kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

かなりマズいかも ―― 韓半島で影響力を失った時の日本の選択

なんというか。
国民がこういうレベルの夢想家ばかりなので。
文オジサンも、
妄想レベルの大統領なんだなぁ。
と実感してしまいました。
なんのことか、と言うと……
まずは、
気になった記事のブックマークを貼りますよ。
国保守系メディアの総本山、朝鮮日報の記事です。
去る、3月1日に、
韓国で独立運動100周年みたいな、ちょっとアレな妄想を謳った式典が
盛大に行われたのですけど。
それに関する韓国メディアの論評とかを探していたところ、
見つけたのがこの記事でした。

 

 

 

www.chosunonline.com 

今の北東アジアにおける日本の立ち位置は19世紀末のそれに似ている。日本が中国に勝って満州に手を伸ばしたものの、ロシアが主導した三国干渉で韓半島朝鮮半島)における影響力を失った時期のことだ。それまでの日本の国策にはアジアがあった。西欧帝国主義とは距離を置き、自主的な力で日本を中心とするアジアの連帯を成し遂げるというものだった。日本の「正統保守」と言ってもいい大アジア主義路線は、後に「大東亜共栄圏」という侵略路線として復活するまで、日本の国策から排除された。
 三国干渉は「西欧列強の助けを借りなければ、日本だけでは何もできない」ことを表していた。外交力の限界と「脱亜入欧」(アジアを脱し、西欧諸国の一員となること)の正当性を痛感したのだ。日本はロシアと交渉した。ロシアは満州の権益を持ち、日本は韓半島の権益を持つという「満韓交換論」や、平壌近くの39度線で韓半島を分けるという「南北分割論」を両国で議論した。しかし、真の目的は西欧列強の中でも最強だった英国との同盟だった。米国にも接近して日英同盟に準ずる関係を作っていた。英米の圧力で三国干渉の両軸であるフランス・ドイツの足を縛り付けた後、日本は孤立したロシアをたたいた。
 日本が戦争を通じて韓半島に再びやって来るまで7-8年かかった。大韓帝国を名乗り、「光武」という独自の年号を使っていた時期だ。国としては最後の機会だった。だが、大韓帝国皇室は日本や親日エリートのけん制なしに甘い夢のような専制権力を行使した。この時、日本で活動していたフランス人風刺画家ジョルジュ・ビゴーはそのような皇室を盲目の官吏として描写した。外の世界に目を閉ざしているという意味の風刺だ。フランスの画家でさえ世間を広い視野で見ていたのに、大韓帝国の皇帝はそうではないという冷笑が込められている。
2010年と12年の尖閣諸島問題の影響は、日本の国策が外部の力を通じて「脱亜入欧」の方に向かって動いたという点で、三国干渉の衝撃と似ている。それまで日本の国策にはアジア連帯という考え方があった。中国・韓国と手を結び、アジア共栄を実現しようというものだ。その時期に執権した日本の民主党政権はアジア接近のため米国とは距離を置く自主路線を展開したものの、尖閣諸島問題で一気に挫折した。中国は、日本が相手にできないほど大きくなり、その分だけ言動も荒々しくなった。韓国は歴史問題で挟み撃ちにし、韓半島における日本の発言権を排除した。自主路線とアジア連帯の実益・実効性はその時、終わった。尖閣諸島問題の衝撃は「米国の助けを借りなければ、日本だけでは何もできない」ことを表した。三国干渉時に痛感したものと同じであり、解決策も同じだ。
 日本人に会うたび、「米国が北朝鮮の核を事実上、容認したら、日本はどのような選択をするのか?」と質問しているが、ほとんどの人がこの前提そのものを受け入れてくれない。米国は容認しないよう最善を尽くしているというのだ。「万が一のこと」と仮定して強引に答えを求めると、「それでも米国に頼るだろう」と答える。米本土と同じ保護を受けるため、米国にさらに接近するとのことだ。接する日本人の範囲が広くないためか、「日本は日米同盟を揺るがして独自で核を開発する」と答えた人はいない。日本人の核兵器に対する拒否感は、外部から感じるものよりもはるかに強い。安倍首相もこの障壁を乗り越えられていない。今の日本の選択は「親米」しかない。
 このほど東海(日本名:日本海)で発生した韓日の確執もこの脈絡から読み取ることができる。対北朝鮮制裁監視活動中の日本の自衛隊哨戒機が、北朝鮮の漁船を救助した韓国軍艦に過剰接近した意図は明らかだ。東海は彼らにとっては「日本海」だ。韓国の対北朝鮮制裁違反行為を米国に代わってしらみつぶしに見つけ出し、「日本海」を「親北親北朝鮮)の海」にさせないということだ。東海は韓国と北朝鮮だけの海ではない。独島(日本名:竹島)を含め、日本が東海で緊張を高める方法はいくらでもある。日本は「親米」という安保路線を激しい方法で表現し、力を通じて韓半島における発言権を取り戻そうとしている。これが東海で「親北路線」と衝突しているのだ。そこに歴史問題が油を注いでいる。
 今の韓国は盲目の官吏ではない。さまざまな方法で日本を克服することができる。歴史問題提起を自制するのも1つの方法だ。それが嫌なら、日本よりも米国に接近し、韓国に有利な方向に米国の仲裁を引き出すべきだ。それも嫌なら、軍事大国である日本を防ぐことができるレベルまで国防力を強化しなければならない。現政権はどの方法を選択するのか。それも嫌だというなら、北朝鮮と連帯し、北朝鮮の核で日本をけん制するという極端な冒険も仮定することは可能だ。韓米同盟は破たんするだろう。いわゆる「従北左派」が執拗(しつよう)なまでに浸透している反日の終着点はここにあると思う。


