今朝というかお昼頃に
飛び込んできたニュースです。
ゴールディンウィーク明けから、
日本全国で
一般市民……高齢者へのワクチン接種が
本格化したのに伴って。
様々なトラブルが発生していて。
それが連日
ニュースとして取り上げられていますけど。
その中でも、
これは最悪の部類ですね（怒
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東証一部に上場している
企業グループの社員が、
市役所に
ワクチン接種を優先して手配するように圧力をかけて。
市役所が圧力に屈服し手配したのだけど。
その事実が外部に漏れてしまったため、
すぐに撤回。
陳謝した、という。
便宜を図った市役所の対応も最低ですが。
それ以上に、
大企業の会長夫妻を優先するように便宜を図れ、と
市役所にしつこく圧力をかけた
『スギ薬局』が企業として最低です。
ニュースでは、
市役所に何度も連絡してきたのは、
会長夫妻の秘書だと報道されていましたが。
夫妻当人からの指示があったのか。
それとも
秘書や社員が独断で市役所に圧力をかけて、
その事実を知った
会長夫妻、他の社員が慌てて取り消しに動いたのか。
そこは明らかにされていませんが。
どちらにしろ、
企業としての見識、というよりも
『正気』を疑われる行動であるのは間違いありません。
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その点は、
大方の人もそのように考えているらしく。
本日、
このニュースのせいで、
株式市場では、
朝から
スギホールディングス銘柄は売り一色。
見事なまでにたたき売られています。
さすがに
社員の不祥事だけで
業績悪化案件ではないので。
取引制限がかかるストップ安までは
落ちていませんけど。
それも、
この後の
スギホールディングスの内部調査、
そして
調査結果の発表内容と、
処分次第では。
さらに墜落していきますよ。
とくに最近は、
機関投資家が投資対象を測る尺度として
『社会貢献度』などを
評価対象に組み込んでいますから。
代表的な指標として使われているのが、
ＳＤＧｓなどの企業活動です。
その一方で、
企業の不祥事に対しては、
かなり大きなマイナス評価を付けるようになっています。
そういうご時世に、
このような暴挙です。
今回の一件は、
スギホールディングスの企業としての
感度の低さが露呈してしまった。
としか言い様がありません。
「スギ薬局」ＨＤ会長夫妻のワクチン接種、副市長が優先予約を指示「市に多大な貢献」
新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種で、愛知県西尾市の近藤芳英副市長が、「スギ薬局」を展開する「スギホールディングス」（ＨＤ、愛知県大府市）創業者で同市在住の杉浦広一会長と妻の予約を優先的にとるよう、市の担当部署に指示していたことが分かった。近藤副市長が１１日に記者会見し、明らかにした。
近藤副市長によると、４月初旬にスギＨＤの社員から市健康課に、夫妻が早く接種できないかと相談があった。同課はいったん断ったが、同月中旬、近藤副市長が指示し、同市で高齢者の集団接種が始まった今月１０日の予約をした。外部から指摘があり、市は１０日、夫妻の予約を急きょ取り消したという。
近藤副市長は「市に多大な貢献をしている夫妻のために依頼したが、誤った判断だった。市民や職員に申し訳ない」と陳謝した。
スギＨＤは「社員への聞き取りなどで事実関係を調査中で、現時点でそれ以上はコメントできない」としている。
