昭和時代の星が、
また一つ消えてしまいました。
なんというのかなぁ……
こうして『歴史』が積み重なっていくのですねぇ。
時の流れとは、
こういうものだと頭で分かっていても。
この年になると、
心から、
何かがごっそり抜け落ちていきます。
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私は
単なる一ファンで。
直接の面識はありません。
ただただ、
テレビのブラウン管に映る姿を見ているだけでした。
それでも
その時間は、
私の人生の一部なんですよねぇ。
誰かを見送る、
というのは、
そういう自分の人生の一部を無くしてしまう事でも
あるわけで。
スターという存在は、
そうやって
無数の人の人生と時間を共有していた存在なわけで。
それが
消えてしまうのは
やはり、
つらいです。
伊東四朗さん「オレより先に逝くなんて馬鹿野郎」…小松政夫さん死去
「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」などで知られるコメディアンで俳優の小松政夫(こまつ・まさお、本名・松崎雅臣=まつざき・まさおみ)さんが7日、肝細胞がんのため東京都内の病院で死去した。78歳だった。告別式は家族で行った。喪主は妻、朋子さん。
福岡市・博多出身。高校卒業後、俳優を目指し上京。自動車のセールスマンなどを経て、クレージーキャッツの植木等さんに付き人兼運転手として弟子入り。テレビ「シャボン玉ホリデー」でのギャグ「知らない、知らない」が当たり、タレントとして独り立ちした。
1976年に始まったバラエティー番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」で伊東四朗さんと共に人気を集め、コミックソング「デンセンマンの電線音頭」「しらけ鳥音頭」をヒットさせた。「小松の親分さん」のキャラクターや、「表彰状、あんたはエライ!」などのギャグ、映画評論家の淀川長治さんのものまねでも親しまれた。
コメディーからシリアスまで演じる、味のある俳優としても活躍。一人芝居やイッセー尾形さんとの二人芝居、「前略おふくろ様」や「北の国から」を始めとするテレビドラマなど、幅広く活動した。2011年から日本喜劇人協会の会長も務めていた。
伊東四朗さんのコメント「オレより先に逝くなんて馬鹿野郎。会いたかった」