なのです。
日本は日本で、
拉致問題解決のため、
そして、北朝鮮の度重なるミサイル発射によってミサイルが日本に向けて(日本の領海に向けて)
飛んできているリスクを取り除くため、
国民の後押しもあり、北朝鮮に圧力を掛けているのですが、
この行動が、
北朝鮮からは『敵対的行為』とみなされ、日本人も攻撃対象になる、
という状況が現実のものとなるなら、
韓国みたいに、
北朝鮮に圧力を掛けるべきではなく、融和するべきだ、と言い出す人が出てくるかもしれません。
それはそれで、
私は構わない、と思います。
どのような意見を持つのかは、個人の自由ですから。
その上で、日本国としての意見を決めて、対処すれば良いのです。
というよりも、
本来はそうあるべきです。
今の韓国みたいに、国論が割れるかもしませんが、
国民一人一人が、自分の立ち位置をしっかりと理解した上で意見を出し、
それを集約した政府が、
反対を押し切っても、国の政策を進める。外交を進める。
それが、国のあるべき姿でしょう。
そして、
そのためには、日本国民が自分の立ち位置をきちんと把握できるだけでの、
信頼できる情報、
それが何よりも必要です。
……なのに、
日本の現状は、
もっとも広く情報を発信している、
大手メディアが、恣意的に情報をゆがめています。省いています。操作しています。
今、はやりの言葉で言うなら、
日本の大手メディアは本来伝えなければならない情報を、
会社の都合で『忖度』してゆがめ、省き、偏向して発信しているのです。
これは由々しき事態です。
何が恐ろしいかの、と言えば、
仮に今回の談話が、北朝鮮の日本に対する攻撃宣言であった場合、
後付けで、日本はこの時から攻撃対象になっていた、ということは十二分にあり得るのですが、
日本国内は問わず、
海外にいる日本人が北朝鮮の攻撃対象となる、ということです。
もっと具体的に書けば、
去年、
マレーシアで金政男オジサンが北朝鮮のエージェントらしき人間に暗殺されたような、
海外で北朝鮮兵士による日本人殺害、
そういう事件が、
これ以降、日常的に発生するかもしれない、
今回の談話は、その転換点かもしれないのです。
もちろん、
私も今回の談話の発表で一気にそこまで危険度があがる、とは思っていません。
しかし、
今の日本は確実にその方向へ進んでいる、と北朝鮮は警告しているのですね。
しかし、
一日本人の私的には、
そのリスクも覚悟の上で、
北朝鮮に圧力をかけるべきだと思います。
そして、北朝鮮に「譲歩する」「譲歩した結果」を体験、学習させることが、
何より必要だと、
それがなければ今後の極東に安定はないだろう、と考えています。
だから、日本人は今リスクをとって行動するべきだ、と。


しかし、です。
上にブックマークを貼り付けた、日本の大手メディアが掲載している記事を読んで、
とくに朝日新聞が掲載したような、
意図的に『日本が意地悪しているから北朝鮮は日本の攻撃目標にするかもしれない』と
情報操作している、
そんな偏向された記事から、
正確に今の日本が直面しているリスクを読み解き、
自分の立場を把握した上で、
北朝鮮に対する覚悟を持てるでしょうか?
私は、はなはだ疑問に思います、
このままでは、
日本は大手メディアによって、目も耳も塞がれたまま、
気がついたら戦争を始めてしまっている、のではないか、
日本国民にとって、
戦後に、後出しで正しい情報を出されても、まったく無意味なのに、
それは先の太平洋戦争で、国民が反省した教訓だったはずなのに、
今の大手メディアは、まったくその教訓がいかされてない、
いや判ってても無視している、
そのように見えます。
今、日本が直面している危機とは、
悪意ある敵は政府ではなく、大手メディアではないか、
真に監視が必要なのは、大手メディアではないか、
この3つの記事を読み比べると、
そうとしか思えないのです。