鮮于鉦(ソンウ・ジョン)副局長兼社会部長
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

 

 

とまあ、この記事なんですけど。
過去の日本についてあれこれ分析が書かれていて。
それを一例として、
米朝首脳会談が破談に終わった今後の韓国の進路について。
あれこれ……というか3つの進路を示す。という内容です。
で、
これのどこが気になったのか、というと。
日本に対する分析は可も無く不可も無く、と言いましょうか。
よくある内容で、
取り立てて目を引く事は書かれていないのですが……
……まあ、それが記事全体の9割にも及ぶわけで。
9割が可も無く不可も無く、って時点で。
読む価値あったのか、って首をかしげてしまうのですけど。、
まあ、
それはそれとして、
残りの1割が韓国の進路について。
『親米』か、
『軍国』か、
『従北』か、
と3つ提示されています。
で、
まあ、この書き方がいかにも韓国人らしい、というか。
この3つ、
それぞれメリットとデメリットがあるわけですけど。
デメリットの部分については、一切書かれていないのですよね。
その前段として書かれている日本に対する分析でも、
日本が決断したことによって享受したメリットについて
触れていますけど。
同時に招いたデメリットについては一切触れられていません。
こういう『自分が見たい物しか見ない』という発言、主張は、
韓国メディアで至る所、あらゆるレベルにおいて散見される現象で。
たぶん、
これは韓国人の国民性なんでしょう。
ノーベル賞と無縁なのは、この国民性ゆえじゃないでしょうか。
まあ、それは脇道の話なので。
ここでは置いておいて。
今度韓国がとるべき進路として示された、3つの選択肢。
『親米』『軍国』『従北』について。
実はこれ、
既に選択されていて。
それで行き詰まってしまった。という結果が出てます。
まず『軍国』
現代の戦争は別名『ハイテク戦争』と言われるほど、
高度な軍事技術によって支えられた『機械の戦争』です。
この分野を強くするなら、
自前の軍事技術を育てるか、外から供与してもらって移転するか。
そのどちらかしかないわけですけど。
……日本がEUやアメリカなどと共同で兵器開発に乗り出していたり、
共同訓練を増やしているのは、
この一環です。
それで
韓国はどうかというと。
既に頓挫しています。
兵器開発の技術移転、共同開発参加、ともに断られてますよね。
また、先に供与してもらった技術をもとに開発した、
韓国製の兵器は故障続きで、
実働レベルでは完成と言っていいのか怪しい水準ですし。
まともな成果と言えるのは、
ロケット開発で打ち上げに成功した。くらいでしょうか。
共同演習も、ここへ来て断られてる、というか。減らされてますし。
次に『親米』ですけど。
これを進めた場合、
韓国は今よりも格段の負担を求められることになるわけですけど。
韓国民がそれを受け入れることが出来るのですかね?
日本を超える『親米』を目指すなら。
