kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いろいろ大変だなぁと思う…… ── 日本テレビ 「スタジオジブリ」子会社化へ

私は、
関係者の方とは直接の面識がないので、
場末に流れてくる噂話程度でしか詳細を知らないのですけど。
泡沫業界人の一人として
いろいろと大変だなぁ、
とは思います。



今回の決定、
まず第一の目的は版権、資料的価値のある制作原画などの管理を目的とした
子会社化でしょうね。
私的な基準で
世界的に名前が知られている作品をざっと並べてみると、
千と千尋の神隠し
となりのトトロ
魔女の宅急便
紅の豚
もののけ姫
天空の城ラピュタ
とまあ、
有名どころだけでもこれだけあって。
他にも
まだまだ
たくさんの作品がありますけど。
それらの
制作記録である
原版をどうやって管理していくのか。
これだけでも大問題です。
とても個人で保管出来る量ではありませんねぇ。
博物館なり、
どこかに寄贈できればいいのですけど。
だいたいは不可能なので、
自前で作って運営するのが
業界の通例で。
有名マンガ家の博物館とか記念館とかいうのが、
それにあたるのですけど。
スタジオジブリもそれに倣うとするのなら、
それを管理する団体なり会社が必要でして。
スタジオジブリの場合は、
まだスタジオが残っているので。
それを存続させて
宮崎駿監督が現役の間は制作を続けるけど、
ゆくゆくは管理会社へと移行する、
という。
そのためには
しかりとした親会社というか後ろ盾、パトロンが必要で。
日本テレビ
それを引き受けた、
という流れなのでしょう。



宮崎駿監督って
業界の中では
かなり立ち位置が特殊というか。
東映からの独立組で、
独立するときに徳間書店を頼って、
東宝や松竹とは距離が出来ていて。
最近
業界最大手になってきた角川とかの萌え系とは一線を画していて。
徳間書店が経営不振になった後は、
独立して
米大手のディズニーと提携するとかね。
国内で
引き受け手が見つからなかったんですよねぇ。
テレビ大手だと
もっとも仲がいいのが日本テレビ系列だけだし。
NHKとは
それなりの付き合いがあるけど。
それなりの付き合いだし。
なので、
今回は
ネット大手と提携するんじゃないか、という噂もありました。
本当に
国内に残ったのは
ギリギリの決断だったんじゃないのかな。

 

 

www3.nhk.or.jp

日本テレビスタジオジブリ」子会社化へ

 日本テレビは、宮崎駿 監督の作品を手がける「スタジオジブリ」を子会社化すると発表しました。
 日本テレビは、宮崎駿 監督のアニメーション映画を手がける「スタジオジブリ」の株式を議決権ベースで42.3%取得すると発表しました。
 そのうえで、社長を含めた役員を派遣し、経営を支援する契約を結ぶことによって、10月6日付けで子会社化するということです。
 子会社化後もスタジオジブリは、映画の制作などに専念していくとしています。
 日本テレビは、1985年に宮崎監督の代表作「風の谷のナウシカ」をテレビで初めて放送して以降、映画番組を通じて作品の放送を続けてきたとしています。
 宮崎監督や鈴木敏夫プロデューサーの後継者を探す中で、両社で協議した結果、今回の決定に至ったということです。
 日本テレビは「スタジオジブリの価値観を尊重し続けてきたからこそ、今後もブランド価値を永続的に守り続けることができる」などとしています。

 

ジブリ 鈴木プロデューサー「経営は任せて作品づくりに没頭」
 スタジオジブリの社長を退く鈴木敏夫プロデューサーは、今回の子会社化について「スタジオジブリは、想像を超えて大きな存在になり、個人ではなくて大きな力を借りないとうまくいかないし、安心して働くことができない。後継者の問題があるなかで、つきあいの長い日本テレビに経営をお願いするのは、周囲にも納得してもらえると思った。宮崎駿 監督にも話をしたが本人は納得していた。経営の部分は任せて、僕らは作品づくりに没頭する。都合の良い話だけど、今までどおりジブリをやってかまわない、それを守る中で両者の関係を深くしていこうということになった」と説明しました。
 また、今後のアニメ制作の体制については「これまでいろいろやってきたが、宮崎監督に続く有望な監督を育成する困難さを知った。スタジオジブリは世界でも珍しい映画しか作らない会社だが、若い人材を育成するのに必要なのはテレビシリーズで、秀作を作ってもらうことだ。そのためには本物の経営者が必要だ」と話しました。
 そして、宮崎監督の次回作について問われると「宮崎監督は、もし支持してくれる人がいるなら企画だけは考えても良いと思っているのは間違いない」と話していました。
 また、会見に出席した日本テレビの杉山美邦会長は「今まで以上にアニメ作りが円滑にできるように、最大限の支援をしていきたい。日本テレビにとってもプラスになると考えている」と話していました。
 新たにスタジオジブリの社長に就任する日本テレビの福田博之専務は「大役を仰せつかり緊張しているが、できるかぎりの力を発揮したい。間違ってもジブリファンをがっかりさせることはしません」と意気込みを語りました。