kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

新型コロナ・リリーフ内閣です ―― 菅新政権の全容固まる

これ、
ブックマークを付けた記事中にも
同じ事が書かれていますねぇ。



なにせ、
総裁就任から丸1日でバタバタと建て付けました。
って慌ただしさ。
党内人事にとどまらず、
首相選任の前に、
内閣閣僚人事にまで全部公開されてしまう、
という。
まあ、
前代未聞、未曾有の珍事ですな。
というわけで、
気にあることを
ツラツラと思いつくままに書いてみました。



現在
公開されている
閣僚人事では。
安倍内閣の主要閣僚が、そのまま再任。
その中で、
注目されていた官房長官に、
安倍政権で厚生労働相に就いていた加藤勝信氏が着任する、という。
やはり
ここが
新生・菅内閣の特徴をもっとも端的に表している部分ですね。
今年の年頭から始まった
新型コロナ騒動において、
防疫対策と雇用対策の最前線で動き回っていた大臣を、
次期内閣の
官房長官に据える、
という。
どこに重点を置いて、
官僚を動かすつもりなのか。
これで明らかですね。
これが、
コロナ下の経済対策重視なら
再生相の西村氏を引っ張ってくるところでしょう。
でも、
そうなりませんでした。
防疫と雇用が最優先、
だという。
あとは、
麻生太郎副総理兼財務相
茂木敏充外相、
梶山弘志経済産業相
萩生田光一文部科学相
赤羽一嘉国土交通相
小泉進次郎環境相
橋本聖子五輪相、
など、
主要閣僚が
そのまま再任される予定、
だそうで。
ここから見えてくるのは、
スポーツ・五輪関係の人事はそのままスライド再任で、
一切変更なしですから。
東京五輪2020』について、
日本政府としては、
そのまま継続、
今の時点での変更は考えていない、
との意思表明。
あと、
日韓外交についても
これまでのスタンスを変えるつもりはない、
との意思表示ですね。
韓国嫌いで知られている
茂木敏充氏が
そのまま外相続投ですからね。



その一方で、
日中関係については。
強面の河野氏が防衛相から外れて、
かわりに
安倍首相の実弟である、
岸信夫・元外務副大臣が新たな防衛相として着任する
予定なのだとか。
ここが結構なポイントになりそうに見えます。
これで中国寄りに進む、ということではなくて。
ただ、
中国側から見ると、
安倍首相に近しい人物が防衛大臣に就いた、
ということで。
安全保障問題について、
対話できるチャンネルが設けてもらえそうだ、
と見えますので。
まずは一安心。
ですかね。
同時に、
アメリカ側から見ても。
安倍首相の安全保障政策を引き継ぐだろう意思が
見て取れるので。
こちらも人事として
一安心、なのかな。



その他、
気になる点としては、
防衛相だった河野氏行政改革相に就ける
と同時に、
平沢勝栄・元内閣府副大臣(75)を復興相に着任させている、
という。
これ、
ウルサ型の辣腕系を行政改革と復興に当てて。
ゴリゴリ進めていく、
というか。
ゴリゴリ進めるための地ならしをさせる、
つもりですかねぇ。
けっこうなエネルギーを
行政改革と復興に投入する、
そんな腹づもりに見えます。



その他の閣僚ポストについては、
かつて
これまでのどこかの内閣で閣僚経験がある実力者、
をそろえたのは。
これは
スキャンダル対策、なんでしょうね。
リスクのある新人ではなく、
枯れているけど身ぎれいで問題の少ないOBを選んで。
使い回す、という。



とかとか、
こうして発表されている人事情報を
ザッと一通り目を通してみると。
菅氏が目指しているのは、
実務重視で手堅さを優先して選出した
新型コロナ対応最優先内閣、
外交、安全保障分野は安倍政権のレガシーを継承。
って感じかな。

 

