いつもの
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
2368人でした。
そのうちわけは
市中感染者が2358人、
海外からの流入組が10人。
さらに
市中感染者のうち
首都圏で確認されたのが1854人。
首都圏が市中感染全体に占める割合は
79%でした。
この数字、
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比1.01倍(先週2344人
市中感染で前週比1.01(先週2324人
首都圏で前週比0.99倍(先週1866人
という結果です。
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ざっと見て、
1週間前の報告数とほぼ同じ。
やや上回っている、という数が出てきました。
これは
急激な感染爆発は避けられたものの。
ジリジリと
感染者が増えているw
そんな具合ですね。
ただ、
首都圏だけに限って見ると。
今回は
前週の数字を下回っています。
これが
感染抑止に転じたシグナルなのか。
それとも、
一時的に数字が少なく出ただけの
統計上のブレなのか。
このあたり、
明日からの数字の動きに要注意、でしょうか。
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あと、
気になる点としては。
最近、
韓国メディアがやたらと取り上げている、
新型コロナ関連の入院患者のうち
重症患者の数が過去最多を更新して増加中、
という事実です。
これ、
ワクチン接種が進んでいる現状と照らし合わせると、
明らかに矛盾しているんですよね。
ワクチンの効果が発揮されれば
感染者の数は減らせなくても
重症者は目に見えて減少する……
そういう結果が
世界中で報告されているのに。
なぜか、
韓国では
ワクチン接種が進んでいるのに
感染者の数も重症患者の数も一向に減らず、
増え続けていますw
韓国政府は
この椿事の原因に
『ブレイクスルー感染』を挙げていますけど。
だとしたら、
ブレイクスルー感染で
重症患者の数が増えたのと同じように、
感染者総数が
もっと増えている筈です。
1週間前の重症患者数が382人で、
今回の報告では475人。
伸び率で24%増、
これについて、
感染者の増加が重症者の数に反映されるまで
3週間ほどタイムラグがある、と
これまでの治験で判明していますから。
ざっと、
3週間前の新規感染者数と
今回報告された新規感染者数を比べてみると。
その時々の患者総数のデータが見当たらないので
新規感染者の数だけで見ると。
3週間前が1440人で、
今回が2358人。
ざっと64%増ですね。
最近は、
今回報告された水準で感染者が増えていますので。
それからして、
感染者総数=新型コロナ関連の患者総数が増えたから
それに伴い重症者の数も増えた。
ここまでは
報告されている数字通りだとして。
今の感染者増がすべて『ブレイクスルー感染』由来、原因となるのか、
というと……
韓国の新規コロナ感染者2368人 重症者が3日連続で過去最多
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2368人増え、累計39万719人になったと発表した。市中感染が2358人、海外からの入国者の感染が10人。1日当たりの新規感染者数は前日(2520人)より152人少ないが、3日連続で2000人を超えた。
今月1日から新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行したことに伴う行動制限緩和の影響で感染者が増加傾向にある。ウイルスが広がりやすい冬に差し掛かり、感染拡大がさらに続く可能性がある。
重篤・重症患者は前日から2人増の475人となり、3日連続で過去最多を更新した。死者は前日から18人増えて計3051人となった。韓国国内の平均致死率は0.78%。
感染拡大や重症者の増加などが続けば、来月中旬ごろに予定している段階的な日常生活の回復の第2段階への移行は困難との見方も出ている。
この日新たに確認された市中感染者2358人を地域別にみると、ソウル市が944人、京畿道が790人、仁川市が120人で、首都圏が計1854人と全体の78.6%を占めた。
首都圏以外の地域では大邱市が70人、慶尚南道が68人、全羅北道が65人、釜山市が63人、忠清南道が59人、慶尚北道が41人、江原道が30人、忠清北道が26人、大田市が25人、済州道が21人、全羅南道が15人、光州市が11人、世宗市が6人、蔚山市が4人の計504人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは10人で、前日より16人少なかった。
11日の検査件数は4万8257件で、ほかに臨時検査所での検査が9万7067件だった。
増えるコロナ重症患者 「追加接種・防疫管理に万全期す」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は12日、国内で新型コロナウイルス感染症の重症患者が増加していることに懸念を示し、ワクチンの追加接種と感染対策の徹底に総力を挙げると強調した。
政府の中央災難(災害)安全対策本部の会議冒頭、権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官は「日常生活の回復(ウィズコロナ)第1段階に入ってから10日が過ぎた現在、重篤・重症患者が475人と最多を記録している」と言及した。政府は今月1日、新型コロナの感染対策と経済・社会活動を両立させる新たな防疫体制に移行した。重篤・重症患者は12日午前0時までの24時間で2人増えて475人となり、3日連続で過去最多を更新している。
権氏は、1日当たりの新規感染者数が2000人を超えており、中でも60歳以上の感染者が増えている点を指摘。ワクチン接種を終えてから時間がたつ高齢者の間で、感染予防効果が低下して接種完了後に感染する「ブレイクスルー感染」が広がっているとした。療養病院と療養型施設のクラスター(感染者集団)発生にも懸念を示した。
同氏はこの先も困難はあり得るとの見方を示しながらも、「追加接種と防疫管理に万全を期し、段階的な日常回復を続けていく」と強調。政府と当局は医療体制を整え、状況の変化に直ちに対応すると述べた。高齢者利用施設の運営側には速やかな追加接種と徹底した防疫管理を求め、国民にも接種を促した。