アメリカ大統領選に関して、
まだまだ迷走が続きそうな現実を表す、
調査結果が
ニュース記事になっていたので。
ブックマークを付けてみました。
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この結果をして、
『共和党もトランプ氏の敗北を認めているじゃないか』
と思うのか。
それとも、
『負けを認めていないトランプ支持者が半分近くいるのか』
と見るのか。
これは、
どちらの評価になるのか、
見る人の思惑によって変わりますねぇ。
ただ、
どのような評価であれ、
いまだトランプ氏の勝利を信じている人が
相当な数、存在している。
その事実を示しているのは間違いありません。
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アメリカ・メディアは、
これまで
共和党内部でも
『選挙の敗北を認めるべきだ』な意見が出ていることを
たびたび報じてきましたけど。
それ、
過半数以下でした、という。
実際のところ、
タイトルには『真っ二つ』と書きましたけど。
こういう調査の回答って、
『勝者はトランプ氏』・『勝者はバイデン氏』・『判らない』
とか、
回答を保留できる項目が必ず用意されている筈ですから。
その点を考慮に入れると、
共和党支持者で
バイデン氏の勝利を認めている人は
過半数に届いていないのは明確です。
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しかも、
さらにヤバいのが。
共和党支持者くくりを外して。
全米に調査対象を広げた中で、
今回の
アメリカ大統領選挙の結果について
『正当で正確』なものだとして支持している人が
55%しかいない、という。
かろうじて過半数(笑
つまり、
選挙の結果に懐疑的、
もしくは
自信が持てない、
という有権者もいまだに過半数近く存在している、
という事実。
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日本のメディアは、
トランプ大統領の暴走が国民を煽っている、
という視点での
ニュースばかり流すのですけど。
現実は
逆で。
トランプ大統領の暴走の背景には、
こういう
アメリカ国民の
現状の選挙制度に対する不審不満、懐疑的な見方が広く浸透している、
そういう土壌があってこそ。
なんですよねぇ。
郵便投票に対する不信は、
トランプ大統領の専売特許ではないのです。
これまでは、
郵便投票とかが占める割合は得票全体の中でわずかでしたので。
大勢にさほど影響しないため、
問題視されてこなかったのが。
今回は、
全体の5分の1とか4分の1を郵便投票が占める、という。
異例事態になったため。
今まで先送りしてきた問題が一気に噴出した、
という側面も重なっています。
日本メディアが扱うニュースを見ていると、
そこをすっ飛ばして語られていることが多いので。
アメリカ情勢の報道内容としては、
かなり危ういんですけど。
この点、
なかなか改まらないんだよなぁ……
「正当な勝者はトランプ氏」共和党支持者の52% ロイター世論調査
【ワシントン=黒瀬悦成】ロイター通信は18日、米大統領選の勝敗に関して実施した全米世論調査で、全体の73%が大統領選の勝者は民主党のバイデン前副大統領だと回答する一方、共和党支持者の間では52%がトランプ大統領を「正当な勝者」とみなしていたと発表した。
トランプ氏は選挙後、具体的な根拠を示さないまま「選挙に不正があった」と繰り返し主張しているが、支持者の多くが同氏に賛同している実態が浮き彫りとなった。
調査によると、全米の有権者の55%が今年の大統領選の結果は「正当で正確だった」と答え、2016年の前回大統領選直後に実施された同様の調査に比べ7ポイント下落した。共和党支持者に限ると、「正当で正確」との回答は26%だった。
16年大統領選では、民主党支持者の52%が同党のクリントン候補の敗北を「正当で正確」な結果として受け入れていた。
一方、「選挙で不正が行われた」との回答は、全体で28%で、16年調査に比べ12ポイント増加した。また、共和党支持者の68%が選挙で「不正」があったと懸念すると答える一方、民主党支持者で不正を懸念しているのは16%にとどまった。
調査は13~17日、全米の1346人を対象にオンライン形式で行われた。