大阪の吹田市で警官が刺されて拳銃を奪われた事件。
負傷した警官は現在も入院中ですが、
とりあえず命の危機は脱したそうです。
ただ、
それ以上の詳細は不明のままなので。
果たして、この後現場復帰が出来るのかどうか。
というような状況の中でも、
事件の捜査は着々と進んでいて。
容疑者の過去や、
当日の様子とおぼしきモノが明らかになってきました……
のですが。
逮捕された時点で公開された情報に、
障害者手帳を所持していた、とあったので。
何かしらあるのだろう、とは思っていましたけど。
『統合失調症』らしき相談を、品川の警察署に持ちかけていたり。
その一方で、
事件現場となった大阪府の吹田署交番近辺を、
事件前に何度も念入りに調べていたりして。
周到な計画性をうかがわせる行動をとっていたり。
と思ったら、
拳銃を強奪後、
それを手に持って住宅街の中をうろついていたり。
目的に一貫性があるような、ないような。
計画性があるような、ないような。
まとめて付き合わせていくと、
理解に苦しむ情報が増えてきました。
この事件、
どこへ着地するのでしょうか……
大阪府吹田市の大阪府警吹田署千里山交番前で16日早朝、同署の古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(26)が刺され、実弾入りの拳銃が奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された東京都品川区のアルバイト従業員、飯森裕次郎容疑者(33)が平成26年11月、「ゲームをやめたら心臓から声が聞こえる」などと警視庁に相談していたことが18日、捜査関係者などへの取材で分かった。
捜査関係者らによると、飯森容疑者は26年11月12日夕、警視庁品川署を1人で訪問。「ドラゴンクエストのゲームをやめたら心臓から声が聞こえて困っている。昔住んでいた吹田市の人たちの声です」「友達や小学校の先生、自衛隊にいたことがあるがその時の同僚の声などが聞こえる」「心臓の中を確認してもらうことはできますか?」などと話した。
対応した警察官が病院で診察を受けることを勧めると、おとなしく帰宅し、その後、相談やトラブルなどはないという。
飯森容疑者は精神障害者保健福祉手帳を交付され、心療内科に通っていたことがあるという。逮捕後の調べには、「私のやったことではありません。病気がひどくなったせい、周りの人がひどくなったせいです」と容疑を否認している。
大阪府吹田市の大阪府警吹田署千里山交番前で古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(26)が刺され拳銃が奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)が少なくとも事件の2日前から、現場周辺をたびたび訪れていたとみられることが19日、捜査関係者への取材で分かった。飯森容疑者が事前に交番を下見していた可能性があり、府警は事件前の行動を詳しく調べている。
飯森容疑者が事件直後、拳銃のようなものを手に歩いている姿が、現場近くの住宅街の防犯カメラに写っていたことも判明。この時間帯に破裂音を聞いている住民が複数おり、府警は飯森容疑者が拳銃を手に徘徊し、発砲した疑いがあるとみている。
捜査関係者などによると、事件2日前の14日午後から15日にかけ、飯森容疑者が使っていたとみられるICカードで少なくとも3回、現場最寄りの阪急千里線千里山駅を利用した記録が残っていた。
飯森容疑者は高校卒業まで同駅近くに居住。駅周辺には、飯森容疑者が事件直前に虚偽通報した際に名乗った同級生の実家やほかの友人宅もある。飯森容疑者は最近、同級生にフェイスブックで頻繁に連絡を取り、住所を尋ねるなどしており、同級生宅を探していた可能性もある。
一方、事件発生から10分足らずの16日午前5時45分ごろ、交番から北西に約400メートル離れた吹田市千里山西の住宅街の電柱に取り付けられた防犯カメラに、飯森容疑者と似た人物が写っていた。
右手に拳銃のようなものを持ち、黒っぽい上着と長ズボンを着用。事件前に交番防犯カメラに写った不審な男と同じような服装で、バッグのようなものを持っていた。