いつもの、
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
869人でした。
そのうちわけは
市中感染者が824人、
海外からの流入組が45人。
でした。
この数字、
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比0.98倍(先週880人
市中感染で前週比0.97倍(先週848人
という結果です。
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増えてはいません、
これまでみたいにドカンと増えていないのは確かなんですけど……
では、
減ったのか。
というと、
ブックマークを付けた記事の中にも書いてあるとおり、
そうとも評価しにくい。
強いて言うのなら、
『横這い』と評するべきでしょうか。
前週比で0.97倍とか0.98倍とか。
ほぼ1倍、同数ですからねぇ。
いわゆる、
『高止まり』状態です。
このまま、
この状況が続くと
病院がパンクする、という(笑
それはもう、
先行している日本で実証済みです。
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とまあ、
現状がそんな具合なので。
韓国政府防疫当局は
さらに人的接触機会を削減するために、
『変形版ロックダウン』とでも呼ぶべき、
行動規制を打ち出してきました。
うーん、
でも
この手の対策を小出しにするのは
悪手なんですよねぇ。
拡大スピードを鈍化させることは出来ても、
反転減少させるにまでは至らない。
その結果、
だらだらと感染拡大が続いて、
病院に患者がどんどん積み上がり、
パンクするだけ、
という結果を招きます。
いちおう、
そういう結果が出てるだろう事は
韓国政府防疫当局も理解しているようなのですけど。
それならそれで、
この先、
どうするつもりなんだろう……
韓国の新規コロナ感染者 2日連続で1千人下回る=死者は2日連続最多
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から869人増え、累計5万1460人になったと発表した。市中感染が824人、海外からの入国者の感染が45人だった。1日当たりの新規感染者数は20日に過去最高の1097人を記録した後、翌日は926人と1000人を切り、この日はさらに57人減少した。
だが、依然として全国各地でクラスター(感染者集団)の発生が相次いでおり、感染者の増加ペースが鈍化したとはいえない状況だ。防疫当局は来週も1日当たりの感染者が1000~1200人程度発生するとの見通しを示している。
また、死者数は前日と並び過去最多の24人を記録するなど、主な防疫指標も悪化している。政府は深刻な状況だと判断し、23日から首都圏で5人以上の集まりを禁止するとともに24日からは全国のスキー場などウインタースポーツ施設の営業を中止し、年末年始に人が集まる全国の観光名所も閉鎖することを決めた。これらの措置は来月3日まで実施される。
新たに確認された市中感染者は824人で、前日に比べると68人少なかった。地域別にみると、ソウル市が309人、京畿道が193人、仁川市が44人で、首都圏が546人を占めた。
首都圏以外では慶尚北道が58人、大邱市が39人、忠清北道が30人、釜山市と光州市がそれぞれ26人、江原道が23人、済州道が19人、慶尚南道が18人、忠清南道が15人、大田市が9人、蔚山市が6人、全羅北道と全羅南道がそれぞれ4人、世宗市が1人だった。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領が収監されているソウル東部拘置所では前日までに217人の感染が確認された。京畿道富川市の療養型病院では146人の感染者が発生した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは45人で、このうち18人は空港や港湾での検疫で判明し、27人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から24人増えて計722人となった。韓国国内の平均致死率は1.40%。
重篤・重症患者は281人で、前日から7人増えた。
21日の検査件数は5万8571件で、休日だった前日より2万7804件多かった。陽性率は1.48%で、前日の3.01%から大幅に下落した。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
「5人以上の集まり禁止」全国に拡大 韓国政府が年末年始のコロナ対策
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は22日、新型コロナウイルス対策を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議を開き、感染拡大を防ぐため「5人以上の私的な集まりを制限し、飲食店に適用する感染防止ルールを大幅に強化する」と述べた。首都圏のソウル市、京畿道、仁川市が行政命令として実施を決めた「5人以上の集合禁止」措置を全国に拡大することを意味する。
丁氏はまた、年末年始の特別防疫対策として、スキー場などのウインタースポーツ施設の運営を全面的に停止するほか、年末年始に人が集まる主な観光名所も閉鎖すると明らかにした。大規模な集団感染の発生が続く療養型病院、精神科病院などについては外部からの出入りを規制し、該当する病院の従事者に対しては私的な集まりを禁止するとした。
今回の特別防疫対策の適用期間は24日から来年1月3日まで。全国に一括で適用し、自治体ごとに基準を緩和できないようにする。
丁氏は、21日には臨時検査所での実施を含め約11万件に達する検査が行われたが、感染確認は800人台にとどまり、状況の好転が期待されるとし、「1年間のコロナとのつらい闘いも、今回のヤマ場を越えれば大詰めを迎える」と述べた。一方で、「クリスマスと正月の連休がコロナ(感染再拡大)の導火線になってはならない」と強調した。
防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを最も高い第3段階に引き上げるかどうかについては、「政府は形式的な段階調整よりも生活の中での感染拡大を実質的に遮断していく」と述べ、第3段階よりも厳しい防疫措置を取って流行「第3波」の勢いを確実にそぐと説明した。
来週は1日最大1200人感染の可能性 減少の余地も=韓国当局
【ソウル聯合ニュース】韓国政府・中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は21日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が続く場合、来週には1日当たり1000人から1200人の新規感染者が発生する可能性があるとの見通しを示した。
鄭氏は1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が先週は1.28になったとした上で、「社会的な距離確保により、人との接触が減って感染者が減少する余地はあるが、ソウル東部拘置所の事例のように大規模な集団感染が起きれば感染者がさらに発生する可能性もある」と説明した。
実効再生産数が1を上回れば「流行持続」、1を下回れば「発生減少」を意味する。
韓国政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、8日から首都圏の社会的な距離確保のレベルを上から2番目の第2.5段階に、首都圏以外の地域は第2段階にそれぞれ引き上げた。鄭氏は「抑制の効果があり、これ以上の急増はある程度防いでいるが、流行のピークを抑え、反転させるほどまでの効果ではないと判断する。注視する必要がある」との認識を示した。