肝心な情報が歯抜けの『大阪モデル』とは違い、
きちんとした出口戦略がニュースになっていたので。
そちらの記事に
ブックマークを付けてみました。
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米国で
もっとも新型コロナ肺炎に汚染されてしまった地域。
いや、
今や世界でも有数の、
『中国・武漢』に並ぶ汚染地域となった、
と評するべきでしょうか。
米国ニューヨーク州。
その
ニューヨーク州をあずかるクオモ知事が、
感染拡大がピークアウトしつつある現状に照らし合わせて、
『出口戦略』の概要を発表しました。
内容は、
現在、
州民に強いている規制を解除する、
その判断基準。
そして、
具体的に解除される規制の内容、
その段取りです。
つまり、
どういった手続きで、
どういうアクションを起こすのか。
その全容がきちんとまとめられて発表されています。
手続きだけ発表して、
アクションは一切公表しなかった大阪とは大違いです。
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ニューヨーク州の場合、
規制解除の順番は、
1)製造や建設
2)不動産
3)飲食店(店内営業)やホテル
4)芸術や教育
ということで、
古い歴史を持ち、歴史とともに生きる街ニューヨークならではの
内容ですね。
まず、
道路や下水道、老朽化したビルの補修、など。
社会インフラ根幹に関わる、
建設・製造・不動産を動かし。
その次が。
それらの人の活動を支えることになるだろう、
飲食店やホテル、宿泊施設の営業許可。
そしてここには、
『観光産業』支援の面もあるのでしょう。
ただし、
大規模な集客の中心になりそうな
『芸術』イベント関連や、
『教育』『文化』関連の施設など
ここは一番最後に回して。
再度の
感染拡大に警戒を緩めない体制で
段階的に
規制解除をすすめ、
再流行を抑制する。
と。
そういう意図がハッキリと読み取れます。
大雑把な内容ですけど。
意図が明確なので、
その意図に沿って細部も組まれているのだろうな、と
予想出来ますし。
実際、
詳細に組み上げられていくのでしょう。
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『出口戦略』を発表するのなら、
こういう風に、
具体性をもった明確な意図が見える内容を
公表しないと、
意味ないですよ。
入院患者14日連続で減少・ICUベッドの空き30%以上…NY州、経済再開判断の7基準発表
【ニューヨーク=村山誠】全米最多の新型コロナウイルス感染者を抱えるニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は4日、経済活動再開を判断する際の7基準を発表した。外出制限措置の期限とする15日以降、全ての基準を満たした地域から、業種別に4段階に分けて再開を進めていく計画だ。
クオモ氏は、前提条件として、感染者1人が平均で何人にうつすかを表す「実効再生産数」が1・1以下であることを挙げた。
その上で、再開判断の基準として、▽入院患者数や死者数が少なくとも14日間連続で減少▽1日あたりの新規入院患者数が10万人あたり2人未満▽地域内の病床や集中治療室(ICU)ベッドの空きが30%以上――といった要件を掲げた。1か月で住民1000人あたり30件の検査ができる能力の確保や、感染者の行動や濃厚接触者を追跡するための要員確保も求めた。
感染が集中するニューヨーク市内では、入院患者数と死者数の減少傾向が続き、検査能力も確保できているが、空き病床確保など4基準が達成できていない。一方、郊外では5基準を達成している地域もある。クオモ氏は「地域ごとに状況を分析し、再開を判断する必要がある」と強調した。
基準を満たした地域では、感染リスクや経済的影響をもとに業種を4分類し、段階的に再開を試みる。第1段階は製造や建設、第2段階は不動産など、第3段階は飲食店(店内営業)やホテル、第4段階は芸術や教育などとした。
再開後は、検査や感染者の追跡を通して実効再生産数を注視し、1・1を超えた場合は再開計画を停止する。クオモ氏は「感染の第2波を防ぐため、再開は慎重かつ制御されたものでなければならない」と説明した。
州内の死者数は4日時点で前日比226人増の1万9415人に上るが、1日あたりの死者数は減少が続く。4月中旬に1万8000人台だった入院患者数も約9600人まで減少している。