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

行革相に河野氏、防衛相に安倍首相実弟の岸氏…菅新政権の全容固まる

 自民党菅義偉総裁(官房長官)は16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。新政権の全容は固まり、官房長官加藤勝信厚生労働相(64)、行政改革相に河野太郎防衛相(57)を起用する。麻生太郎副総理兼財務相(79)は再任し、安倍首相の実弟岸信夫・元外務副大臣(61)を防衛相で初入閣させる
 加藤氏は、安倍内閣官房副長官を務めた。政策全般に明るく、実務能力にも定評がある。菅氏は新型コロナウイルスへの対応を新政権の最優先課題と位置づけており、厚労相を務めた加藤氏の起用で万全の体制を整えたい考えだ。
 菅氏は組閣を前に「規制改革を徹底してやりたい」と明言しており、行革相には発信力もある河野氏が適任と判断した。麻生氏は2012年末の第2次安倍内閣発足以降、安倍内閣を政権の屋台骨として支えており、引き続き要職に起用し、政権基盤の安定を図る狙いがある。
 茂木敏充外相(64)、梶山弘志経済産業相(64)、萩生田光一文部科学相(57)、西村康稔経済再生相(57)、公明党赤羽一嘉国土交通相(62)、小泉進次郎環境相(39)、橋本聖子五輪相(55)は再任する。
 加藤氏の後任の厚労相には、石破派の田村憲久・元厚労相(55)を再登板させ、武田良太国家公安委員長(52)は総務相に横滑りさせる。上川陽子・元法相(67)は法相、小此木八郎・元国家公安委員長(55)は国家公安委員長で、それぞれ再入閣する。デジタル分野を担当する閣僚に平井卓也・元科学技術相(62)を充てる。
 平沢勝栄・元内閣府副大臣(75)は復興相、野上浩太郎・前官房副長官(53)は農相、坂本哲志・元総務副大臣(69)は1億総活躍相で、それぞれ初入閣する。井上信治・元環境兼内閣府副大臣(50)は、19年4月に成立した特別措置法に基づき創設される大阪・関西万博の担当相として初入閣する。
 菅氏は今回の組閣のポイントとして、改革意欲と専門性の二つを挙げていた。河野氏には省庁の縦割り打破、平井氏には菅氏肝いりの「デジタル庁」創設に向けた取り組みを、それぞれ期待しているとみられる。一方で、党内の全7派閥や無派閥からも起用し、バランスにも配慮したようだ。
 一方、自民党は15日、新たな党役員人事を決めた。二階俊博幹事長(81)が続投し、総務会長に佐藤勉・元総務相(68)が就いた。政調会長下村博文選挙対策委員長(66)、選挙対策委員長山口泰明組織運動本部長(71)をそれぞれ充てた。森山裕国会対策委員長(75)も続投した。
 菅総裁は16日午後の衆参両院の本会議で首相に指名され、同日中に皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。

 

 

 

www.sankei.com

 

菅氏「俺はつくるほう。壊すのは河野」 安全運転と突破力の布陣

 自民党菅義偉総裁が初めて取り組む組閣と党役員人事には、派閥均衡やベテランを重視する「安全運転」が目立つ一方で、改革を進める「突破力」を同居させる一面ものぞかせた。
 官房長官に起用する加藤勝信厚生労働相は、安定した答弁や実務能力に定評がある。ただ、一部には加藤氏が旧大蔵省出身で、菅氏が重視する「省庁の縦割り打破」が実行できるか懸念する声もあった。
 加藤氏は平成24年の第2次安倍政権発足時から約2年10カ月、菅氏とともに政権を支える官房副長官だった。菅氏は歩調を合わせて取り組むことができる人材が最適と判断したようだ。
 さらに、二階俊博幹事長や麻生太郎副総理兼財務相ら安倍政権の屋台骨となったベテランを起用。田村憲久厚生労働相上川陽子元法相ら前政権の閣僚を再任し、リスク回避に努める姿勢も目立った。
 党四役と国対委員長には、総裁選を支えた党内5派が顔を並べた。菅氏は派閥の推薦を受けない方針を示していたが、党内全7派に勢力に応じたポスト数を分配した。党内政局の安定を優先したといえる。特に総裁選の勝利に尽力した二階氏と森山裕国対委員長には、両氏が推す二階派志帥会)や石原派(近未来政治研究会)の入閣待機組を登用する配慮も示した。
 一方、行政改革・規制改革担当相に起用する河野太郎防衛相は、役所の縦割り打破などを掲げる菅氏の切り札だ。菅氏は15日夜、周囲に「河野には、俺がやりたいことをやってもらおうと思う」と語った。
 菅氏は官房長官として、訪日外国人客(インバウンド)の拡大や利水ダムの事前放流など複数の省庁にまたがる課題に積極的に取り組んだ。その役割を河野氏に託したといえる。
 河野氏は6月、防衛相として地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念した際、関係者に十分な根回しをせず反発を受けた。それでも菅氏は、軋轢を生んでも政策を実現する行動力を買った。
 「目玉だから、しっかりやれ!」
 菅氏は15日、河野氏をこう激励したという。周囲には「俺はつくるほうだから、壊すのは河野にやってもらう」と打ち明けた。
 菅氏は15日の党臨時総務会で、新内閣について「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破して規制改革を進め、国民のために働く内閣をつくっていきたい」と語った。盾と矛を兼ね備えた新内閣の評価はこれから問われる。