kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

何をやってるんだか ―― 自動車運搬船転覆、閉じ込められていた韓国人4人全員救助

ここ数日、
とあるネット界隈でホットなニュースがあるのですけど。
そのニュースに関連した記事にブックマークを貼ってみました。
韓国の貨物船……自動車運搬船が、
アメリカの港から出港してすぐに転覆した事件です。
ネットで、
船名を検索しますと。
巨大な船舶が横転している写真がズラリと並びます。
ちなみに、
事故を起こしたこの船、
写真に撮られた横転した状態ですでに海底に乗り上げていますので。
これ以上は沈みません。
なんともまあ、
水深わずか十メートルほどの遠浅の湾を、
これだけ巨大な船で出入りするとか。
『無茶苦茶だ』としか言いようがないのですけども。
事故のあった港は、
貿易拠点として重要な港のようで。
十万トンクラスの船舶が出入りするのは日常茶飯事。
タグボートの先導で頻繁に出入りしているのだとか。
日本の日本三井O.S.Kが所有しているエメラルドエース号、
これも自動車運搬船なのですけども。
トヨタの自動車を積み込んで、ちょうど同じ頃に港へ入港したりしてます。



というか、
このニュースがネットで注目を浴びているのは、
この転覆した韓国の自動車運搬船『ゴールデンレイ号』と、
日本の自動車運搬船『エメラルドエース号』が、
遠浅の湾の出口でニアミスを起こし、
『ゴールデンレイ号』が衝突を避けようとして急旋回をかけたところ、
船体が傾いたまま、そのまま転覆したという……
それが、
この事件の第一報だったのですが。
それを聞いた韓国民が『転覆は日本のせいだ』と盛大な火病を激発中、
だからなのですよねぇ。



で、
実際のところ、
事故原因は本当に日本の自動車運搬船の過失なのか……
って真偽が気になるのですけども。
今の所、明らかになっていません。
また、
それらしい説得力のある解説も出ていません。
ただ、
数年前韓国で水難事故を起こした『セヴォル号』の事例と、
経緯があまりにも似ているので。
過積載ではないか。
船の重心が高すぎたのではないか。
とかとか。
『セヴォル号』の事故と同じ原因で、
今回も転覆したのでは無いか……と噂されていたりしますけど。
私は、
それはちょっと違うのではないかなぁ。と見てます。



まず
加速している物体が
加速方向から進路を変更する場合……
つまり、
車のアクセル踏んだままカーブを曲がろうとする場合、
カーブの外側に向けて遠心力が働きます。
これは船の航行でも同じです。
この力の働きで、
船は舵を切ったとき外側に傾きます。
ただし、
傾いた先には『海水』がありますので、押し戻されます。
これが復原力です。
この復原力は、
船が海面から沈んでいる体積が大きいほど、
それだけ海水と接面している面積・体積が大きくなるので、
大きな力が働きます。
逆に言うと、
海面から沈んで居ない場合には、
ほとんど働きません。
事故現場は水深が11メートルしかない。との事ですから。
事故当時の喫水はおそらく数メートルくらいでしょうか。
転覆した『ゴールデンレイ号』は
全長約200メートルの船、らしく。
写真からの目測で、長さと高さを勘案すると。
全高は40~50メートル程度。
となると、
事故当時は、水面下に沈んでいたのは、全体の5~6分の1程度?
これではバラスト調整以前に、
復原力はほとんど期待出来ません。
舵を切った瞬間、
傾いたまま、元に戻りませんよ。
おそらく、
日本船に接近する以前から、
徐々に傾いて、
最終的に、
どうにもならなくなって転覆した。
というのが真相ではないでしょうか。

 

 

 

www.chosunonline.com

 

 米国東海岸で転覆した現代自動車グループの物流会社「現代グロービス」所属の自動車運搬船「ゴールデンレイ号」に閉じ込められた韓国人船員4人が全員救助された。
 これは、米沿岸警備隊(USCG)が9日(現地時間)、ジョージア州自然資源省海岸資源局本部で記者会見を開いて明らかにしたものだ。まず、ジョン・リードUSCG大佐が3人を救助したことを発表した。同大佐は「救助された3人は病院の救急救命室に搬送しているところだ。残りの船員1人については船内の位置を確認しており、救出を試みている」と語った。救助された3人のうち2人は歩いて待機中の船に降りてきたという。
 残りの1人は船舶内のエンジニアリング室の強化ガラスの向こうに閉じ込められていたが、後にUSCGは最後の1人の救助も発表した。救助隊員らは船体を切断して船員たちを救助したとのことだ。
 ゴールデンレイ号は8日、米ジョージア州ブランズウィック港を出発した後、港から12.6キロメートル離れた水深11メートルの海上で船体が左に傾き出し、転覆した。乗組員24人のうち20人は事故直後に救助されたが、残りの4人は船内の機関室に閉じ込められていた。
 ゴールデンレイ号は2017年に建造された7万1178トン級の船舶で、ゼネラルモーターズGM)や起亜自動車などの車約4000台が積載されていたとのことだ。 

 

ちなみに、
似たような日本船『エメラルドエース号』の大きさは、
全長 :199.99m
全幅 :32.26m
深さ(全高) :34.52m
喫水 :9.725m
ですが、
写真で見比べると、
『ゴールデンレイ号』のシルエットは、
若干、幅が狭く……船底に向けての絞りが強い、というか。その分高さが増しているように見えます。