昨日、
食材を買い足すために
近所のスーパーマーケットに行ったら。
『日清カップヌードル抹茶鶏白湯』を叩き売り(笑
価格でセールしていたので。
買って食べてみました。
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この新商品、
今年の7月に売り出して。
賛否両論分かれて物議を醸した一品です。
先に、
私の感想を書いておくと。
『ハズレ』ですねぇ。
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というわけで、
食べた感想というか。
新商品……って、もう時期を外しているから
在庫一掃セール品になっていましたが。
『日清カップヌードル抹茶仕立ての鶏白湯』
の
私なりの評価を書いていきます。
というか、
普段は
こういう食レポみたいな事はしないんですけど。
ちょっと、
今回の商品は
あまりにも内容がアレだったというか。
日清食品も
よくもこんな『パチもん』売り出したなぁ。
と呆れてしまったので。
一言、
というか。
感じた事をダラダラ書く気になりました。
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なんというか、
食べ終わった印象が、
『これは先にネタありきで作った商品だなぁ』
という。
多分、
当初の予定なら
東京オリンピックにぶつける予定だったのでしょう。
それで、
『ジャパニーズ』っぽいイメージを強調するために。
『抹茶』を使ったカップヌードルを売り出そう、
って企画が立ち上がったのでしょうねぇ。
その片鱗は、
パッケージに印刷された富士山とか、
花魁の浮世絵っぽいキャラクターとか、
藍染め色のカラーリング……
これ、
東京オリンピックに大会ロゴともリンクした色使いですよ。
そういう所に見て取れます。
で、
抹茶は、
ミルクセーキとか牛乳系と相性がいいので。
クリーミー系ベースのスープが採用されたのでしょうね。
まあ、
ここまでの味の組み立ては判ります。
問題はこの先です。
商品は『鶏白湯』と銘打ってますけど。
いやこれ、
鶏白湯じゃないから(泣
マジで、
まともな鶏白湯ラーメン食べた人なら
わかると思いますけど。
昨今
主流になってきた
鶏白湯ラーメンって、
鶏ガラで豚骨並みのクリーミーさを出そうとして、
かなりガッツリ
鶏の風味が前面に出てくるんですよねぇ。
スープの中心は『鶏』なんですよ。
といっても、
鶏自体は
豚骨とかアゴ出しとかに比べたら
そこまで風味が強くないので。
あっさり上品な感じ、
悪くいうとパンチが弱くて淡泊な物足りない感じなんですけど。
それでも、
『鶏』の風味は間違いなく感じられます。
でも、
今回食べた
『日清カップヌードル抹茶鶏白湯』は
抹茶パウダーで抹茶の風味を出しているだけで。
他に
抹茶が使われている、というか。
抹茶を感じられる部分がないので。
スープが主張しないよう風味を押さえられている、
そういう組み立てで作る方針で、
豚骨は使えない、
シーフード系クラムチャウダーもダメ、
とか。
引き算していったら、
基本の鶏ガラベースにクリーミーパウダー足して、
トロ味を出したスープが牛乳っぽくなったので。
まあ、
格好が付いた、という。
そんな具合です。
味の組み立てが。
それでも、
鶏ガラベースのスープに、
さらに色々加えて
鶏白湯っぽく整えてあれば。
まだ納得いくのですけど。
この味は、
どこをどう味わっても、
鶏ガラ醤油だよねぇ……
適切に表現するのなら、
『抹茶鶏醤油クリーム・ラーメン』というべきですね。
ただ、
日本の場合、
『抹茶クリーム』とか名乗ると
どうしても
『スイーツ』的な甘ったるい味覚を連想しますから。
ラーメンとしては、
食欲そそる名称ではありません。
なので。
『抹茶仕立ての鶏白湯』という
名付けになったのでしょう。
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とまあ、
私的には、
この味の組み立てで、
あくまで
私の推測した内容ですけど、
それでも
鶏の風味も薄い、醤油ガラスープに
ただ
クリーミーパウダーぶちこんで、
白濁のトロ味つけた
鶏ガラベースのラーメンスープが
『鶏白湯』と名乗るのは。
そりゃあ、
ちょっと詐欺じゃないですかね。
と感じた次第です。
まあ、
『インスタントラーメンなんだから、
こんな物だ』
と言われたら、
そこまでなんですけど。
さすがに、
この味を『鶏白湯』とか言われたら、
どんだけ味音痴なんだ、としか言いようがないです。
『風味』って付くなら。
まあそうだよね……って納得できるかなぁ、という感じですねぇ。
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ちなみに、
日清食品からは、
「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」という商品も出ていて。
そちらには、
本体と別に、
『特製鶏旨香味油』が貼付しているのですよねぇ。
この油に、
鶏の旨味と風味がそこそこ詰まっていて。
これを足すことで、
『鶏白湯』っぽい味を再現しています。
粉末スープも、
通常の鶏ガラ醤油から、
色々と手が加わっていますし。
ただ、
その分、お値段も高め(笑
メーカー希望価格で250円超えてます。
こちらの商品の構成を
見て
ざっと想像できるのですけど。
200円以下の価格帯で使える
粉末スープだと、
鶏ガラスープの枠組みを超えて、
鶏白湯と名乗るのは難しい、って。
開発陣も判っていたはずです。
そういう状況下で、
抹茶パウダーを使用している、とか。
そりゃあもう、
基本スープの鶏ガラ醤油一択しかなくなるよねぇ……
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これ、
もしかして。
東京オリンピックが延期にならなかったら、
パッケージに
オリンピックロゴ載せて
商品価格を250円近辺の
イベント価格に設定して。
しっかり、
鶏白湯風味を再現する予定だったのかなぁ。
でも、
新型コロナのせいで
オリンピックが延期になってしまったので。
急遽、
通常価格帯で売れる商品にデチューンすることになった。
その結果、
今の形になった、とか……