昨日
この与太書きで
取り上げた
知床の観光船が遭難沈没した後、
2か月も行方不明になっていた遭難者の遺体が
ロシア領サハリンで発見された件。
その続報が
昨日さらに追加発表されたので、
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
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ただ、
続報と言いつつも
その内容は、
昨日取り上げたものと大差ありません。
ロシア領サハリン=旧・樺太の南部沿岸で
沈没した知床観光船の遭難者とみられる遺体が
発見された。
ここまでは
一昨日すでに発表されていましたが、
その遺体は救命胴衣を付けていて、
この救命胴衣に船名の「KAZU」との表示があったので。
沈没した知床の観光船『KAZU1』の遭難者、と
特定されました、と。
この部分が
新たな情報ですね。
さらに、
遺体の性別、
携帯電話や車の鍵などの所持品も
一緒に見つかっている、
と。
この情報も新たに追加されています。
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いちおう、
現時点では
『見なし』の段階で。
詳細な確認、特定作業は
これから行われるのだとか。
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うーむ、
新たな発見はありませんが、けっこう詳しい情報が出てきましたね。
携帯電話とか車の鍵などの
所持品を持っていた点とか。
これら所持品の解析が進めば、
身元の特定が出来そうです。
最終的にはDNA鑑定になりますけど。
その前に、
見込み情報が発表されそうです。
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ただ、
私的には
身元の特定情報よりも、
漂着地点についての詳細が知りたかったのですが。
そちらについては
明らかにされていません。
今回公開された情報では
『サハリン南部の沿岸』とまで発表されましたが、
沿岸とは
果たして東側なのか西側なのか。
それとも、
南端の湾状になっている部分、
亜庭湾の沿岸なのか。
それとも、
もっと北方の
多来加湾の沿岸……ここまで来ると『南部』とは言い難いので。
これは無いと思っていますけど。
どこに漂着していたのか、
その場所によって。
いまだに発見されていない行方不明者の、
予想される漂流ルートの想定が
まったく変わってきますから。
それに関する情報が知りたかったのですが……
今回発表された続報では、
それについての言及はありませんでした。
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ただ、
ロシア側と
行方不明者の捜索について
連携を強めていく、
みたいな
日本政府関係者のコメントが出ていますので。
ひょっとしたら
サハリン周辺で大がかりな合同捜索を
計画しているのかな。
知床観光船沈没 見つかった遺体の救命胴衣に「KAZU」の文字
2022年6月29日 4時40分
北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、サハリン南部の沿岸で見つかった日本人とみられる遺体について、つけていた救命胴衣には船名の「KAZU」という文字が記されていたことが関係者への取材で分かりました。
遺体は男性とみられ、海上保安庁などは行方がわかっていない乗客・乗員12人のうちの1人の可能性が高いとみて、ロシア当局との間で身元の特定に向けた調整を進める見通しです。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故では、14人が死亡し、いまも12人の行方が分かっておらず、28日午後、ロシア当局から、サハリン南部の沿岸で日本人とみられる遺体が見つかったと日本側に連絡がありました。
これまでの調べで、遺体は救命胴衣をつけていたことが確認されていますが、観光船の名前と同じ「KAZU」という文字が記されていたことが関係者への取材で分かりました。
また、遺体は男性とみられ、黒色の携帯電話や車の鍵などの所持品もあったとロシア当局から報告を受けているということです。
海上保安庁などは、見つかった遺体はいまも行方が分かっていない観光船の乗客・乗員12人のうちの1人の可能性が高いとみて、ロシア当局との間で身元の特定に向けた調整を進める見通しです。
「海難救助など日ロの連携協力 重要」海保 石井長官就任会見
2022年6月28日 21時14分
海上保安庁の新しい長官に就任した石井昌平氏が記者会見し、北海道・知床半島沖の観光船の沈没事故を念頭に、日ロ関係の悪化が懸念される中でも、海難救助など必要不可欠な連携協力は重要だという考えを示しました。
石井氏は、昭和63年に旧運輸省に入省したいわゆるキャリア官僚で、海上保安庁でも第五管区海上保安本部長や本庁の次長などを歴任してきました。
海上保安庁のトップにキャリア官僚が就任するのは9年ぶりです。
石井長官は28日の就任の記者会見で、ロシアのウクライナへの侵攻で日ロ関係の悪化が懸念される中、海上保安当局どうしの関係について問われたのに対し「海難救助などの観点から、必要不可欠な連携協力については維持していくことが重要だ」と述べました。
知床半島沖の沈没事故では、行方が分かっていない乗客・乗員の捜索や身元確認についてロシア当局と情報をやり取りするなどしていて、引き続き連携を図っていく考えを示しました。
また、中国が沖縄県の尖閣諸島周辺で活動を活発化させるなど、海洋進出の動きを強めていることについては「接続水域内の航行や領海侵入が相次いでいることは極めて深刻である」と述べたうえで、領海警備に万全を期す考えを強調しました。