これは、
なんというか……
痴呆症老人の介護現場を象徴するような、
事態になってきましたねぇ。
と
感じ入ってしまったので。
ニュース記事に
ブックマークを付けました。
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私は、
そういう現場に立ち会った事はありませんが。
ここ2~3年で
両親を介護する立場になってから。
まあ、
色々な話を聞く機会が増えまして。
そういう
噂話を耳にするようになりました。
とは言っても、
そういう事例の噂話って
当然、
数がとても少ないですし。
だからこそ、
滅多にないので
たまたま耳に入ると、
記憶に残って
断片的に覚えていたりします。
って、
ウロ覚えになるのですけども。
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定番は、
『昨日まで元気だった人が……』ってシチュエーションなのですが。
前日まで元気だった人の突然死って、
意外に思われますけど
実際には
心不全とか、
脳卒中とか、
それなりに歳をめされた老人だと
珍しくありません。
それよりも、
実際の現場を知らない人だと
よくあり得そうにみえるけど、
介護の現場だと
まず有り得ないのが、
薬の飲み間違いとか過剰摂取とかによる
薬物中毒死です。
というか、
薬物中毒死って
本当に滅多に起きません。
なぜなら、
介護する人間が
まず真っ先に警戒して
薬の誤飲が起きないように
徹底的に
環境を整えるからです。
そしてさらに、
老人って
物を飲み込む力が衰えるため、
体力的に、
身体機能的に、
一時で大量の服薬は無理なんです。
大量の薬を飲むには
他人の介助がないと無理です。
それも
小分けにして
時間をかけて少しずつしか飲み込ません。
なので、
市販薬なら
中毒死するような量を飲む前に、
薬の効果が出てしまって。
酔っ払ったような酩酊状態、というか。
意識レベルが朦朧とした状態になって、
致死量を
最後まで呑みきれない。
はずなんですよ、
通常では処方されない強力な薬を使う、
か。
すぐに溶けて吸収されないように、
特殊カプセルに入れて時間稼ぎをする、みたいな工作を加えたり、
そういった
通常では有り得ない、
最初から中毒死を狙った特別な準備をしないと。
かなり難しい。
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それは
警察も重々承知しているハズ。
ただねぇ、
それが何かの証拠になるのか、
というと。
うーむ……
それで
違和感を持ちつつ捜査を進めていくと。
介護している人間が
なんらかの事情で介護不可能になってしまって。
今の生活を維持するのが不可能になったときに、
暗に
自決を迫る提案をする、
そんな事例が
たまに
出てくるんですよねぇ……
しかし
当事者は死んでしまっているし
記録も残っていないし、
で。
確認のしようがない……
それで、
噂話になったりするわけでして。
介護仲間というか、
私と同じにように
親の介護に奔走している人たちから
ごくたまに
そんな話を聞いたりします……
猿之助さん「両親と心中図った」と説明、3人とも睡眠薬飲んだか…警視庁が任意聴取
自宅から救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)が24日、警視庁の任意の事情聴取に「両親と心中を図った」という趣旨の説明をしたことが捜査関係者への取材でわかった。3人とも睡眠薬を飲んだ可能性があり、警視庁が経緯を調べている。
警視庁幹部によると、猿之助さんと父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)、母親(75)の3人は18日、東京都目黒区の自宅で倒れているのが見つかり、段四郎さんと母親は死亡した。猿之助さんが書いた遺書とみられる書き置きが室内から見つかった。
捜査関係者によると、両親の死因は向精神薬中毒とみられ、猿之助さんも病院搬送時、何らかの薬を飲んだ形跡があった。自宅内から睡眠薬などは見つかっていないという。◇
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