トランプ大統領の要求はオールOKレベルですよ。
となれば、
在韓米軍の費用負担は今の5倍。
貿易協定は全部見直し。
サムスンやLGなどは、アメリカ国内に数兆円規模の工場を建設、
ってくらいでしょうか?
そうなると当然、それだけの韓国の雇用がアメリカに奪われてしまうわけで。
その上、
『親米』は『中国の反感』を招きます。
当然、中国からの経済制裁がいっそう強化されます。
その結果は、
今でさえ悪化の韓国経済、高い失業率がさらに悪化するのは間違いありません。
そのデメリットを受け入れる覚悟が、韓国民にあるのでしょうか。
それが出来なかったから、
韓国民は文オジサンを大統領に選出した……のですよねぇ。
それで、
文オジサンは『軍国』でも『親米』でもない。
『従北』というか『南北統一』という
新しいフロンティアの獲得を目指して。
ここ2年かけて政策を推進してきたわけですが。
それも、
米朝首脳会談の決裂、という結果をもって頓挫しました。
つまり、
記事で書かれていた提案は既にどれも実行済みで。
すべて失敗しているわけです。
その意味で、
この記事を書いた記者よりは、文オジサンの政権スタッフの方が、
なんぼか賢いのですけど。
とまあ、
長々と書いてきましたけど。
別に、
この記事は、書いた記者を批判したくて、取り上げたのではありません。
この記事に書かれた内容は、
2回目の米朝会談が頓挫した直後から、
韓国メディアの至る所で見られる主張で。
その代表例として取り上げてみました。
つまり、
韓国メディアや韓国民が想定している政策は
既に頓挫していて。
現状の韓国はまさにデッドエンドに近い状況なわけです。
なので、
日本政府としては、
さっさと徴用工判決に対する適切な対応、対抗処置を執って。
日本企業を救済しなければなりません。
……って、
どうしてそれがここで。繋がるのが、って話ですけど。
デッドエンドに追い詰められた韓国が、
形振り構わず日本人の財産を奪い取りに来る……そのリスクを、
日本国民と日本政府は真剣に検討する段階に入ってきた。と。
私はそう見ていますから。
今の日本はたまさか経済が安定し、かなりの余裕があります。
その余裕の中にいる日本人が、
韓国にも、日本人と同じような判断を求めること自体がおおきな間違いです。
日本政府は、
韓国の現状を正しく把握し、
日本国民のために速やかな行動をとらねばなりません。
おそらく、
これから状況はさらに悪化するでしょう。
もはや猶予はありません。
米朝会談が頓挫したので韓国もいくらかは元に戻るはず』なんて
悠長な予想を立てているバカは、
即刻退場させて。
沈みゆく韓国が断末魔の叫びを上げながらつかみかかってくる前に、
事を決しなければなりません。、
まともに組み合えば、日本もそれなりの被害が出ますから。
先に成すべき事をなして、手の届かない場所へ避難するのが良策です。
今、
日本政府と日本国民に求められているのは、
そのような現実に対処する行動なのです。
果たして、
日本政府と国会議員はその現実を理解しているのか……